「キーケット2025」に行ってきた~個人ブース編レポート~

君たちは「キーボードマーケット トーキョー」を知っているか。
説明しよう!キーボードマーケット トーキョー(以下、キーケット)とは、自作キーボードを中心とした入力デバイスの即売会!
小規模な個人出店のサークルから代理店や大手メーカーまで様々な出展者が集まり、自作キーボードのキットや部品、キーキャップ、ケーブル、周辺機器などを実際に”触って試せる” 体験型の展示販売会である!
キーボードマーケット トーキョー(#キーケット)は、自作キーボードを中心とした入力デバイスのイベント(即売会)です。
— キーボードマーケット運営事務局 (@keyket_jp) November 4, 2024
自作キーボードのキットやキーキャップ等、多くの作家のみなさまが集まって展示販売します。初めて参加の方も大歓迎です!
詳しくは公式サイトで。https://t.co/3HrXsCQWND
24年3月2日開催の第一回に引き続き25年3月22日に第二回が開催されました。前回は約1,000人が来場し、日本初の本格的なキーボード特化イベントとして注目されたキーケット。第二回では会場規模が約2倍に拡大し、出展サークル数や企業ブースが増加したとのことです。

興味を惹かれた個人ブース(敬称略)
ルミナスタジオ(なむしぃ)
なむしぃさんはゲームセンターで見かける人気リズムゲームbeatmania IIDX(通称:弐寺)のPC版beatmania IIDX Infinitas専用コントローラーを自作し販売していました。

ターンテーブルにホールエフェクト(磁気式検知技術)スイッチを採用し、コントローラーのボタンは実際のゲーム筐体にも使用されているサンワ製のスイッチを搭載しているこだわりっぷり。
ターンテーブルにはベアリングが使用されているため、ターンテーブルの滑りを調整をしたい場合には円盤の裏面にフェルトなどを貼って滑らないように変更可能なのだとか。なんてユーザーライクなんでしょう。

ボタンが取り付けられているベースは3重のアクリル板構造となっていて、激しい使用にも耐えれるそうです。
出展者のなむしぃ氏によると、現状海外メーカーしか弐寺専用コントローラーを作っていないそうで「日本で弐寺専用コントローラーを作って売れたら面白いな」と思い製作されたそうです。
このコントローラーは5台の限定生産で、最初にできた1台をキーケットに持ってきて販売したそうで、閉場前にご挨拶に伺ったときにはすでにコントローラーは売れてしまったとのこと。
価格はキーケットでの販売は5万円で、2台目以降はBoothでの販売を予定されているようです。Boothでは手数料が別途かかるため5万5,000円での販売を予定されているようです。
Fuji Parmesan Craft Works (t-miyajima)
会場内を練り歩いていると何やらキーボードを背負っている方が目に留まりました。

Fuji Parmesan Craft Worksのブースに参加のミヤジマさんは、自作の分割キーボードを透明なリュックに入れてキーボードを展示していました。

普段使用する際はベースに金属製プレートを入れるため、総重量は8kgを超えるとミヤジマさんは語りました。今回キーケットに参加するにあたりさすがに8kgのキーボードを背負い続けるのは辛いらしくベースを入れ替えて軽量化しているそうです。
すいかぎけん
すいかぎけんさんではMIDIキーボード(キーボード)を販売していました。
PCに接続してキーボードの音を出力するソフトを使うことでDTMなどに使えるそうで、サイズが本来の鍵盤よりかなり小さいため、置き場所を取らないこともメリットかも?

沼人の会(ボックス キーキャップ)
ブースに目を向けるとたくさんのカエルの生首と目が合いました。
Cherry MX互換のartisanキーキャップはとてつもない完成度で今にも動き出してきそう・・・

このカエルたちは以前に販売されていたartisanキーキャップで、今回販売されていたのはマグロのartisanキーキャップでこちらも築地にあるすしざんまいでのマグロの解体ショーを思い出すとてつもない出来となっています。

ほかにも魅力的な個人ブースがたくさんあって前回からパワーアップしていて自作キーボード未経験勢には情報量がとても多かったです。キーケットはキーボードだけではなく入力機器の展示即売会なので、前述したBeatmania IIDX Infinitas専用コントローラーや自作の格闘ゲーム用レバーレスアーケードコントローラーなどゲーミング用途のコントローラーも多く自作キーボードガチ勢じゃなくても楽しめる会でした。
歩き回ってとにかく疲れた…それを上回る未知へのワクワク感と楽しさがあったので来年も参加したいなと思います。来年は東京都立産業貿易センター 浜松町館で開催する予定とのこと。さらにパワーアップした回になりそうです。
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2009~14年のアニメがとても好き
手がとても大きくて、自分に合うマウスを探し求めている