レビュー Fnatic Gear Fnatic x LAMZU MAYA 8K ワイヤレスゲーミングマウス
Lamzu MAYA 8K ワイヤレスゲーミングマウス
接続方式 | 無線 / 有線 両方可能 |
ケーブル | 着脱式USB Type-C パラコートケーブルが付属 |
センサー | Pixart 3950 |
スイッチ | オムロン製の光学式スイッチ |
サイズ | 118.3 mm (長さ) x 62.1 mm (幅) x 37.7 mm (高さ) |
重量 | 約45g |
DPI | 50-30000 DPI (50刻みで設定可) |
ポーリングレート | 最大8000㎐ |
クリックレスポンスタイム | 0-20msで変更可 |
LOD | 0.7mm, 1.0mm, 2.0mmの3段階で設定可 |
Motion Sync | オン・オフ可 |
購入方法と販売店
FnaticGear Lamzu MAYA 8K
MAYA Doodleと通常モデル Lamzu MAYA 8K
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kについて
FnaticGearの「Lamzu MAYA 8K」は、Lamzu MAYA 8Kというゲーミングマウスをベースにしています。両モデルは同じ基本設計を共有していますが、FnaticGear Lamzu MAYA 8KはFnaticとのコラボレーションモデルであり、通常版と比べてカラーリングやデザイン、付属品などが異なります。
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、ゲーマーに特化した高性能ワイヤレスゲーミングマウスです。
- ポーリングレート:最大8,000Hzに対応し、極めて高い応答性を実現しています。
- センサー:最新のPixArt 3950センサーを搭載し、最大30,000 DPIまでの可能です。
- スイッチ:オムロン製の光学式スイッチを採用し、高速な応答性と確実なクリック感を実現しています。
- 軽量設計:約45gという軽量設計により、長時間の使用でも疲れにくく、快適な操作が可能です。対称的な形状で、様々な手のサイズやグリップスタイルに対応しています。
- バッテリー寿命:ポーリングレート1,000Hz時で最大80時間のバッテリー寿命を持ち、長時間のゲームプレイが可能です。8,000Hzに設定した場合、バッテリー寿命は約20時間になります。効率的な電力管理システムにより、充電の頻度を抑えつつ高性能を維持します。
- 接続方式:2.4GHzワイヤレス接続とUSB接続の両方に対応し、柔軟な使用が可能です。
- 豊富な付属品:様々なアクセサリーが同梱されており、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズが可能です。これにより、個人の好みや使用環境に合わせた最適な設定が可能になります。
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、軽量かつ高性能なゲーミングマウスとして、多くのゲーマーから支持を得ています。特筆すべき特徴は、軽量で様々なグリップスタイルに対応した形状と、8,000Hzの高速ポーリングレートです。さらに、スタイリッシュなデザインとFnaticのチームカラーを取り入れた外観も魅力の一つとなっています。
動画
付属品
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kには、豊富な付属品が同梱されており、ユーザーの使用体験を最大限に高めるよう配慮されています。これらの付属品は、マウスの性能を最大限に引き出し、快適な使用環境を整えるのに役立ちます。
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K本体
- 8Kレシーバー:高速な無線接続を実現するレシーバーが付属
- USB-A to USB-C ケーブル:充電と有線接続に対応
- PTFE製純正スケート:専用形状にカットされた純正スケート
- グリップテープ:より確実なグリップ力を提供
- Fnaticロゴステッカー:ファンアイテムとして
- コラボデザインの特別な巾着袋:持ち運びや保管に便利
- クイックスタートガイド:簡単セットアップをサポート
- Lamzu Dustproof Seal 純正底面防塵シール:マウス内部に埃や塵が混入するのを防止します
- 取扱説明書一式:使い方などが書かれたもの
これらの豊富な付属品により、ユーザーは購入後すぐにFnaticGear Lamzu MAYA 8Kの性能を最大限に活用できます。マウスの機能を十分に引き出し、快適な操作環境を整えることで、ゲーミング体験をさらに向上させることができるでしょう。
外見
上面
底面
形状
