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【徹底レビュー】Zirnex Hiper60-M丨8000Hz対応の高性能ゲーミングキーボード!アルミ削り出し&PORON3層構造で最高級の打感を実現

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ゲーミングキーボードの選択に悩んでいませんか?高性能な機器を求めながらも、デザイン性と実用性の両立に迷う方も多いはずです。そんな中、Zirnexブランドの国内第二弾モデルとして登場したHiper60-Mは、プロフェッショナル向けの実用性と洗練されたデザイン性を高次元で実現しました。

本製品は、高品質なA6063アルミニウム合金を採用し、精密なCNC加工による製造工程を経て仕上げられています。最大8000Hzのポーリングレートと0.278mmという優れたトップデッドゾーン性能を実現し、ゲーミング性能においても妥協のない仕様となっています。

この記事では、Zirnex Hiper60-Mの詳細なスペックから実際の使用感まで、購入を検討される方に必要な情報を徹底的に解説。プロフェッショナルなゲーミング環境を目指す方々に、最適な選択肢となることをお約束します。

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Zirnex Hiper60-Mについて

キーボードレイアウトとデザイン

Zirnex Hiper60-Mは、61キーを搭載した60%サイズのコンパクトなキーボードです。洗練されたスリム設計により、デスクスペースを効率的に活用でき、マウスやマウスパッドのための十分なスペースを確保できます。限られたスペースで高級感と実用性を両立させ、特にゲーミング用途における機能性とデスク環境との調和を重視しています。

デザイン面では、アルミニウム合金製の筐体にアルマイト処理を施し、高い耐久性と高級感を実現しています。ファントムグレーを基調とし、パープルのアクセントが映えるシンプルで洗練された外観が特徴です。PBTキーキャップには染料昇華印刷を採用し、長期使用でも文字が消えにくい仕様となっています。

RGBバックライトは約16.8万色の発光に対応しており、ライティングパターンのカスタマイズによって、ユーザーの好みやデスク環境に合わせた細やかな光の演出が可能です。USBポートは背面右側に配置され、マウスの操作を妨げることなくPCと接続できます。

Zirnexブランドの国内第二弾モデルとして、デザインと性能において妥協のない完成度を実現。823gの重量による安定性で、プロフェッショナル向けの実用性と洗練されたデザイン性を高いレベルで両立しています。

パッケージと付属品

Zirnex Hiper60-Mには、充実した付属品が同梱されています。まず、キーボード本体を安全に持ち運べる専用のカスタムキーボード収納バッグが付属します。接続に必要なType-C to CデータケーブルとC to Aアダプターも同梱されており、様々な機器との互換性を確保しています。

メンテナンス用品として、キーキャップ兼キースイッチプラー、スエード製クリーニングクロスが付属し、キーボードの美しさを保つことができます。カスタマイズ用のパーツとして、キーボードストラップセット、ストラップバックルアクセサリー、サテライトシャフトガスケットが含まれています。

付属品には、操作性を高めるための薄型シリコングリップテープ(キーボード・マウス用)とPTFEマウススケートも含まれています。また、同梱の専用メタルカードにはQRコードが印刷されており、詳細な使用説明書にアクセスできます。

ケースと内蔵フォーム

Zirnex Hiper60-Mのケースには、A6063(マグネシウムとシリコンを含む6000系アルミ合金の代表的材料)を採用しています。この高品質なアルミニウム合金は優れた耐食性と加工性を持ち、CNC加工による精密な製造工程を経て仕上げられています。

さらに、ジルコニウムビーズによるサンドブラスト加工と高品質なアノダイズ処理(アルマイト処理)により、ケースは卓越した高級感と耐久性を実現しています。

ケース内蔵フォームには、3層構造のPORONフォームを採用しています。アルミニウムプレートの下にポロンサンドイッチコットンを配置し、PCBの下には2層のPORONベースとPORON防音ボトムパッドを組み合わせることで、優れた衝撃吸収性と吸音性を実現しています。

バックルとストラップ

Zirnex Hiper60-Mのギミックの一つとして、着脱可能なストラップバックルを同梱しており、ストラップの取り付けと取り外しが自由に行えます。

従来のゲーミングキーボードでは、ストラップを装着していない時に固定式バックルが余計な存在となっていました。

本製品では、ストラップを使用する際は六角ネジで脱着できるバックルを取り付け、不要な場合はフラットな装飾パーツに交換することで、スッキリとしたデザインを実現できます。

キーキャップ

Zirnex Hiper60-Mのキーキャップには、高品質なPBT(ポリブチレンテレフタレート)素材を使用し、数字と英語表記をベースとしたオリジナルデザインを、5面に耐久性の高い染料昇華印刷で施しています。長時間のゲームプレイでも確実なグリップ感を保ち、快適な操作性を実現しています。

キーキャップは適度な厚みがあり、打鍵時に心地よい「コトコト」という触感を生み出します。採用されているCHERRYプロファイルは、ドイツのCherry社が1980年代に開発した伝統的なキーキャッププロファイルで、現在もCherry社やGMK社などが製造を継続しています。

このプロファイルは、タイピングとゲーミング両用の高い汎用性から、多くのユーザーに支持されている代表的なプロファイルの一つです。低めの高さと段差のあるスカルプチャード形状、キートップの円柱状の窪みが特徴で、エッジの丸みを抑えたシャープなデザインとなっています。

ライティング

Zirnex Hiper60-Mは20種類以上の多彩なRGBバックライトエフェクトを搭載しており、好みのパターンを自由に選択できます。専用ソフトウェアでは、各キーのRGB制御やバックライトの明るさを細かく調整できるため、鮮やかな発色を使用環境や好みに合わせて最適化することができます。

