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FPS特化イヤホン「DETECT」、9月18日発売へ-音の定位精度向上で競技性能を追求

Habbo
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 株式会社ビーエリアのゲーミングデバイスブランド「HID-Labs」が、FPSゲームに特化したイヤホン「DETECT」を9月18日に発売すると発表した。同製品は3Dサウンドエンジンに最適化された音響設計により、足音や銃声の位置把握を向上させる。

 e☆イヤホン、ark OnlineStore、PC ones ONLINE SHOPで取り扱われる。価格については明らかにされていない。

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FPSゲームの音響課題に特化した設計

 DETECTは、FPSゲームにおける音の定位感向上を目的として開発された。従来の音楽リスニング向けイヤホンでは、銃声や爆撃音によって敵の足音やリロード音といった重要な音がかき消されてしまう課題があった。

 同製品では、対人ゲームに特化した設計により、解像度の高いBAドライバとFPSゲームに最適化された音のバランスを採用している。これにより、音が重なっても重要な音が埋もれずに聞こえるという。

高精度部品による音響性能の実現

 DETECTには、Knowles製BAドライバを1基搭載している。同ドライバは高い製造精度と安定した品質により、超小型ながら正確な音像定位と優れた再現力を実現するとしている。

 周波数特性については、FPSゲームで使われるHRTF(頭部伝達関数)の定位情報を適切に耳に届けるようチューニングを施した。音楽用イヤホンとは異なる周波数特性を持ち、低域を適度に抑えることで聴覚マスキングを低減している。

快適性と遮音性を両立

 イヤーチップには、Westone Audio製STAR Siliconeを採用した。同イヤーチップは医療グレードシリコーンを使用し、1,504万人の耳形データに基づいて開発された特許取得の星形スリット構造を持つ。最大約12dBのパッシブ遮音を確保しながら、長時間装着の快適性を実現している。

 ケーブルには、estron製Linum Musicケーブルを使用している。超柔軟・極細・超軽量ながら高い引張強度を備えており、適切に扱えば2年以上使用しても断線しないことが検証済みだという。

開発背景と市場への問題意識

 HID-Labsは2018年に設立され、これまでに数千件以上のオーダーに対応してきた。同社スタッフは全員がFPSプレイヤーで、2020年から2022年にかけて5v5の競技シーンに関わる中で、音が勝敗を左右する決定的な要素であることを痛感したという。

 しかし当時の市場には、FPSに本当に最適化されたイヤホンはほとんどなく、仮に存在しても入手が困難な状況だった。多くのユーザーが音楽リスニング向け製品で代用している状況を受け、同社が独自に開発プロジェクトを開始した。

 数年にわたり、部材から設計、形状、樹脂成型金型、国内組み立て工場、検査工程まで詳細にこだわって開発を進めたとしている。

技術仕様と販売情報

 DETECTの主な仕様は以下の通りである。インピーダンスは101Ω(1kHz)、感度は110.5dB(1mW / 1kHz)、最大出力音圧は122dB(SPL)となっている。装着スタイルは耳掛けありとなしの両方に対応する。

 付属品として、説明書、Westone Audio製イヤーピース、AIMTuneモジュール、3.5mm-3.5mmケーブル(15cm)、シリコーンバンドが含まれる。

 販売は9月18日から開始予定で、e☆イヤホン、ark OnlineStore、PC ones ONLINE SHOPで取り扱われる。価格については明らかにされていない。

 同製品は、PCやオーディオインターフェースの出力にホワイトノイズがあっても小さく抑えることができる高インピーダンス設計を採用しており、ネットカフェや大会会場など用意された機材でもクリアな音を保つことができるとしている。

『DOVE SEEDS』は、ゲーミングから音楽鑑賞まで幅広く対応するプロフェッショナル仕様のインイヤーモニターです。 長年にわたるチューニングと改良を経て誕生した本モデルは、バランスドアーマチュアドライバーを採用し、正確な音場表現と繊細な音の再現力を両立。 ゲーム中の足音や環境音もしっかりと捉えることができ、eSportsなどの競技シーンでも強い味方となります。
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