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ソニー、PCゲーミング周辺機器「INZONE」シリーズを大幅拡充-キーボードやマウスなど6製品を発表

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 ソニーは8月20日、PCゲーミング周辺機器ブランド「INZONE」シリーズの新製品として、ヘッドセット、イヤホン、キーボード、マウス、マウスパッドの計6製品を発表した。全製品が予約受付を開始し、9月第1週に出荷予定である。

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競技ゲーマー向けに特化した製品ラインナップ

 ソニーは2022年にINZONEブランドでモニターとヘッドセットを展開していたが、今回初めてキーボードとマウスの分野に参入する。新製品の開発には英国のeスポーツチーム「Fnatic」が協力し、Apex Legends Global Series Championshipでテストが実施された。

 発表された製品は以下の通りである。

  • INZONE H9 IIヘッドセットが349.99ドル(約5万2,000円)
  • INZONE E9インイヤーモニターが149.99ドル(約2万2,000円)
  • INZONE KBD-H75キーボードが299.99ドル(約4万4,000円)
  • INZONE Mouse-Aが149.99ドル(約2万2,000円)
  • INZONE Mat Fマウスパッドが59.99ドル(約9,000円)
  • INZONE Mat Dスピードマウスパッドが34.99ドルとなっている。(約5,000円)

フラッグシップヘッドセット「H9 II」の進化

 INZONE H9 IIは2022年発売のH9の後継モデルで、価格は299.99ドルから349.99ドル(約5万2,000円)に上昇した。重量は330gから273gに軽量化され、ヘッドバンドには「ピンチ・トゥ・アジャスト」ボタンを両側に配置して調整を容易にした。

 新モデルには、ソニーのフラッグシップヘッドホンWH-1000XM6と同じ30mmスピーカードライバーを搭載している。前世代より10mm小さいドライバーながら、音楽とゲームの両方で優れた音質を実現したとしている。アクティブノイズキャンセリング機能に加え、音質に影響しない透明モードも搭載した。

 接続方式は複数に対応し、BluetoothとコンパクトなUSB-C送信機による2.4GHz接続を同時に維持できる。バッテリー切れ時でも3.5mmケーブルによる有線接続が可能で、有線モードは無線接続を上書きする仕様となっている。新機能として、Bluetooth LE Audio対応により長時間使用と高音質を両立し、着脱式ブームマイクロフォンを採用した。

競技向けインイヤーモニター「E9」

 149.99ドル(約2万2,000円)のINZONE E9有線インイヤーモニターは、優れたノイズ遮断性能を持つ小型軽量設計である。3.5mmジャックまたは付属の3.5mm-USB-Cドングルで接続し、後者はInZone Hubアプリでの音声カスタマイズに必要となる。

 E9はFPSゲーム向けにチューニングされており、デフォルトのイコライザー設定では爆音よりも精度を重視したフラットで基準的な音質を提供する。これにより、ゲーム内の足音や銃声の位置特定が効果的に行えるとしている。

初のゲーミングキーボード「KBD-H75」

 INZONE KBD-H75(約4万4,000円)は、ソニー初のゲーミングキーボードである。ラピッドトリガー機能搭載、有線接続のアルミニウム製で、75%レイアウトを採用してナビゲーションキーの一部を省略している。

 キーボードにはホールエフェクト磁気スイッチを採用し、メカニカルスイッチより高速で正確な作動を実現したとしている。各キーの作動点は0.1mmから3.4mmの範囲で個別にカスタマイズ可能である。設定調整にはINZONE Hubアプリのインストールが不要で、キーボードを接続したPCからウェブ版アプリにアクセスできる。

 CNCアルミニウムケースとガスケットマウント式スイッチプレートにより、タイピング時の振動を感知しにくい設計となっている。また8,000Hzポーリングレートを売りの一つとしている。

超軽量ゲーミングマウス「Mouse-A」

 INZONE Mouse-A(約2万2,000円)はソニー初の無線ゲーミングマウスで、重量48gを実現した。右手用設計で、左右クリック、2つのサムボタン、スクロールホイール、底面のプロファイル切り替えボタンを搭載している。

 光学スイッチを採用してメカニカルスイッチより高速な入力登録を可能にした。8,000Hzポーリングレートに対応し、バッテリー持続時間は90時間のゲームプレイが可能としている。

マウスパッド2種類を同時展開

 マウスパッドは2種類を用意した。Mat-Fは厚さ6mmで59.99ドル(約9,000円)、戦術的FPSゲーム向けに摩擦を生み出してマウスの過度な動きを防ぐ設計である。Mat-Dは厚さ4mmで34.99ドル(約5,000円)となり、素早いマウス操作を重視するゲーム向けのスピード重視設計となっている。両製品とも約480mm×400mmのサイズである。

包括的なゲーミングギア展開

 今回発表された新製品ラインナップには、ヘッドセット、インイヤーヘッドフォン、キーボード、マウス、マウスパッドが含まれている。これにより、INZONEは包括的なゲーミングギアブランドとして新たな段階に進むことになる。

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