Razer、次世代デバイス設定ソフト「Synapse 4」のオープンベータ版を発表
Razer Japanは9月3日、次世代のデバイス設定ソフトウェア「Razer Synapse 4」のオープンベータ版を発表した。新機能「Workshop」を搭載し、プロeスポーツ選手のプロファイルとコミュニティ主導のカスタマイズを実現する。

Razer ソフトウェア部門バイスプレジデントのQuyen Quachは「『Synapse 4 Open Beta』は、Razerがコミュニティと共にソフトウェアを開発するうえで大きな節目となるものです」と述べた。同氏は「このテストフライトプログラムは、ゲーマーの皆さんに開発のプロセスに参加していただくために立ち上げました」と説明している。
新機能「Workshop」の詳細
今回初登場する「Workshop」は、Synapse 4 Open Beta内に搭載された強力なカスタマイズハブである。このコミュニティ駆動型プラットフォームは、ユーザーがカスタムプロファイルを簡単に共有・適用できるよう設計されている。
微調整されたDPI設定、複雑なマクロレイアウト、フルRazer Chroma RGB構成など、さまざまな設定を世界中のゲーマーから直接探索・適用することが可能だ。サードパーティのリンクやファイル転送に頼る必要がない点が特徴である。
リリースを記念して、RazerはSnip3downをはじめとするトップeスポーツ選手と提携した。彼らの競技用設定をWorkshopに直接導入し、ユーザーはプロ選手によって厳選されたプロファイルを閲覧し、瞬時に適用できる。これにより設定の試行錯誤を省き、ゲームプレイの向上が期待される。

段階的な機能拡張を予定
現行バージョンではSynapseのプロファイルやマクロに対応している。Chromaプロファイルのサポートも近日中に公開予定だ。WorkshopはSynapse 4 Open Beta内で独占的に公開され、Razerがコミュニティと共にプロダクトを共創していく姿勢を示している。
ベータユーザーは新機能を早期に試すことができ、フィードバックを提供することでSynapseの今後の開発に直接影響を与えることが可能だ。
今後の展開
Quyen Quach氏は「今年を通じて、Synapse 4 Open Betaで新機能の早期アクセスを提供し、正式リリース前にテストやフィードバックを行っていただくことで、機能改善にご協力いただきたいと考えています」と述べている。
同氏は「今回発表する『Workshop』は、ユーザーが設定やプロファイルを自由にカスタマイズし、互いに共有できるようにするための第一歩です。今後もコミュニティとともに、WorkshopをはじめとするSynapseの機能を進化させていくことを楽しみにしています」と今後の展望を語った。
Synapse 4 Open Betaはすべてのユーザーが利用可能となっており、参加者はWorkshopを体験し、今後の新機能を試しながら次世代のRazerソフトウェア開発に意見を反映させることができる。詳細は http://rzr.to/Synapse で確認できる。