ゲーミングブランド「AIM1」、中京大学と共同研究開始 学術的アプローチでマウス開発
AndGAMERは26日、ゲーミングデバイスブランド「AIM1」において、中京大学との共同研究プロジェクトを開始すると発表した。2026年末に研究成果を反映したマウスを発表予定である。

学術的知見をマウス開発に応用
「AIM1」は「エイム、それが全て。」を信念に、エイム力、正確性と精度を追求する全てのFPSゲーマーをターゲットにしたゲーム周辺機器ブランドだ。ゲームプレイにおいて優位に立てる製品を提供し、全てのFPSゲーマーのエイムの向上を支援することを目指している。

科学的データに基づく研究の必要性
研究実施の背景について、同社は近年のeスポーツへの注目の高まりを挙げている。ゲーマーのパフォーマンスを左右する要因への関心が高まる一方で、ゲーミングデバイスがプレイヤーのパフォーマンスに与える影響について、科学的なデータに基づいた研究はまだ十分ではないという。
本研究では、学術的なアプローチによってこの分野の知見を深め、より効果的なマウス開発につなげることを目指す。
今回の共同研究は、とよたイノベーションセンター(豊田市・豊田市商工会議所・豊田高専の3者による企業支援機関)によるマッチングの支援を受けて実現した。
バイオメカニクスとデータサイエンスを活用
研究内容については、中京大学工学部の目加田慶人教授の専門知識を活用し、ゲームでのパフォーマンスとマウス特性の関連性について分析する。その研究成果をもとに、AIM1の新製品開発に応用していく計画だ。
AndGAMER株式会社の上森翼代表取締役は「これまでの経験的な開発手法に加え、学術的なアプローチを取り入れた新しい挑戦です。この研究を通じて、ゲーマーの皆様により良いマウスをお届けしたいと考えています」とコメントした。
中京大学工学部情報工学科の目加田慶人教授は「これまでの運動支援研究の知見をeスポーツ領域に応用できることを嬉しく思います。バイオメカニクス、データサイエンスの観点から、マウス開発に貢献できることを期待しています」と述べた。
9月から研究開始、2026年末に製品発表
今後の予定として、2025年9月より研究を開始する。2026年末にこの取り組みを反映したマウスをAIM1(AndGAMER)から発表予定である。研究の進捗については、コミュニティを通じて適宜情報を共有していくとしている。



