レビュー AJAZZ AJ159 APEX ゲーミングマウス
AJ159 APEX
接続方式 | 無線 / 有線 両方可能 |
ケーブル | 着脱式USB Type-C パラコードケーブル |
メインスイッチ | Huano Green |
センサー | PAW3950APEX |
サイズ | 118.0×63.0x37.7mm |
重量 | 約56g |
デバウンスタイム | 2-10mmで調整可能 |
DPI | 最大42000DPIまで(50単位で調整可能) |
ポーリングレート | 最大8K対応 |
LOD | 0.7, 1.0, 2.0mmの三段階で設定可 |
ハイスピードモード | ポーリングレート1K時のみ使用可能 |
Motion Sync | 設定不可 |
購入方法と販売店
試せるお店
メモ
- コストパフォーマンスに優れる
- 左右対称小型軽量
- 高性能・多機能ゲーミングマウス
- PAW3395センサーを搭載
- ポーリングレート最大8K対応
- インストール不要のウェブアプリ対応
動画
カラバリとコーティング
AJAZZ AJ159 APEXは、コーティングなしのホワイトとブラック、コーティングありのブルーとオレンジのバリエーションがあります。実際に触って比較すると、コーティングの有無で明確な違いを感じられます。個人的には、コーティングありの方が好みです。
付属品
付属品には、Type-Cケーブル、充電ドック兼レシーバー、グリップテープ、交換用マウススケート、説明書一式が含まれています。
外見
上面
底面
AJAZZ AJ159 APEXは、左右対称形状を採用した小型マウスで、手の大きさに依りますが、様々な持ち方に対応しています。この特徴により、パームグリップ、クローグリップ、フィンガーティップグリップなど、個人の好みや使用状況に応じて柔軟に持ち方を変えることができます。
スケートは、その独特の形状に合わせて設計された専用のマウススケートが装着されています。
センサーはマウスの中心よりもやや前方に配置されています。底面には、DPI変更スイッチと、電源・無線モード切替を兼ねたスイッチが搭載されています。パソコンを2台同時に操作することがあるので、2.4GHzとBluetoothモードを切り替えられることで1台のマウスで完結できる点が気に入っています。
正面
後面
クリック部がマウス全体を覆う設計により、マウスの端に指を置くような持ち方をする人でも、快適にクリック操作を行えます。スイッチは「パキパキ」と歯切れのよい感触です。
左側面
右側面
AJAZZ AJ159 APEXは、中央から前面にかけて緩やかな傾斜があり、指が自然に置ける設計です。中央後方が最も高くなっているため、手のひらに自然にフィットし、操作性が高くなっています。また、マウスのくびれは親指と小指・薬指で快適にホールドできるカーブを描いています。
サイドボタンが本体から明確に突出しており、指に自然に当たる位置に配置されていることがわかります。
AJAZZ AJ159 APEXのスクロールホイールは、やや低めの位置に配置されています。ノッチの感触は控えめで、カチカチとした感覚はあまり強くありません。
多機能な充電ドック兼レシーバー
AJAZZ AJ159 APEXには、2.4GHzワイヤレスレシーバーと充電器が一体化した磁気充電ドックが付属しています。このドックには、カラフルなRGBディスプレイ画面が搭載されており、DPI、LOD、ポーリングレート、充電状態、日付と時刻の表示に加え、アニメーションGIFでカスタマイズすることも可能です。また、背面の物理ボタンによりライティングの変更もできます。
重量
AJAZZ AJ159 APEXの重量は実測値で57.5gでした。これは、肉抜きのないABS樹脂射出成形のマウス本体としては一般的な重さです。
持ち方
AJAZZ AJ159 APEXは、左右対称形状を採用したマウスで、手の大きさに依りますが様々な持ち方に対応しています。この特徴により、パームグリップ、クローグリップ、フィンガーティップグリップなど、個人の好みや使用状況に応じて柔軟に持ち方を変えることができます。
AJAZZ AJ159 APEXは、様々な手の大きさの方に適していますが、個人の手の大きさや好みによって最適な持ち方が異なる可能性があります。そのため、実際に使用してみることをお勧めします。
Lamzu Atlantis Miniと比較
Lamzu Atlantis Miniと比較すると、AJAZZ AJ159 APEXは形状が似ているものの、いくつかの違いがあります。AJAZZ AJ159 APEXは全長がわずかに長く、背の高さが低くなっています。