- 左右対称形状:様々な手のサイズやグリップスタイルに対応する左右対称デザインを採用。小~中サイズの手に最適ですが、大きな手でも快適に使用できるよう設計されています。
- シルエット:本体中央部が最も高く、後部に緩やかな隆起があり、手のひらにフィット。パームグリップ、クローグリップ、フィンガーティップグリップなど、多様なグリップスタイルに対応します。
- 軽量化設計:マウス底面に施された巧妙な肉抜き加工により、剛性を損なうことなく大幅な軽量化を実現しています
エルゴノミクス形状のマウスと比較すると、FnaticGear Lamzu MAYA 8Kの特徴がより際立ちます。エルゴノミクス形状のマウスが特定の持ち方を誘導するのに対し、FnaticGear Lamzu MAYA 8Kはより柔軟なアプローチを採用しています。
Lamzu Maya X 8Kには、底面デザインが埃や塵を集めやすく、マウス内部に侵入しやすいという問題があります。しかし、この欠点は付属のLamzu Dustproof Seal(純正底面防塵シール)を使用することで効果的に解決できます。
この高い自由度は、多様なユーザーのニーズに応える上で大きな利点となります。個人の手の大きさ、形、握り方は千差万別であり、一つの固定的な形状ですべてのユーザーを満足させることは困難です。FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、この課題に対して柔軟な解決策を提供しています。
センサー位置
- センサー:最新のPixArt 3950センサーを搭載し、最大30,000 DPIまでの可能です。
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kのセンサー位置は、マウス本体のほぼ中央に設計されています。この配置は、多くのユーザーにとって直感的で使いやすい位置となっています。筆者の手の大きさだとマウスを握った時の親指と小指の位置のちょうど真横に来る位置で意識しやすい場所にセンサーがあります。これにより、精密な動きや素早い反応が求められるゲームプレイ時に、より自然な操作感を得ることができます。
正面
後面
メインボタン
- デザイン:左右シェルがメインボタンの側面まで立ち上がる構造を採用。多くのユーザーに適していますが、メインボタンの端に指を置くグリップスタイルの場合、クリック時に干渉する可能性があります
- 滑らかな凹状のガイドデザイン:この独特な形状が人差し指と中指を自然に配置させます。このデザインは美観だけでなく、機能性も重視しています。指先同士の適切な距離を保ちながら、各指を理想的な位置へと自然に導くことで、ユーザーは意識せずに直感的かつ精密な操作を行えます
- クリック感:オムロン製光学式スイッチを採用。やや硬めながら明確な反応と歯切れの良さが特徴で、多くのユーザーに好評です
- トラベル:短いプリトラベルと少し長めのポストトラベルを組み合わせ、クリック時の操作感を最適化しています
剛性
- 高剛性構造:FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、綿密な設計により軽量でありながら高い剛性と優れた耐久性を実現しています。この特性により、激しいゲームプレイ中も安心して使用できます。軋みやたわみのない、高品質なゲーミングマウスとして仕上がっています。
左側面
右側面
コーティング
- 滑りにくいマットコーティング:FnaticGear Lamzu MAYA 8Kの表面コーティングは、滑らかさと適度な滑り止め効果を巧みに両立しています。このバランスの取れたマットコーティングにより、ユーザーは快適かつ正確なマウス操作が可能です。手汗をかきやすい筆者でさえ、長時間使用してもグリップ力が低下せず、快適に使い続けることができました
- 驚異的なグリップ力:手汗をかきやすい筆者でさえ、長時間の激しいゲームプレイ後も、グリップ力が全く低下せず、まるで手の一部のように快適に使い続けることができました
ケーブル
- 充電ケーブルの先端が上向きに角度がついているため、バッテリーが切れて有線で使用する状況になっても、マウスバンジーと併用することでケーブルがマウスパッドに接触せず、マウスの操作性を維持できます
ロゴデザイン
- ロゴデザインの魅力:左側面にはLAMZUのロゴ、右側面にはFNATICのロゴが配置されており、洗練されたデザインが所有欲を刺激します。これらのロゴは単なる装飾以上の意味を持ち、ブランドの個性と品質へのこだわりを象徴しています。
LEDライト
- 左側面の「LAMZU」ロゴ直下には、LEDライトが隠されています。このライトは、充電状態や現在のDPI設定を表示します。
サイドボタン
