最新スペック大型左右対称ゲーミングマウス Waizowl OGM CLOUD 3950 ワイヤレスマウス レビュー
OGM CLOUD 3950 ワイヤレスマウス
主な特徴
メーカー | Waizowl |
モデル | OGM Cloud 3950 |
センサー | PAW3950(最大30,000 DPI) |
ポーリングレート | 最大8,000Hz(8Kドングル使用時) |
重量 | 55g ±2 |
バッテリー持続時間 | 最大130時間 |
コーティング | Feather3.0 |
接続方式 | USB有線/2.4G無線/Bluetooth |
USB | Type-C |
サイズ | 126 × 58 × 38 mm |
スイッチ:Crimson Lion | HUANO Green Shell White Dot |
スイッチ:Black | HUANO Transparent pinkdot |
エンコーダ | TTC silver wheel encoder |
バッテリー | 300mAh |
付属品 | マウス本体、8Kドングル、専用グリップテープ、3種類の専用ソール、取扱説明書、USBケーブル |
購入方法と販売店
このマウスについて
Waizowl OGM Cloud 3950は、前モデルの左右対称型ワイヤレスマウス「OGM Cloud」から大きな進化を遂げました。穴抜きデザインを使用せずに公称値55gの軽量性を実現しつつ、センサーを高精度のPAW3395(最大4000Hz対応)から最新のPAW3950(最大8000Hz対応)にアップグレードしています。さらに、前モデルでは別売りだった高性能ドングルが、今回から8Kドングルとして標準で同梱されるようになりました。
マウス本体は、中~大サイズの手に最適な大型左右対称マウスとして設計され、SteelSeriesの名機SENSEIを彷彿とさせる伝統的な形状を採用しています。新しいFeather3.0コーティングにより、前モデルの「OGM Cloud」よりもグリップ性が向上し、指の滑りを効果的に防ぐことができます。
- 軽量:穴抜きデザインなしで公称55g(±2)を実現
- 高性能センサー:PAW3950を搭載し、最大30,000 DPIに対応
- 高速ポーリングレート:8Kドングル(標準同梱)で最大8,000Hz対応
- 多様な接続方式:USB有線、2.4G無線、Bluetoothに対応
- 長時間バッテリー:最大130時間の持続時間
- コーティング:Feather3.0コーティングでグリップ性向上
- サイズ:中~大サイズの手に最適な左右対称形状
Waizowl OGM Cloud 3950は、軽量性と高性能を両立したゲーミングマウスです。大きな手のゲーマーや、大型かつ軽量な左右対称マウスを求めている方にとって、最適な選択肢といえるでしょう。
付属品とドングル
Waizowl OGM Cloud 3950には、豊富な付属品が同梱されています。具体的には、マウス本体、8Kドングル、専用グリップテープ、3種類の専用・汎用ソール、取扱説明書、約1.5メートルのUSBケーブルが含まれています。
付属する8Kドングルはシンプルな設計となっています。ドングル下部のLEDインジケーターは、マウスのポーリングレートやDPI、接続状態に応じて点灯パターンが変化します。
外見と特徴
形状と剛性
- 左右対称形状:様々なグリップスタイルに対応する左右対称デザインを採用しています。
- サイズ設計:手の大きさが中型から大型のユーザーに最適な寸法となるよう設計されています。
- シルエット:マウス本体は中央から少しだけ後ろよりが最も高く設計され、両側面がボトムシェルに向かってV字状に傾斜しています。この設計により、親指、薬指、小指でマウスを効果的にホールドできます。また、マウスの最も細いくびれ部分から後面にかけて徐々に太みを増す形状は、パームグリップ、クローグリップ、フィンガーティップグリップなど、様々な持ち方に自然に対応します。
- 軽量化設計:穴抜きなしで55gという軽さを実現。高い剛性と構造的強度を維持しながら、軽量化を達成しています。この絶妙なバランスにより、素早い動きから長時間のプレイまで、快適な操作性を提供します。
- 高剛性構造:非常に軽量かつ堅牢なゲーミングマウスに仕上がっています。この特性により、激しいゲームプレイ中も安心して使用できます。軋みやたわみがなく、高品質なゲーミングマウスとしての性能を発揮します。
メインボタン
- デザイン:メインボタンは左右側面のシェルに挟み込まれる構造となっています。ほとんどのユーザーには問題ありませんが、人差し指や中指をボタンの端に置くグリップスタイルの場合、指の動きがシェルと干渉することがあります。
- クリック感:本レビューのCrimson LionモデルはHUANO Green Shell White Dotスイッチを搭載しており、やや硬めで明確な触感が特徴です。一方、Blackモデルは HUANO Transparent pinkdotを採用しています。
- クリックトラベル:本レビューのCrimson Lionモデルは、非常に短いプリトラベルと標準的なポストトラベルを組み合わせた設計となっています。
サイドボタン
Waizowl OGM Cloud 3950のサイドボタンは、丸みを帯びた突起形状で設計されています。親指が自然に触れる位置に配置されており、操作性に優れています。
センサー位置
