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「伝える想い×伝わる仕組み」で新たなライブ配信広告「SCOP」β版が登場

Kout42
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 GLOEは、グループ会社である配信技術研究所が開発したライブ配信広告サービス「SCOP(スコップ)」のβ版を20日にリリースしたと発表した。GLOEは本サービスの販売を通じて、SCOPの市場浸透と広告主への導入支援に取り組む。

 日本国内のゲーム実況ライブ配信市場は総視聴時間が月130億分に達し、2020年から4年間で3倍以上に成長したという。これに伴いストリーマーを起用した企業広告も活発化している。しかし、フォロワー数や同時視聴者数といった数字に依存した出稿傾向が強まり、大型案件が一部のストリーマーに集中する状況が生まれている。

 また、出稿企業の意図とストリーマーが合致しない「広告片思い」や、広告案件を受けた経験のないストリーマーに「案件は与えられるもので、自分には適さない」という「無力化」された固定観念が広がりつつあると指摘している。

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課題解決のためのプラットフォーム

 SCOPはこうした課題を解決するため、ストリーマーとの協業を「選定・教育・実施・評価」まで一貫して提供する広告配信プラットフォームだ。これまでブランド企業が人手に頼らざるを得なかった工程を仕組み化し、少人数でも運用効果を最大化できる広告体験を提供する。

 同サービスの特徴は、まず業界最大級のストリーマープールを持ち、広告案件ごとに挙手制を採用することで熱意ある人材とのマッチングを可能にしている点だ。スカウトや交渉の手間なく、エンゲージメント率の高いストリーマーを多数起用できるため、コストパフォーマンスと熱量を両立した広告展開が可能になる。

 また、案件準備から実施後の振り返りまでをシステム化し、参加ストリーマーへの教育と、ストリーマー同士の協力・競争構造を実装した。ブランドの価値を正しく理解したうえで、自分の言葉で語るスタイルを育てる仕組みになっていると説明している。

成果に基づく報酬システム

 広告表示は画面上のバナーロールとチャット欄のクリック可能URLで実装され、視聴者のクリック数に応じた成果報酬がストリーマーに還元される設計だ。また、広告主がライブ配信中に「いいね」を送れるインタラクション機能も搭載されており、企業の熱量がその場でストリーマーへ届く仕組みとなっている。

 配信技研の調査によると、同時視聴者数が小さなストリーマーほど、視聴者にクリックさせる力が大きくなるという結果が出ている。同時視聴者数1万人のチャンネルと比較して、100人のストリーマーは視聴者1人あたりの広告クリック率が約100倍になるとのことだ。

 牧野耕志配信技術研究所代表取締役は「クリエイターもクライアントも同じ人間ですので、両思いになる方法は確実に在るはず。SCOPはライブ配信上で展開される人間同士のコミュニケーション活動そのものを商業化した」とコメントしている。

 SCOPは今秋に向けて正式版の発表を予定しており、さらなる機能拡充を行うという。

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