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kのサイドボタンは、使いやすさを重視した設計が特徴です。適度に突出した角張ったデザインを採用することで、ユーザーの親指が自然に触れる位置に配置されています。この形状により、ボタンの位置を視覚的に確認せずとも、触感だけで正確に操作することが可能となっています。
スクロールホイール
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kのスクロールホイールは、使いやすさと操作性を重視して、やや低めに配置されています。この配置により、指の動きが最小限に抑えられ、素早く正確なスクロール操作が可能となります。ホイールのグリップ力は、強すぎず弱すぎず、ちょうど良い感触です。
スクロールホイールは、1ノッチごとに明確な「カチカチ」感を提供します。適度な抵抗感があり、強すぎず軽すぎない感触で操作できます。さらに、ホイールのクリックも同様に絶妙な力加減で行えるため、非常に使いやすく設計されています。
スイッチ
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kに搭載されているスイッチは、オムロン製の光学式スイッチです。
オムロン製光学式スイッチの主な特徴
オムロン製の光学式スイッチは、先進的な技術を採用し、以下の特徴を持っています。
- 高い応答性と信頼性
- 光センシング技術:物理的な接点がないため、信号のバウンスやチャタリングを完全に防止
- 超高速応答:光の速度で動作するため、入力遅延を最小限に抑制
- 優れた耐久性
- 長寿命設計:機械的な接点がないため、従来の機械式スイッチと比較して大幅に長い寿命を実現
- 低消費電力:効率的な光学システムにより、バッテリー寿命を延長
- 多様な用途
- ゲーミングマウス:高速応答性により、プロゲーマーの要求にも応える精密な操作が可能
- 産業用機器:信頼性と耐久性が求められる産業用途にも適合
コーティング
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kの表面コーティングは、滑らかさと適度な滑り止め効果を巧みに両立しています。このバランスの取れたマットコーティングにより、ユーザーは快適かつ正確にマウス操作が可能です。手汗をかきやすい筆者でさえ、長時間使用してもグリップ力が低下せず、快適に使い続けられました。さらに、このコーティングは指紋や汚れが付きにくく、清潔な状態を保ちやすいという利点もあります。これらの特性により、FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは長時間のゲームプレイやデスクワークにおいて、優れた使用感を提供します。
しかし、汗をかきやすい方は滑りやすさを懸念するかもしれません。メーカーはこの点ももちろん考慮し、FnaticGear Lamzu MAYA 8Kには純正のグリップテープが同梱されています。
このグリップテープを使用すると、マウスのグリップ力が大幅に向上します。長時間のゲームプレイでも安定した操作が可能になります。好みや使用環境に応じて適切なグリップテープを選べば、さらに快適な使用感が得られるでしょう。また、サードパーティー製のグリップテープも有効な選択肢となります。
おすすめのサードパーティーグリップテープ
重量
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、わずか46.0gという驚異的な軽さを実現しています。この重量は、現代のゲーミングマウスにおいて画期的な軽量化の成果と言えるでしょう。同クラスの競合製品と比べても、その軽さは際立っています。
軽量化の要となるのは、マウス背面の巧みな肉抜き加工です。マウスの構造強度を損なうことなく、可能な限り素材を削ぎ落とす設計が施されています。この綿密な加工により、マウスの各部位で余分な重量が徹底的に取り除かれています。その結果、驚くべき軽さと卓越した操作性を兼ね備えた、革新的なゲーミングマウスが生み出されました。
おすすめの持ち方
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kの大きさは、小~中サイズの手に最適ですが、大きな手でも快適に使用できるよう設計されています。本体中央部が最も高く、後部に緩やかな隆起があり、手のひらにフィットします。パームグリップ、クローグリップ、フィンガーティップグリップなど、多様なグリップスタイルに対応しており、長時間のゲームプレイでも快適な操作感を提供します。
私自身の経験から言えば、手の大きい人間として、このマウスは「つかみ持ち」に非常に適していると感じました。特に長時間のゲームプレイ中でも、手の疲労が少なく、快適な操作感を維持できることが印象的でした。
バッテリーライフ
