ソニー、PlayStation初の格闘ゲーム用コントローラー「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」を正式発表
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation初の格闘ゲーム用コントローラー「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」の正式名称と新たな画像を公開した。2026年に発売予定で、8月1日から3日まで開催される「EVO 2025」で初の一般展示を行う。

PlayStation Link技術で超低遅延を実現
「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」は、これまで「Project Defiant」のコードネームで開発が進められていた製品である。PlayStation 5およびPCに対応し、有線接続のほか、超低遅延ワイヤレス技術「PlayStation Link」を使用したワイヤレス接続が可能だ。
同製品の発表は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント バイスプレジデント(プロダクトデベロップメント)のEdwin Foo氏が行った。6月の「State of Play」で初めて発表されて以来、格闘ゲームファンや競技プレイヤーから注目を集めていた。
工具不要で交換可能なリストリクターゲートを搭載
本製品には、メカニカルスイッチ式のボタンと、工具不要で交換できるリストリクターゲートを搭載している。リストリクターゲートは正方形、円形、八角形の3種類が用意され、付属のPS Link USBアダプターとともに、ファイトスティック本体に内蔵されたストレージに収納できる。

さらに、USB-Cケーブルなどの付属品をまとめて収納できるスリングキャリーケースも付属する。これにより、友人宅やトーナメント会場などへ簡単かつ安全に持ち運ぶことができる。内蔵の充電式バッテリーにより、いつでもすぐにプレイを開始できる仕様となっている。

PlayStation Linkオーディオ機器との同時接続に対応
PlayStation 5では、PS Link USBアダプターをひとつ接続するだけで、「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」とPULSE Elite ワイヤレスヘッドセット、またはPULSE Explore ワイヤレスイヤホンのいずれかひとつを同時に接続できる。これにより、白熱するバトル中でも、超低遅延のオーディオやボイスチャットを楽しめる。

「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」には、USB-C端子に対応した最新のPlayStation Link USBアダプターが付属する。また、PlayStation 5では2台の「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」をひとつのPS Link USBアダプターで接続でき、ローカルでのゲームプレイや協力プレイに対応している。

人間工学に基づく独自デザインを採用
「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」は、操作しやすい角度に設計された表面と、滑りにくい底面パネルを備えた、人間工学に基づく独自のデザインを採用している。カスタムデザインされた高品質のデジタルスティックも搭載されている。
PlayStation 5では、「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」と同時にDualSense ワイヤレスコントローラーを接続しておくことができる。対戦の合間にメニュー操作をするための追加のコントローラーとして使用可能だ。
豊富なカスタマイズオプションを提供
操作設定のカスタマイズ面では、「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」は、タッチパッド含むDualSense ワイヤレスコントローラーと同じゲーム操作入力に対応している。ただし、方向キーはレバーで操作し、ミュートボタンは搭載されていない。

追加のカスタマイズオプションとして、内蔵のレバーモードスイッチで方向入力を変更できるほか、専用のロックスイッチでレイアウトを固定して、試合中の誤入力を防ぐことも可能だ。「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」をPlayStation 5と一度ペアリングしておけば、PSボタンを押すだけでPlayStation 5本体の電源を入れることができる。

EVO 2025で初の一般展示を実施
現地時間8月1日から8月3日までラスベガスで開催される「EVO 2025」では、「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」が初めて一般向けに展示される。Fight Stick Museumやアークシステムワークスのブースにて、本体や付属のスリングキャリーケースを実際に見ることができる。



