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【実機レビュー】Zirnex Herald 68-M|8000Hz対応の高性能ゲーミングキーボードを徹底検証!

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高性能なゲーミングキーボードを探す際、価格と性能のバランスに悩む方は多いものです。とりわけ、近年の磁気スイッチ搭載キーボードは高価格帯が目立ち、購入をためらう方も少なくありません。

そこで注目したいのが、Zirnexブランドから登場したHerald 68-Mです。CNCアルミニウム筐体と8000Hzポーリングレート対応という高性能な仕様でありながら、約25,000円という価格を実現しました。本記事では、実機テストと詳細な性能検証を通じて、この製品の真価を明らかにします。

Herald 68-Mには、高性能なDual-rail Magnetic White Switch・KS-20T Magnetic Jade SwitchとTTC KOM RGBスイッチの2種類のバリエーションが用意されており、ゲーマーから一般ユーザーまで幅広いニーズに対応。設定の最適化により、プロゲーマーレベルの性能を引き出すことも可能です。

本記事を通じて、Herald 68-Mの実力と最適な設定方法を理解していただき、購入判断の材料としてご活用ください。結論を先取りすれば、適切な設定により、より高価格帯の製品に匹敵する性能を発揮できる、コストパフォーマンスに優れたキーボードと評価できます。

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Zirnex Herald 68-Mについて

キーボードレイアウトとデザイン

Zirnex Hiper60-Mは、61キーを搭載した60%サイズのコンパクトなキーボードです。洗練されたスリム設計により、デスクスペースを効率的に活用でき、マウスやマウスパッドのための十分なスペースを確保できます。限られたスペースで高級感と実用性を両立させ、特にゲーミング用途における機能性とデスク環境との調和を重視しています。

デザイン面では、アルミニウム合金製の筐体にアルマイト処理を施し、高い耐久性と高級感を実現しています。ブラックを基調とし、パープルのアクセントが映えるシンプルで洗練された外観が特徴です。PBTキーキャップには染料昇華印刷を採用し、長期使用でも文字が消えにくい仕様となっています。USBポートは背面右側に配置され、マウスの操作を妨げることなくPCと接続できます。

RGBバックライトは約16.8万色の発光に対応しており、ライティングパターンのカスタマイズによって、ユーザーの好みやデスク環境に合わせた細やかな光の演出が可能です。

Zirnexブランドの日本国内初となるキーボードとして、デザインと性能において妥協のない完成度を実現しています。約1.6kgの重量がもたらす安定性により、プロフェッショナル向けの実用性と洗練されたデザイン性を高次元で融合しています。

パッケージと付属品

Zirnex Herald 68-Mには豊富な付属品が同梱されています。パッケージには、キーボード本体のほか、高品質なブレイデッドUSB Type-Cケーブル(1.8m)、専用クリーニングクロス、2in1スイッチプラー、日本語/英語の取扱説明書とマニュアル一式が含まれています。また、メンテナンス用の予備パーツとして、サイドパネル用ネジ一式、予備キースイッチ4個(TTC KOM RGB)、Endキーキャップが付属しています。さらに、保証書と簡易セットアップガイドも同梱されています。

装飾キーキャップとEndキーについて

Zirnex Herald 68-Mは、出荷時にEndキー部分に専用の装飾パーツが取り付けられています。この装飾キーキャップを取り外し、付属のEndキーキャップとキースイッチを装着することで、通常のキーとして使用できます。

ケースと内蔵フォーム

Zirnex Herald 68-Mのケースは、6063グレードのCNCアルミニウムに高品質なアルマイト処理を施したフルメタル筐体を採用しています。約2.7kgという重量が優れた安定性をもたらし、34.8cm × 15.3cm × 7.9cmのコンパクトな65%サイズに収まっています。

商品ページより引用

ケース内部には最適配置されたPOROMフォームが打鍵音と振動を効果的に抑制します。このフォーム材により、近年好まれている「コツコツ、コトコト」という心地よい打鍵感を実現。アルミニウム筐体とPOROMフォームの組み合わせにより、優れた打鍵感と音質を生み出しています。