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kのバッテリーライフは、公称値でポーリングレート1,000Hz時に最大80時間、8,000Hz時に約20時間とされています。実際の使用テストでは、最も電力を消費する設定の一つである8,000Hzのポーリングレートでも、19時間の連続使用が可能でした。
この結果は一般的な使用環境下での実測値ですが、ユーザーの使用パターンや設定により多少の変動があり得ます。この優れたバッテリー性能により、充電の頻度が減り、途切れのないゲームプレイや作業が可能になります。さらに、ポーリングレートを低く設定すれば消費電力が抑えられ、より長時間の使用が期待できます。
レシーバー
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kには、8Kのレシーバーが標準で付属しています。このレシーバーはFnaticGearとLamzuのコラボレーションデザインであり、単体での販売はされていません。高性能な8Kレシーバーが最初から装備されているため、ユーザーは追加購入することなく、最高のパフォーマンスを即座に体験できます。
LAMZU CRYSTAL WIRELESS
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、インストール型ソフトウェア「LAMZU CRYSTAL WIRELESS」に対応しています。このソフトウェアを使用することで、DPI調整、ボタン割り当て、ポーリングレート設定、LEDカスタマイズなど、マウスの機能を最大限に活用するための豊富なオプションを設定できます。
他のマウスとの比較
FnaticGear Lamzu MAYA 8K vs PRO X SUPERLIGHT 2
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、小~中サイズの手に最適な小型のゲーミングマウスです。同じ左右対称形状で絶大な人気を誇るPRO X SUPERLIGHT 2と比較してみましょう。
デザインと形状
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:118.3 mm(長さ)x 62.1 mm(幅)x 37.7 mm(高さ)の小~中サイズの手に適した左右対称デザイン。独特の曲線が手にフィットし、多様なグリップスタイルに対応。左右サイドが強くくびれ、上から下にかけて急に「V」字型に細くなる特徴的な形状。
- PRO X SUPERLIGHT 2:Lamzu MAYA 8Kより一回り大きく、縦長のデザイン。中~大サイズの手に適している。サイドのくびれが緩やかで、ほぼ直線的な側面を持つ。
スイッチとクリック感
- 両モデルとも光学式スイッチを搭載し、チャタリングを防止。
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:オムロン製光学式スイッチを採用。やや硬めながら明確な反応と歯切れの良さが特徴。
- PRO X SUPERLIGHT 2:ロジクール独自のハイブリッド光学式スイッチ「LIGHTFORCE」を搭載。クリック感は硬め。
重量とバランス
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:わずか46.0gの軽量設計。重心が中央にあり、バランスの取れた重量分布を実現。
- PRO X SUPERLIGHT 2:63.0gとやや重めだが、優れた重量バランスを持つ。全体的に均一な重量分散が特徴。
コーティングと素材
- 両モデルとも、滑り止め効果のあるコーティングを採用。汗や皮脂による汚れが目立ちにくい表面処理が施されています。
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kの比較
MAYA 8K vs MAYA X 8K
デザインと形状
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:119 mm(長さ)x 62 mm(幅)x 38 mm(高さ)の小~中サイズの手に適した左右対称デザイン。独特の曲線が手にフィットし、多様なグリップスタイルに対応。左右サイドが強くくびれ、マウス上面から底面にかけて「V」字型に細くなる特徴的な形状
- FnaticGear Lamzu MAYA X 8K:124 mm(長さ)x 64 mm(幅)x 40 mm(高さ)の中~大サイズの手に適した左右対称デザイン。独特の曲線が手にフィットし、多様なグリップスタイルに対応。左右サイドが強くくびれ、マウス上面から底面にかけて緩やかに「V」字型に細くなる特徴的な形状
- マウス先端の高さ:Lamzu MAYA 8KとLamzu MAYA X 8Kのマウス先端高さはほぼ同じです。しかし、マウス中央の最高点がそれぞれ異なるため、メインクリックの曲率に微妙な違いがあります
スイッチとクリック感
