ASUS ROG Demon1選手とコラボの新型マウス「ROG Harpe II Ace」を発表
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プロeスポーツチーム「FENNEL」を運営する株式会社Fennelは5月12日、eスポーツを活用した新たな採用アプローチにより、24年度に121名の新卒入社を実現したと発表した。
Fennelは、ゲーマー学生と企業をつなぐ新たな場を創出し、複数企業との連携により121名の新卒採用に貢献した。同社によると、この取り組みはeスポーツ業界初の事例であり、新たな採用手法の可能性を示すものとなっている。
少子化と売り手市場により新卒採用が困難になる中、eスポーツを活用した採用ブランディングとエンゲージメント施策が成果を上げている。
FENNELは若年層におけるeスポーツ文化の浸透に着目し、ゲームを通じて高い集中力やチームワーク、コミュニケーション力を培う学生層を新たな人材プールとして活用している。
具体的な施策として、各大学や専門学校と連携した合同企業説明会の開催により、年間約1,000名以上の就活生と接点を持ち、学生と企業の新たな出会いを生み出している。また、社内eスポーツ部の設立支援やチームスポンサーを通した企業ブランディングも実施している。
25年度卒業生の入社実績では、機械電子系技術職が60名、IT技術職が37名、製造職が13名となり、技術系分野を中心に採用が実現した。その他、販売職5名、施工管理技術職2名、中古車販売、カードショップ店員、林業・木材輸送、イベント制作がそれぞれ1名となっている。
FENNELの取り組みにより、これまで企業がリーチしづらかった「ゲーマー学生」という新たな層との接点が生まれ、多様な業界・職種での採用成果につながった。特に情報通信・製造・技術系分野を中心に、エントリー数の増加だけでなく、入社数の確保に大きく寄与している。