Waizowl OGM Cloud 3950のセンサー位置は、マウス本体の中央よりも少し前寄りに設計されています。この配置は、筆者の手の大きさと握り方において、親指と小指を結んだラインよりも少し前方に位置することになります。
コーティング
Waizowl OGM Cloud 3950には、「Feather3.0」と呼ばれる滑り止めコーティングが施されています。手汗をかきやすい筆者でも、グリップテープなしで確実な把持が可能です。
もちろん、付属のグリップテープやサードパーティ製のグリップテープを使用するのも効果的な選択肢です。
グリップテープを使用することで更に把持力が向上し、長時間のゲームプレイでも安定したグリップが可能になります。個人の好みや使用環境に応じてグリップテープを選択することで、より快適な操作感を実現できます。
LEDライト
Waizowl OGM Cloud 3950の底面にLEDライトを搭載しています。このLEDは装飾だけでなく、実用的な機能を備えており、ポーリングレート設定、DPI設定(マウスの感度)、接続モード(2.4G無線/Bluetooth)といった重要な情報を、色の違いで視覚的に表示します。
スクロールホイール
Waizowl OGM Cloud 3950のスクロールホイールは、使いやすさと操作性を重視して、やや低めに配置されています。この配置により、指の動きを最小限に抑えられ、素早く正確なスクロール操作が可能です。スクロールホイールは、プラスチックホイールにラバーリングを組み込んだ構造となっており、グリップ力が理想的なバランスに調整されています。
スクロール時の感触は、1ノッチごとの明確な「カチカチ」感はなく、滑らかに次のノッチへと移行していきます。適度な抵抗感があり、操作感は強すぎず軽すぎずちょうど良いバランスです。ホイールクリックも同様に絶妙な力加減で操作できるため、非常に使いやすい設計となっています。
重量
Waizowl OGM Cloud 3950は、実測値56.9gという軽量化を実現しています。高品質なプラスチックを使用し、優れた耐久性と剛性を維持しながら、軽量化を追求した設計となっています。重心は低めに設計され、バランスポイントはマウス本体のほぼ中央に位置しています。
バッテリー持ち
Waizowl OGM Cloud 3950のバッテリー持ちは、実際の使用テストで、最も電力を消費する設定の一つである8,000Hzのポーリングレートでも、約18時間の連続使用が可能でした。
この結果は一般的な使用環境下での実測値ですが、ユーザーの使用パターンや設定により多少の変動があり得ます。この優れたバッテリー性能により、充電の頻度が減り、途切れのないゲームプレイや作業が可能になります。さらに、ポーリングレートを低く設定すれば消費電力が抑えられ、より長時間の使用が期待できます。
持ち方
Waizowl OGM Cloud 3950は、大型の左右対称マウスで、手の大きさが中型から大型のユーザー向けに設計されています。幅広いユーザー層に快適なフィット感を提供します。本体は後部が最も高く、両側面がボトムシェルに向かってV字状に傾斜する形状を採用しています。最も細いくびれから後方にかけて太くなるデザインにより、パームグリップ、クローグリップ、フィンガーティップグリップなど、様々な持ち方に自然に対応できます。
大きな手のユーザーとして、このマウスは「かぶせ持ち」に最適だと感じました。長時間のゲームプレイでも手が疲れにくく、快適な操作感が続きます。マウスの形状が指先、指の付け根、手のひらに自然にフィットするため、素早い動きも繊細な操作も自在にこなせます。
ソフトウェア
Waizowl OGM Cloud 3950は、ブラウザ上で設定可能なウェブドライバー「Waizowl Driver」に対応しています。インストール型の「Waizowl Driver Software」も利用できますが、ウェブドライバーの方がはるかに使い勝手が良いです。
ウェブドライバー「Waizowl Driver」は、DPI調整、ポーリングレート設定、ボタン割り当て、デバウンスタイム、スリープモードの時間設定など、豊富な機能を備えています。日本語対応済みで、直感的な操作性と分かりやすいインターフェースにより、マウスの性能を最大限に引き出すことができます。
他のマウスと形状比較
サイズ比較において、Waizowl OGM Cloud 3950は近年の左右対称ゲーミングマウスと比べてかなり大きな筐体を特徴としています。SteelSeriesのSENSEIをルーツとするこのモデルは、現在の小型軽量化トレンドとは異なる方向性を示しています。注目すべきは、大型でありながら穴あき加工を必要とせずに実測56.9グラムという軽量化を達成している点です。このマウスは、手の大きなユーザーのニーズに応える選択肢となっています。
入力遅延測定
- 入力遅延測定の条件と免責事項等について(クリックで開きます)
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ゲーミングマウスの性能評価において、入力遅延の測定は重要な要素です。当サイトでは、NVIDIAが開発した遅延測定ツールLDAT(Latency Display Analysis Tool)を使用して、マウスの入力遅延を計測しています。LDATは、ゲームやアプリケーションにおけるクリックからマズルフラッシュまでの遅延を、迅速かつ正確に測定するツールです。