- 両モデルとも同じ光学式スイッチを搭載し、チャタリングを防止します
- オムロン製光学式スイッチを採用しており、やや硬めですが、明確な反応と歯切れの良さが特徴です
サイドボタン
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:適度に突出した角張ったデザインを採用
- FnaticGear Lamzu MAYA X 8K:適度に丸みを帯びた突起形状を採用
LEDライトとロゴ
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:「LAMZU」ロゴがマウス底面シェルと平行にプリントされており、LEDライトもマウス底面シェル側に開けられたスリットを通してライトを確認できる構造になっています
- FnaticGear Lamzu MAYA X 8K:「LAMZU」ロゴがマウス左側面の曲面に沿うようにプリントされており、LEDライトもマウス左側面に開けられたスリットを通してライトを確認できる構造になっています
重量とバランス
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:46.0gの軽量設計。重心が中央にあり、バランスの取れた重量分布を実現
- FnaticGear Lamzu MAYA X 8K:47.4gの軽量設計。重心が中央にあり、バランスの取れた重量分布を実現
コーティングと素材
- 両モデルとも、同じ滑り止め効果のあるマットコーティングを採用。汗や皮脂による汚れが目立ちにくい表面処理が施されています
マウススケート
- Lamzu MAYA 8KとLamzu MAYA X 8Kの専用スケートは互換性がありませんでした。両モデルのスケートは形状が似ていますが、サイズが異なります
ソフトウェア
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:インストール型ソフトウェア「LAMZU CRYSTAL WIRELESS」に対応
- FnaticGear Lamzu MAYA X 8K:ウェブブラウザ上でマウスの設定ができる「LAMZU Aurora」に対応
競技モード等の設定
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:ローパワーモードと、ハイパフォーマンスモードの切り替えが可能
- FnaticGear Lamzu MAYA X 8K:ハイパーモードとゲームモードの切り替えが可能
入力遅延(平均値)
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:LP wireless 1Kモードで7.65ms
- FnaticGear Lamzu MAYA X 8K:Hyper Mode wireless 1Kで8.32ms
入力遅延測定
ゲーミングマウスの性能評価において、入力遅延の測定は極めて重要です。当サイトでは、LDATを使用してマウスの入力遅延を計測しています。具体的には、マウスクリックからマズルフラッシュが発光するまでの時間を高精度で測定します。この方法により、マウスの実際の応答性能を客観的かつ相対的に評価できます。当サイトでは、この測定の最小値と平均値を掲載しています。
しかし、マウスの総合的な評価には、入力遅延だけでなく、前述の形状、重量、ボタン配置なども考慮する必要があります。LDATの結果と他の要素を総合的に分析することで、より自分に適したゲーミングマウスを見つけることができるでしょう。
条件
項目 | 備考 |
CPU | Ryzen 9 7950X3D |
Mother Board | ASRock B650 livemixerを使用。マウスはLightning Gamingポートに接続 マウス以外のUSB機器は接続せず、キーボードはBluetooth接続 |
GPU | RTX3090 |
Display | Dell AW2524HF |
Game | VALORANTの射撃演習場で測定。設定はフルスクリーンモード、ローインプットバッファモードをオン、Nvidia Reflex Low LatencyはOn + Boost。 垂直同期はオフ、グラフィック設定は低。 |
Mouse DPI | 800固定 |
Mouse Polling Rate | 1000Hzからスタートし、最大8Kまで測定 |
デバウンスタイム | 変更できるものは最小値に設定 |
クリック回数 | 100回 |
Receiver Firmware | v2.15 |
Mouse Firmware | v2.17 |
Motion Sync | オン |
入力遅延 – 平均値
LAMZU MAYA 8KとLogicool Pro X Superlight 2の遅延測定結果を比較すると、