キーキャップ

Zirnex Herald 68-Mのキーキャップには、高品質なPBT(ポリブチレンテレフタレート)素材に、耐久性の高い染料昇華印刷が施されています。表面には滑り止めコーティングが施されており、長時間のゲームプレイでも安定したグリップ感と快適な操作性を確保しています。

キーキャップは適度な厚みがあり、打鍵時に心地よい「コトコト」とした触感を実現します。CHERRYプロファイルを採用することで、優れた操作感を提供。標準モデルは数字と英語表記を基本としていますが、バーニングレッドやミルクホワイトモデルでは数字・英字・漢字表記のバリエーションが用意されています。

ライティング

Zirnex Herald 68-MにはRGBバックライト設定が搭載されており、20種類以上の多彩なライティングエフェクトから好みのパターンを選択できます。専用ソフトウェアを使用して、各キーのRGB制御やバックライトの明るさを細かく調整することが可能です。鮮やかな発色のバックライトは、使用環境や好みに合わせて最適化できます。

モデルによってライティングの特徴が異なります。通常モデルはDual-rail Magnetic White SwitchとWASD・Ctrl・ShiftキーにKS-20T Magnetic Jade Switchを組み合わせ、TTCモデルは全キーにTTC KOM RGB Switchを搭載しています。それぞれのスイッチの透光性が異なるため、光の表現にも独自の特徴が現れます。

キースイッチ

バーニングレッドカラーのTTCモデルには、最新のTTC KOM RGBスイッチを搭載しています。このスイッチは、ボックスステム構造による安定性と、通常モデルのKOMと異なるクリア素材による優れたRGBライティングの透過性が特徴です。

専用ソフトウェアを使用することで、アクチュエーションポイント0.1mm、トリガーストロークとリセットストロークは0.02mmという圧倒的な応答速度設定に対応しています。これにより、プロゲーマーレベルの超高速入力を実現することができます。

打鍵感は、カチカチとした特徴的な打鍵音と軽快なリニアな感触を備えています。Gateron JadeやJade Proのコトコトとした打鍵感と比べるとやや固めですが、ゲーミング性能を重視した性能となっています。

滑り止めとチルト角

底面には4箇所の高品質な滑り止めラバーパッドを配置し、約1.6kgの本体重量と相まって、激しい操作時でも完璧な安定性を実現しています。筐体は一体型設計のCNC削り出しアルミニウム合金ケースを採用し、チルト角を約7度に設計されており、チルトスタンドは内蔵していません。この設計により、デスク上での安定性と高級感のある外観を両立しています。

この最適な角度により、リストレストがなくても、手首への負担を抑えながら理想的な打鍵フィードバックを実現。人間工学に基づいて設計された角度は、長時間のタイピングやゲームプレイでも快適な操作姿勢を保ち、疲労を軽減できます。また、この固定されたチルト角により、使用時の不要な揺れやガタつきを防ぎ、より正確な入力を可能にしています。

筆者はほぼ全てのゲーミングキーボードでリストレストを必ず併用しており、特にWooting wrist restを愛用しています。Zirnex Herald 68-Mはケースの高さとリストレストの高さが理想的にマッチしており、より快適な操作性を実現できる点が大変気に入っています。

ソフトウェア

ウェブソフトウェアと機能性

Zirnex Herald 68-Mの設定は、ウェブソフトウェアの「ZIRNEX STUDIO」と、インストールタイプの専用ソフトウェア「Z-CENTER」でカスタマイズを行うことができます。「Z-CENTER」は、日本語に完全対応し、直感的なインターフェースで簡単に設定できます。

主な機能として、アクチュエーションポイント(0.1~4.0mm)とラピッドトリガー機能(トリガー/リセットポイント0.02~4.0mm)を0.02mm単位で調整可能です。

また、タキオンモードの切り替えやデバウンスレベルの調整、1000~8000Hzのポーリングレート設定、DKS・MT・TGLなどの入力アシスト機能を搭載しています。RGBバックライトは波状や点滅など、多彩なエフェクトを各キーで個別に設定でき、自由な視覚的カスタマイズが可能です。さらに、マクロ機能とキーリマッピングにも対応しており、特定のキーに複雑なコマンドを割り当てることができます。