測定の仕組みは、光センサーをディスプレイ表面に取り付け、マズルフラッシュを検出します。測定したいマウスが実際にクリックされてからマズルフラッシュ発光までの時間を高精度で計測することで、マウスの実際の応答性能を客観的に評価できます。当サイトではこの測定における最小値を掲載しています。
ただし、マウスを総合的に評価する際は、入力遅延だけでなく、前述の形状、重量、ボタン配置なども重要な判断材料となります。LDATの測定結果と他の要素を総合的に分析することで、より自分に適したゲーミングマウスを選択できるでしょう。
他のゲーミングマウスの入力遅延データは、こちらで見れます最新スペック大型左右対称ゲーミングマウス Waizowl OGM CLOUD 3950 ワイヤレスマウス レビュー免責事項等について免責事項・著作権
測定結果
Mouse Firmware:1.1.0 Receiver Firmware:2.03 / 2.02 Motion Sync:オン
有線接続での性能について
有線接続(1000Hz)での入力遅延測定の結果について
- 通常モード:4.0msという結果が得られました。これは一般的なゲーミングマウスとして十分な応答性を示しています。
- 高速ゲーミングモード:3.9msを記録しており、通常モードよりもわずかながら高速な応答性を実現しています。
無線接続での性能について
無線接続時の入力遅延については、ポーリングレートの設定によって以下のような変化が見られました
- 8000Hz:4.2msという優れた結果を示しています。これは最新の高性能ゲーミングマウスとして申し分のない性能です。
- 4000Hz:同じく4.2msを記録しており、8000Hzと同等の安定した性能を発揮しています。
- 2000Hz:5.0msという結果になっています。高いポーリングレートと比べるとやや数値は上がりますが、実用上問題のないレベルです。
- 1000Hz:5.5msを記録しています。一般的なゲーミングマウスとしては標準的な数値となっています。
市場の主要競合製品との比較として、Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX OPTICAL MODEの有線1000Hz接続時の測定値は3.3msとなっています。この結果は若干Logicool製品に分があるものの、実際の使用感における違いはほとんど感じられないレベルです。
特に注目すべき点として、本製品は高いポーリングレート(4000Hz、8000Hz)での無線接続時の方が、1000Hzでの無線接続時よりも優れた入力遅延値を示しています。これは高速ポーリングレートの技術が効果的に実装されていることを示唆しており、ユーザーにとって実用的なメリットをもたらしています。
総合的な評価として、Waizowl OGM CLOUD 3950はゲーミングマウス市場において、競合製品と比較しても遜色のない入力遅延性能を実現しています。特に高ポーリングレートでの無線使用時には優れた性能を発揮しており、プロゲーマーやハードコアゲーマーの要求にも十分に応えられる製品であると言えます。
まとめ
Waizowl OGM CLOUD 3950は、左右対称の大型ゲーミングマウスでありながら、実測56.9グラムという軽量ボディを実現しています。126×58×38mmという大きめのサイズ設計により、特に大きな手のユーザーでも安定したグリップ感で快適に操作することができます。パッケージには標準で最大8,000Hzの高速ポーリングレートに対応した8Kドングルが付属しており、さらに手のひらの滑り止めとなる専用グリップテープ、PTFE製の3種類の専用・汎用ソールも同梱されています。これらの付属品により、ユーザーの好みや使用環境に応じた細やかなカスタマイズが可能となっています。
接続方式はUSB有線、2.4G無線、Bluetoothの3種類に対応し、状況に応じて最適な接続方法を選べます。300mAhバッテリーで最大130時間の稼働が可能で、USB Type-C端子による充電に対応しています。実際の使用テストでは、最も電力を消費する設定の一つである8,000Hzのポーリングレートでも、約18時間の連続使用が可能でした。
Waizowl OGM CLOUD 3950 Crimson Lionは、約1億回のクリック耐久性を誇るとされているHUANO Green Shell White Dotスイッチを採用しており、やや硬めの明確な触感が特徴です。さらに、新開発のFeather3.0コーティングにより、前モデルよりもグリップ性が向上し、確実な指のコントロールを実現します。
入力遅延の測定結果は非常に優れており、有線接続での高速ゲーミングモードでは3.9ms、無線接続の8000Hz設定では4.2msという高速な応答性を達成しています。特に4000Hz以上の高速ポーリングレート時には、安定した低遅延性能を保持しています。
日本語対応の専用ウェブドライバーでは、DPI調整やポーリングレート設定、ボタン割り当てなど、細かなカスタマイズが可能です。
Waizowl OGM CLOUD 3950は、プロゲーマーやハードコアゲーマーの要求に応える高性能を備えながら、一般的なゲーミングユースにも適しており、幅広いユーザーのニーズに応えるゲーミングマウスとなっています。
[レビューサンプル提供:KIBU]
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