- 平均遅延時間:LAMZU MAYA 8Kは、Logicool Pro X Superlight 2と比較して全体的にやや高い遅延を示しています。しかし、この差は実用上ほとんど感じられないレベルです。LAMZU MAYA 8Kの最も低い平均遅延は7.65ms(LP wireless 1K設定)で、最も高い平均遅延は8.00ms(wireless 2K設定)でした。
- ポーリングレートの影響:LAMZU MAYA 8Kは8000Hzまでのポーリングレートをサポートしていますが、高いポーリングレートでも遅延時間に大幅な違いは見られません。
バッテリー消費と入力遅延のバランスを考慮すると、LAMZU MAYA 8Kの設定はLPまたはHPのwireless 1Kモードが最適な選択肢と思われます。
総合的に見て、LAMZU MAYA 8Kは測定したゲーミングマウスの中で遅延が比較的少ない部類に属しており、十分に競争力のある性能を持っていると言えます。
入力遅延 – 最小値
LAMZU MAYA 8KとLogicool Pro X Superlight 2の遅延測定結果を比較すると、
- 最小遅延時間:LAMZU MAYA 8Kの最小遅延時間(4.00ms)は、Logicool Pro X Superlight 2の1K設定(3.70ms)よりもわずかに高いものの、4K設定(4.20ms)よりも低くなっています。ただし、この差は実用上ほとんど感じられないレベルだと考えられます。
- ポーリングレートの影響:LAMZU MAYA 8Kは8000Hzまでのポーリングレートをサポートしていますが、高いポーリングレートでも遅延時間に大きな差は見られません。
LAMZU MAYA 8Kは競争力のある性能を持っていますが、全体的にはLogicool Pro X Superlight 2の方が低い遅延を示しています。しかし、これらの差は実際の使用では感じにくい可能性があります。したがって、マウスの選択には遅延だけでなく、ユーザーの好み、使用環境、そして他の機能(重量、形状、ボタン配置など)も考慮することが重要です。
まとめ
FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、2024年に登場したゲーミングマウスの中でも高い評価を得ています。その特徴と性能を総合的に分析すると、多様なゲーマーにとって最適な選択肢であることが明らかです。
本製品の最も顕著な特徴は、その卓越した軽量設計です。約45gという重量は、長時間のゲームプレイでも使用者の疲労を軽減し、操作性を維持します。この軽量性は、特に高速かつ精密な操作が要求される競技志向のゲームにおいて、優位性をもたらすでしょう。
性能面では、最新のPixArt 3950センサーを採用し、最大30,000 DPIの設定が可能です。さらに、最高水準の8,000Hzポーリングレートにより、極めて高い応答性を実現し、プロフェッショナルレベルの要求にも十分対応します。
デザイン面では、左右対称の形状を採用し、様々な手のサイズとグリップスタイルに適合するよう設計されています。この特徴により、個々のユーザーの使用習慣や好みに柔軟に対応し、幅広いゲーマーにとって魅力的な選択肢となっています。また、滑り止め効果のあるマットコーティングにより、長時間の使用でも安定したグリップと精密な操作性を維持します。
メインボタンには、オムロン製の光学式スイッチを採用しており、高速な応答性と明確なクリック感を実現しています。
ワイヤレス接続時のバッテリー持続時間については、実際の使用テストで、最も電力を消費する設定の一つである8,000Hzのポーリングレートでも、19時間の連続使用が可能でした。
この結果は一般的な使用環境下での実測値ですが、ユーザーの使用パターンや設定により多少の変動があり得ます。この優れたバッテリー性能により、充電の頻度が減り、途切れのないゲームプレイや作業が可能になります。さらに、ポーリングレートを低く設定すれば消費電力が抑えられ、より長時間の使用が期待できます。
本製品には充実した付属品が同梱されています。8Kレシーバー、FNATICロゴステッカー、Lamzu Dustproof Seal純正底面防塵シール、グリップテープなど、ユーザー体験を最大化するための配慮が見られます。これらのアクセサリーにより、購入直後から製品の性能を最大限に活用し、最適な操作環境を構築できます。
総合的に評価すると、FnaticGear Lamzu MAYA 8Kは、高性能、軽量設計、優れた使用性、そして豊富なカスタマイズオプションを兼ね備えた優秀なゲーミングマウスです。プロゲーマーから一般的なゲーマーまで、幅広いユーザー層のニーズに応えることができるゲーミングマウスでしょう。
[レビューサンプル提供:FNATIC GEAR]
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