キーボードの性能測定

当サイトでは、キーボードの各種測定値を定量的に評価するために、独自の測定装置を開発しました。

Q
測定機材・方法・環境および設定条件・免責事項

測定方法

当サイトでは、キーボードの各種測定値(トップデッドゾーン、アクチュエーションポイント、ラピッドトリガーポイント、ボトムデッドゾーン)を定量的に評価するために、独自の測定装置を開発しました。この装置は圧力センサーと高精度モータにより0.0005mm単位の高精度でキースイッチを押下できるため、従来のマイクロメーターや手動測定では困難だった再現性のある正確な測定を実現しています。

測定環境および設定条件
項目備考
CPURyzen 9 7950X3D
Mother BoardASRock B650 livemixerにあるLightning Gamingポートに測定するキーボードを接続
Mouse Polling Rate1000Hzからスタートし、最大ポーリングレートまで測定
測定回数「トップデッドゾーン・リセットポイント・途中入力オン・途中入力オフ・ボトムデッドゾーンの測定」を1セットとまとめて、これを全ポーリングレートや入力モード別に、全5セット測定しその平均値を採用

測定環境および設定条件の詳細

室温は25.0±1.0度に維持された環境で測定を実施。磁力の温度変化による影響を最小限に抑えるため、測定開始前に30分以上の温度馴染みを行いました。各設定での測定は5回ずつ行い、その平均値を採用しました。

キーボードの設定は以下の通りです。

  • アクチュエーションポイント(AP):0.1mm
    • 0.005mmや0.01mmなど、より細かな設定ができるキーボードもありますが、実用的かつそのような設定ができない他のキーボードと公平に比較するため、0.1mmに設定しています
    • その他の条件変更がある場合は別途記載
  • ラピッドトリガーポイント(RP):0.1mm
    • 0.005mmや0.01mmなど、より細かな設定ができるキーボードもありますが、実用的かつそのような設定ができない他のキーボードと公平に比較するため、0.1mmに設定しています
    • その他の条件変更がある場合は別途記載
  • トップデッドゾーンとボトムデッドゾーン:調整機能がある機種は0.00mmまたはそれ相当に設定
    • 設定機能がない機種はデフォルト状態で測定
    • その他の条件変更がある場合は別途記載
  • キャリブレーション機能:オートまたは手動キャリブレーション機能搭載機種は事前にキャリブレーション実施済み
    • 設定機能がない機種はデフォルト状態で測定
  • スイッチ:キーボードに実装された工場出荷状態のスイッチで測定
    • その他の条件変更がある場合は別途記載
  • ポーリングレート:1Kから対応する最大ポーリングレートまでそれぞれ測定
  • その他項目:デバウンス調整機能や誤タッチ防止モード、ラピッドモードなど設定項目がある場合は別途記載
免責事項
  • 当サイトは、科学的な情報や数値データを詳細に解説することを目的としておらず、あくまでも参考情報の提供に留まります。掲載されている情報、画像、動画は、すべて当サイトが独自に調査・測定したものですが、記載されている使用範囲や性能は保証値ではありません。
  • 使用目的や用途、条件への適合性については、ユーザーご自身の責任で判断してください。当サイトの情報利用により生じるいかなる問題や危険についても、ユーザーご自身の責任となり、当サイトは一切の責任を負いかねます。製品の詳細な仕様については、必ず各メーカーに直接お問い合わせください。
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測定結果

トップデッドゾーン(AP:0.1mm DZ:0.0mm設定)

トップデッドゾーン範囲代表的な機種
0.18-0.20mmELECOM GAMING VK720A (0.18mm), WOBKEY RAINY75 RT Pro (0.183mm)
0.21-0.25mmZirnex Herald 68-M 最速設定 (0.21mm)
0.25-0.35mmZirnex Herald 68-M (0.28-0.32mm)
0.35mm以上RAZER HUNTSMAN V3 PRO (0.38mm)

Zirnex Herald 68-Mの特長は、最適な設定時に0.21~0.23mmという優れたトップデッドゾーンの実測値を記録した点です。TTC KOM RGBスイッチを搭載することで、競技性の高いゲームの要求に応える高性能と安定した入力を実現します。

ただし、設定の組み合わせによってトップデッドゾーンの実測値は変動します。特にタキオンモードをオンにすると、トップデッドゾーンが大きくなる傾向があります。ELECOM VK720AやWOBKEY RAINY75 RT Proといった最高性能帯の製品には若干劣るものの、それらに迫る実測値を達成しています。

