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REJECT、VR格闘ゲーム題材のオリジナル作品『FRAME:ZERO』を公開

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 REJECTは8月22日、VR格闘ゲームを題材としたオリジナルフィクション作品『FRAME:ZERO』を公開したと発表した。実写とアニメーションを融合させたハイブリッド表現で制作された。

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実写×アニメで描くeスポーツドラマ

 REJECTが公開した『FRAME:ZERO』は、同社のビジョン「EMPOWER GAMING LIFE」を体現するハイブリッドコンテンツである。「格闘ゲームが社会的地位を決める未来」を舞台に、eスポーツの熱狂とその裏側にある人間のドラマを描く。

 作品では、勝敗だけでは測れない”好き”という感情、挫折と再起、リアルとバーチャルが交差する瞬間を、ライブアクションとアニメーションで立体的に表現している。

天才プレイヤーの挫折と復活を描くストーリー

 物語の主人公は、かつて”天才”と呼ばれた高校生プレイヤー・神谷シンだ。VR格闘『V-NODE』で無敗を誇っていたシンは、正体不明のプレイヤーSh1doに完敗し、舞台を去る。

 2年後、無気力な日々を送るシンの前に現れた放浪人が託したのは、プレイヤーの感情に寄り添うNODE「ぷるる」である。この出会いをきっかけにシンは復帰を決意し、最高峰「Esports World Cup(EWC)」出場を懸けた予選に挑む。

 そこに立ちはだかるのは、感情を排し”勝利のためだけに最適化された”NODE「dtto.」を操る因縁の相手・Sh1doだ。シンは”楽しむ心”を取り戻しながら、NODE「ぷるる」とのシンクロを深め、リアルとバーチャルが交差する戦場で自分自身を取り戻していく。

人間らしい感情を深く掘り下げる制作意図

 REJECTは制作の意図について、eスポーツの持つ「競技」としての側面だけでなく、そこに存在する「人間らしい感情」を深く掘り下げることを目的として制作したと説明している。

 同社は「試合に敗れて涙を流す選手、激戦に勝利した直後に頭を抱えて立ち尽くす選手。ゲームという枠を超え、人生をかけた一瞬がそこには詰まっています」と述べている。

 本作では、主人公シンが再び「笑って戦う」ことを思い出すまでの物語を通して、ゲームの中にも人生があること、勝ち負けだけではない感情があること、そして何より「好き」という気持ちを大切にすることの意義を伝えたいとしている。

新時代のeスポーツ体験として表現

 作品では、感情を捨てたプレイヤーと感情に寄り添うNODE、そしてその逆の組み合わせが、それぞれ異なるプレイスタイルを生み出す様子を描いている。これをライブアクションとアニメーションの融合という表現手法によって、リアルとバーチャルが交差する新時代のeスポーツ体験として、より多くの視聴者に届けるとしている。

多言語対応でデジタル配信

 『FRAME:ZERO』はYouTubeで公開されており、日本語、英語、アラビア語の字幕に対応している。形式は実写×アニメーション(ハイブリッド)で、デジタル配信として提供される。詳細はREJECT公式サイトおよび公式Xで随時案内される予定だ。

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