また、中央から前面にかけて緩やかな傾斜があるデザインを採用しており、サイドボタンはより小さめです。クリック部分はフルフラットで、指の置き場所に制限がありません。ホイールの高さもやや低く設計されています。重量については、AJAZZ AJ159 APEXがLamzu Atlantis Miniより約7グラム重くなっています。
Lamzu Atlantis Miniの大胆に肉抜きされた底面とは対照的に、AJAZZ AJ159 APEXの底面は肉抜きがありません。これは、先に述べた磁気充電ドックでの充電設計によるものです。この設計のため、マウス後部のマウススケート貼付可能な領域が制限されています。
ウェブアプリ Quantum Mechanical Kit
AJAZZ AJ159 APEXは、ウェブアプリ対応のため、充電ドック兼レシーバーやマウス本体の設定が可能です。インストール型のソフトウェアも存在しますが、QMKは日本語対応のWebアプリなので、PCに専用ソフトをインストールする必要がありません。
入力遅延測定
ゲーミングマウスの性能評価において、入力遅延の測定は極めて重要です。当サイトでは、LDATを使用してマウスの入力遅延を計測しています。具体的には、マウスクリックからマズルフラッシュが発光するまでの時間を高精度で測定します。この方法により、マウスの実際の応答性能を客観的かつ相対的に評価できます。当サイトでは、この測定の最小値と平均値を掲載しています。
しかし、マウスの総合的な評価には、入力遅延だけでなく、前述の形状、重量、ボタン配置なども考慮する必要があります。LDATの結果と他の要素を総合的に分析することで、より自分に適したゲーミングマウスを見つけることができるでしょう。
条件
項目 | 備考 |
CPU | Ryzen 9 7950X3D |
Mother Board | ASRock B650 livemixerを使用。マウスはLightning Gamingポートに接続 マウス以外のUSB機器は接続せず、キーボードはBluetooth接続 |
GPU | RTX3090 |
Display | Dell AW2524HF 500Hz |
Game | VALORANTの射撃演習場で測定。設定はフルスクリーンモード、ローインプットバッファモードをオン、Nvidia Reflex Low LatencyはOn + Boost。 垂直同期はオフ、グラフィック設定は低。 |
Mouse DPI | 800固定 |
Mouse Polling Rate | 1000Hzからスタートし、最大8Kまで測定 |
デバウンスタイム | 変更できるものは最小値に設定 |
クリック回数 | 100回 |
Firmwareバージョン | ID1755_V209 |
IOTVersion | V177 |
入力遅延 – 平均値
入力遅延の平均値を考慮すると、ワイヤレス1Kモードでは5.82msの平均遅延を記録し、高性能な製品であるLogicool Pro X Superlight 2(ワイヤレス1K)の5.52msに近い性能を発揮しています。2K、4K、8Kなどの高ポーリングレートモードでは、遅延が増加する傾向が見られ、高ポーリングレートの利点が他の要因によって相殺されている可能性があります。
AJAZZ AJ159 APEXは特に無線1Kモードで競合製品に匹敵する性能を持ちながらも、一部のポーリングレートでは改善の余地があることがわかります。
入力遅延 – 最小値
AJAZZ AJ159 APEXの最小遅延値は、全ポーリングレートにおいて非常に良い成績を残しています。特に無線1Kモードで優れた性能を示しています。このモードでは3.30msの最小遅延を記録しており、これは最速のSteelseries IKARI OPTICAL MOUSE(有線1K)と同等の優れた性能です。一方で、他のモードでは最小遅延値が微増する傾向が見られますが、全体的に見れば最小値は、十分に低い遅延を維持しています。
Mouse Tester
WLmouse Beast Miniを精確に1インチ摺動させて、Mouse Testerでセンサーの動きを視ましたが、特に異常はありませんでした。
結論
AJAZZ AJ159 APEXは、軽量設計と高性能を両立した左右対称のゲーミングマウスです。約56グラムの軽量ボディに最新PAW3950APEXセンサーを搭載し、最大8000Hzのポーリングレートに対応しています。ウェブブラウザ対応のアプリで簡単にカスタマイズでき、2.4GHz無線、Bluetooth、有線の3モード接続に対応しています。多機能な充電ドックも付属し、高性能ながらコストパフォーマンスに優れた製品となっています。
[レビューサンプル提供:KIBU]