Zirnex Herald 68-Mは競争力のある高性能キーボードですが、その性能を最大限に引き出すには適切な設定の理解と調整が不可欠です。私の個体で最高のトップデッドゾーン性能を実現できた最適な設定は、8Kポーリングレート、タキオンモードオフ、デバウンスレベル1~3、AP最適化オフ、DZ最適化オフの組み合わせでした。


リセットポイント(リリース:0.1mm設定)

リセットポイント範囲代表的な機種
0.06-0.09mmArbiter Studio KITSUNE (0.06mm), Zirnex Herald 68-M 最適設定 (0.09mm)
0.10-0.14mmZirnex Herald 68-M (0.10-0.14mm)
0.15-0.18mmZirnex Herald 68-M (0.15-0.18mm)
0.19mm以上RAZER HUNTSMAN V3 PRO (0.209mm)

Zirnex Herald 68-Mのリセットポイント性能は、最適な設定条件下で0.09mmというほぼ設定値どおりの優れた値を実現し、比較対象の中で最高性能帯に位置します。特に8Kポーリングレートでタキオンモードをオフにした状態で、最高のパフォーマンスを発揮します。

リセットポイントの実測値は、多様な設定オプションにより0.09mmから0.19mmの範囲で変動します。デバウンスレベルを上げると測定値が若干増加しますが、AP最適化やDZ最適化による影響は比較的小さいです。ほとんどの設定で0.15mm前後の安定した性能を維持し、最も性能が低下する設定でも0.19mm以内に収まるため、高い安定性を実現しています。


途中入力オン(プレス:0.1mm設定)

途中入力オン範囲代表的な機種
0.047-0.07mmArbiter Studio KITSUNE (0.047mm), RAZER HUNTSMAN V3 PRO (0.055mm)
0.10-0.13mmLogicool G PRO X TKL (0.1mm), Zirnex Herald 68-M 最適設定 (0.12mm)
0.14-0.18mmZirnex Herald 68-M (0.14-0.18mm)
0.19mm以上Zirnex Herald 68-M (0.19-0.24mm)

Zirnex Herald 68-Mの途中入力性能は、最適設定時(8Kポーリング、タキオンモードオン、デバウンスレベル2、AP最適化オフ、DZ最適化オフ)において実測値0.12mmを記録しました。

設定の組み合わせによって実測値は0.12mm~0.24mmの範囲で変動し、タキオンモードをオンにすると性能が向上する傾向が見られます。ただし、タキオンモードをオフにした場合でも最小値は0.145mmと、大きな差は見られません。

設定に関して、8Kポーリングレートとデバウンスレベルの組み合わせで最高の性能を発揮します。一方で、AP最適化とDZ最適化の影響は比較的小さいことがわかりました。

プレス0.1mmの設定値とほぼ一致する安定した挙動を示し、適切な設定の最適化により競合製品と同等以上の性能を引き出せます。


途中入力オフ(リリース:0.1mm設定)

途中入力オフ範囲代表的な機種
0.054-0.084mmRAZER HUNTSMAN V3 PRO (0.054mm), Arbiter KITSUNE (0.08mm)
0.11-0.13mmZirnex Herald 68-M 最適設定 (0.12mm), IYX MU68 PRO (0.11-0.12mm)
0.14-0.16mmZirnex Herald 68-M (0.14-0.16mm)
0.17mm以上Zirnex Herald 68-M (0.17-0.20mm)

Zirnex Herald 68-Mの途中入力オフの性能は、最適設定(1KHzポーリングレート、タキオンモードオフ、デバウンスレベル1、AP/DZ最適化オン)において0.12mmという優れた測定値を示しました。

設定の組み合わせによって0.12mm~0.20mmの範囲で変動しますが、ほぼ設定値どおりの安定した挙動を維持し、非常に良好な性能を実現しています。


ボトムデットゾーン(DZ:0.0mm設定)

