新年なので口内環境も爽快に。持ち運べるジェットフロス「Oclean Airpump A10」
新年だから口内環境も良くしようぜ(でも痛いのはイヤ)
[執筆者:Ernest]
突然ですが、私Ernestは生粋の「歯磨き」マニアです。喫煙者かつホワイトニングをしているということもあり、せっかくの歯を着色させたくないという思いから、1日にだいたい3-4回歯磨きをしています。
こんな話をアイスブレイクとしてとあるPR代理店の方にしたところ、図らずもジェットフロスをレビューしてみないかという話になりました。
気分転換としても機能している歯磨きですが、一方でフロスには長らく苦手意識がありました。その理由は、フロスの異物感が気になり、使用時の違和感を払拭できなかったためです。
以前からジェットフロスにも興味はありましたが、「痛そう」「血が出る」といったイメージもあり、試用のお話をいただいた際も少し不安な気持ちもありました。
そんな経緯で試用の機会に与ったコンパクトなジェットフロス「Oclean A10」。USB Type-Cで充電できるのがガジェットっぽくてそそりますね。
Oclean社は元々同社の電動歯ブラシ「X Pro」を使っていたこともあり、同社のアプリや品質に関してもほどよい好印象がありました。
総合評価でいうと「3.5~4/5」といった感じの同品。詳細なレビューを以下でお届けします。
Oclean A10の価格は1万2,800円。本体色はグレー、グリーンの2色展開です。試用機はグレーです。
サイズ感は「ギリギリポケットサイズ」
ジェットフロスというと、卓上サイズの大型のものを連想しますが、この製品は比較的コンパクト。
106×69×32mm(幅×奥行き×高さ、ノズル除く)と「ギリギリ手のひらサイズ」です。A10の製品サイトには「ポケットに入る」と謳っていますが、それなりに大きい。これをポケットに入れて単体で持ち運ぶシーンも思い浮かばないので、専用のケースがあればより衛生的でいいなと思いました。
歯垢除去力は抜群。痛いが気持ちがいい
本製品には3種類のモードが搭載されています。私は以下のように使い分けています。
- 「ソフトモード」(80秒)
- 朝一やホワイトニング後など、歯茎が敏感な時に使用します。水圧が優しいので、歯茎への刺激を抑えながらケアできます。特に歯のクリーニング直後は、この優しい水流が心地よく感じます。
- 「標準モード」(60秒)
- 普段使いはこのモード。空気と水の混合バランスがほどよく、しっかりと汚れを落としながらも違和感なく使えます。1日3-4回の歯磨き後のうち、ほとんどはこのモードを選択しています。
- 「ケアモード」(105秒)
- じっくりケアしたい時に使用。強力な水圧で歯間の奥まで徹底的に洗浄できます。最初は少し痛みを感じましたが、慣れてくると心地よい爽快感があります。個人的には夜のケアで使用することが多いです。
ジェットフロス自体、とても痛そうなイメージをもった上での試用でしたが、「それなりに痛いけどすっきりする」という印象を抱きました。
空気を水中で圧縮し、98%の空気を含んだという「エアー&ウォーターの混合圧力」で、力強いけど「激痛」ではない、ほどよい使い心地です。喫煙後やホームホワイトニング後といった歯茎が過敏な場面でも大出血することはありませんでした。
ただ、普段から歯茎が腫れている、出血しているという人にとっては、水流を歯茎に当てる行為自体がかなり痛いと感じるかもしれません…。
また、本製品は水だけでなく、マウスウォッシュをタンクに充填して使用することも可能です。喫煙後のエチケットとして試しましたが、とても爽やかでよいリフレッシュになりました。
願わくばアプリにも対応してほしい。気になる点3選
本製品の気になる点として、「タンク容量が小さい」「逆さまでは使えない」「タンクが空でも気づきにくい」があります。
タンク容量は45mlで、2-3分使った場合、1回で空になるイメージです。タンクが空になると空気がシュコシュコと押し出される音がしますが、本体を逆さまでつかった場合にエアを噛んだ音と似ているため、どちらなのか分からなかったという事態が何回かありました。
タンクは小窓がついており、水位も監視できるようになっているのですが、非常に暗く見づらいです。
Ocleanの電動歯ブラシでは、専用アプリでBluetoothペアリングすることで磨き残しなどの確認ができますが、本製品は残念ながら非対応。次世代モデルでぜひ対応いただきたいです。
説明書の誤訳がウケる。まさかの「宿便」
オーラルケアの話でシモの話になってしまい恐縮です。説明書を読んでいたところ、日本語版の説明書に”宿便”の2文字が…。ウォシュレットのレビューだっけ、これ。
オーラルケアには無縁の2文字です。日本語版の「通常モード」説明で「毎日の清掃、宿便のあるほとんどの人に適しています」との文言があります。英語版では”food impaction”なので、歯間につまった食べ物のカス、みたいな感じでしょうか。
なお、Ocleanの日本代理店はおしゃれスマホ「nothing」や中国ZTE系列のゲーミングスマホ「RedMagic」などの代理店もしている「Fastlane Japan」です。こういう細部の最適化もぜひ今後期待したいですね。
[サンプル提供:Oclean]
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