NuPhy、超薄型メカニカルキーボード「Air75 V3」の予約販売を6月30日開始
三陽合同会社は27日、メカニカルキーボードメーカーのNuPhyの最新製品「Air75 V3」の予約販売を30日午前0時から開始すると発表した。


厚さ13.2mmの超薄型設計を実現
Air75 V3は、NuPhyの人気ロープロファイルメカニカルキーボード「Air75」シリーズの第3世代モデルである。従来モデルから設計を見直し、「より薄く、よりパワフル、より自由なカスタマイズ」をテーマに再構築された。
最大の特徴は厚さ13.2mmのアルミニウムボディだ。220グリット仕上げのアルマイト加工とCNC加工による高精度な造形で、高級感ある質感に仕上げられている。

新開発のNanoスイッチを搭載
打鍵感の向上も図られた。GateronとNuPhyが共同開発した第3世代ロープロファイルスイッチ「Nanoシリーズ」を搭載し、ノーマルプロファイルスイッチに匹敵する3.5mmの深いストロークを実現した。特に「Blush」スイッチは静音性が高く、音に配慮が必要な職場や自宅環境でも快適に利用できるという。
ただし、NanoスイッチはAir V1、V2、HEシリーズとの互換性はない。


ウェブドライバー「NuPhy IO 2.0」に対応
カスタマイズ機能も強化された。NuPhy自社開発のウェブドライバー「NuPhy IO」の最新版「NuPhy IO 2.0」に対応し、キーマップ、マクロ、ライトエフェクトなどの高度な設定をブラウザ上から簡単に行える。
最新版ではUI(操作画面)を刷新し、初めての利用者でも直感的に操作できるよう改良された。すべての情報が一目瞭然に整理・表示されることで、キーボードレイアウト変更やマクロ設定、ライトエフェクトの完全カスタマイズがより簡単になったという。

大容量バッテリーで長時間駆動
バッテリー性能も向上した。4,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、LEDをオフにした状態での連続動作は約1,200時間(約50日間)を実現。充電は5時間ほどで完了する。
接続方式は有線USB-C、Bluetooth5.0、2.4GHz無線の3モード接続に対応し、1,000Hzのポーリングレートで安定した接続を維持できる。技適認証も取得しており、日本国内でも安心して利用できる。

多彩なライトエフェクト機能
新機能として、リズムライトバーを搭載した。バッテリー残量の表示に加え、タイピング速度をリアルタイムに映し出すHDインジケーターとしても機能する。今後のアップデートでは、音楽に合わせてライトエフェクトが変化する音楽ビジュアライザー機能も実装される予定だ。
バックライトにはSouth-facing RGB-LEDを使用し、20種類のライトモードを搭載。専用のウェブドライバー「NuPhy IO」では、デスクの雰囲気や気分に合わせたカラーパターンの作成も可能だ。

製品仕様
レイアウトは75%で、キー数は84(ANSI)、88(JIS)。サイズは長さ318.9mm、横幅128.9mm、高さ13.2mm、重量724g。タイピング角度は4度、8度、10度に調整できる。
カラーはNova WhiteとNebula Darkの2色を用意。対応システムはmacOS、Windows、Linux、Android、iOSで、動作環境は-10度から50度。付属品として2種類のロータリーノブが含まれ、音量調整やズームイン・アウトといった双方向操作に対応する。