ボトムデッドゾーン範囲代表的な機種
0.15-0.40mmRAZER HUNTSMAN V3 PRO (0.15mm)
0.41-0.50mmWOBKEY RAINY75 RT Pro (0.447mm), Zirnex Herald 68-M 最適設定 (0.47mm)
0.51-0.60mmZirnex Herald 68-M(0.52-0.59mm), IYX MU68 PRO (0.54-0.58mm)
0.61mm以上Arbiter KITSUNE (0.617mm), SteelSeries APEX PRO (0.683mm以上)

ボトムデッドゾーン性能において、Zirnex Herald 68-Mは中~高性能帯に位置しています。最適設定時には0.47mmという優れた値を達成し、同価格帯の競合製品と比較しても申し分ない性能を示しています。

ただし、測定値は設定の組み合わせにより0.47mm~0.61mmの範囲で変動します。性能は設定の最適化によって大きく左右されるため、ユーザーは使用環境や好みに応じて適切な設定を選択する必要があります。特に注意すべき点として、最適化されていない設定では実測値が0.61mm付近まで低下することが挙げられます。

TTC KOM RGBスイッチの採用により、競技性の高いFPSゲームで必要とされる高精度な入力性能と優れた耐久性を実現しています。

総じて、Zirnex Herald 68-Mは適切な設定により、競技性の高いゲームに十分な性能を発揮できるキーボードです。特に価格対性能比の観点から見ると、優れた選択肢の一つと言えるでしょう。

まとめ

Zirnex Herald 68-Mは、最新のラピッドトリガー技術を採用した高性能ゲーミングキーボードです。6063 CNCアルミニウムに精密なアルマイト処理を施した高級筐体、最大8,000Hzの高速ポーリングレート、そしてUSB Type-C接続による優れた安定性が特徴です。

カラーバリエーションは、ナチュラルアルミニウム、ガングレー、ミルクホワイト、マグマオレンジ、バーニングレッドの5色を展開し、多様なニーズに対応しています。モデルは2種類あり、Dual-rail Magnetic White SwitchとWASD・Ctrl・ShiftキーにKS-20T Magnetic Jade Switchを組み合わせた通常モデルと、全キーにTTC KOM RGB Switchを搭載したTTCモデルがあります。

TTC KOM RGB Switch搭載モデルはバーニングレッドとガングレーの2色展開で、バーニングレッドはTTCモデル専用カラー、ガングレーは通常・TTCの両モデルで選択可能です。それ以外のカラーリングは通常モデルでの展開です。

ケース内部に最適配置されたPOROMフォームが打鍵音と振動を効果的に抑制し、近年人気の「コツコツ、コトコト」という心地よい打鍵感を実現しています。アルミニウム筐体とPOROMフォームの組み合わせにより、上質な打鍵感と音質を生み出しています。

設定には完全日本語対応の使いやすい専用ソフトウェアを使用し、アクチュエーションポイント(0.1~4.0mm)とラピッドトリガー機能(トリガー/リセットポイント0.02~4.0mm)を0.02mm単位で細かく調整できます。

本レビューで検証したTTC KOM RGB Switch搭載モデルでは、トップデッドゾーン0.21~0.405mm、リセットポイント0.09~0.19mm、ボトムデッドゾーン0.47~0.61mmという実測値を記録しました。

Zirnex Herald 68-M TTCモデルは、27,000円前後の価格帯で、RAINY 75 RT ProやRAZER HUNTSMAN V3 PROなどの競合製品と同等の性能と優れたコストパフォーマンスを実現しています。競技志向のゲーマーや詳細な設定カスタマイズを好むユーザーにとって理想的な選択肢であり、その価格に十分見合う価値を持つ優れたゲーミングキーボードと言えます。

[サンプル提供:KIBU]

主な公称スペック

項目仕様
レイアウト68キー
筐体材質アルミニウム
キーキャップPBT(染料昇華印刷)
接続方式有線(USB)
ポーリングレート1000~8000Hz
アクチュエーションポイント0.1~4.0mm
リリースポイント0.02~4.0mm
スイッチ磁気スイッチ(ホットスワップ対応)
重量約1.6kg
サイズ348 × 153 × 79 mm
特殊機能SOCD対応 DKS対応 ゼロDZ対応
ドライバーインストールタイプとウェブアプリ両対応・日本語対応

執筆者

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Gear MetriX 主筆|Aimerz+|GEARZGG|
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