ケース背面の脚裏にも小さなライティングゾーンが設けられており、RGBバックライトエフェクトと連動して発光します。

本製品にはGateron製Jadeスイッチをベースに、ZIRNEXが独自にカスタマイズした特別仕様のスイッチを採用。透光窓を通して美しいバックライトが放たれ、印象的なライティング効果を楽しむことができます。

キースイッチ

スイッチ種類Gateron Jade/Jade GamingZIRNEX定制軸
作動圧30±7gf30±7gf
底打ち圧50±10gf50±10gf
ストローク3.5±0.2mm3.8±0.2mm
磁束750±50wb750±50wb

Zirnex Hiper60-Mは、Gateron製Jadeスイッチをベースとした独自の特別仕様スイッチ「ZIRNEX定制軸」を採用しています。このスイッチはJadeシリーズよりもストローク距離が0.3mm長く、Gateron Magnetic Jade Gaming Switchと同様のWall Stem Design(壁型ステム設計)を採用しており、キー入力時の軸のブレを抑制し、優れた安定性を実現しています。

リニアタイプによる滑らかな打鍵感はゲーミングに最適で、専用ソフトウェアを使用することでアクチュエーションポイントを0.1mmから3.7mmまで0.02mm単位で調整可能です。さらに、トリガーストロークとリセットストロークも0.02mmから2.20mmまで設定できます。

打鍵感については、Gateron Jadeのカスタムスイッチならではのコトコトとした心地よさを持ちながら、ゲーミング性能を重視した仕様となっています。

滑り止めとチルト角

高品質な滑り止めゴムを底面3箇所に配置しており、キーボード手前側に長いものが1本、奥側の小さい脚の裏に2箇所あります。823gの本体重量との相乗効果により、激しい操作時でも完全な安定性を確保しています。筐体には一体型設計のCNC削り出しアルミニウム合金ケースを採用し、チルトスタンドを内蔵せず、チルト角を約6度に固定されています。

この最適な角度により、リストレストがなくても、手首への負担を最小限に抑えながら、長時間のタイピングやゲームプレイでも快適な操作姿勢を保てます。

筆者はほぼ全てのゲーミングキーボードでリストレストを必ず併用しており、特にWooting wrist restを愛用しています。このキーボードはケースの高さとリストレストの高さが理想的にマッチしており、より快適な操作性を実現できる点が大変気に入っています。

ソフトウェア

ウェブソフトウェアと機能性

Zirnex Hiper60-Mの設定は、ウェブソフトウェアの「ZIRNEX STUDIO」と、インストールタイプの専用ソフトウェア「Z-CENTER」でカスタマイズを行うことができます。「Z-CENTER」は、日本語に完全対応し、直感的なインターフェースで簡単に設定できます。

主な機能として、アクチュエーションポイント(0.1~3.7mm)とラピッドトリガー機能(トリガー/リセットポイント0.02~2.20mm)を0.02mm単位で調整可能です。

また、タキオンモードの切り替えやデバウンスレベルの調整、1000~8000Hzのポーリングレート設定、DKS・MT・TGLなどの入力アシスト機能を搭載しています。RGBバックライトは波状や点滅など、多彩なエフェクトを各キーで個別に設定でき、自由な視覚的カスタマイズが可能です。さらに、マクロ機能とキーリマッピングにも対応しており、特定のキーに複雑なコマンドを割り当てることができます。

キーボードの性能測定

当サイトでは、キーボードの各種測定値を定量的に評価するために、独自の測定装置を開発しました。

Q
測定機材・方法・環境および設定条件・免責事項

測定方法

当サイトでは、キーボードの各種測定値(トップデッドゾーン、アクチュエーションポイント、ラピッドトリガーポイント、ボトムデッドゾーン)を定量的に評価するために、独自の測定装置を開発しました。この装置は圧力センサーと高精度モータにより0.0005mm単位の高精度でキースイッチを押下できるため、従来のマイクロメーターや手動測定では困難だった再現性のある正確な測定を実現しています。

測定環境および設定条件
項目備考
CPURyzen 9 7950X3D
Mother BoardASRock B650 livemixerにあるLightning Gamingポートに測定するキーボードを接続
Mouse Polling Rate1000Hzからスタートし、最大ポーリングレートまで測定
測定回数「トップデッドゾーン・リセットポイント・途中入力オン・途中入力オフ・ボトムデッドゾーンの測定」を1セットとまとめて、これを全ポーリングレートや入力モード別に、全5セット測定しその平均値を採用

測定環境および設定条件の詳細

室温は25.0±1.0度に維持された環境で測定を実施。磁力の温度変化による影響を最小限に抑えるため、測定開始前に30分以上の温度馴染みを行いました。各設定での測定は5回ずつ行い、その平均値を採用しました。

キーボードの設定は以下の通りです。

  • アクチュエーションポイント(AP):0.1mm
    • 0.005mmや0.01mmなど、より細かな設定ができるキーボードもありますが、実用的かつそのような設定ができない他のキーボードと公平に比較するため、0.1mmに設定しています
    • その他の条件変更がある場合は別途記載
  • ラピッドトリガーポイント(RP):0.1mm
    • 0.005mmや0.01mmなど、より細かな設定ができるキーボードもありますが、実用的かつそのような設定ができない他のキーボードと公平に比較するため、0.1mmに設定しています
    • その他の条件変更がある場合は別途記載
  • トップデッドゾーンとボトムデッドゾーン:調整機能がある機種は0.00mmまたはそれ相当に設定
    • 設定機能がない機種はデフォルト状態で測定
    • その他の条件変更がある場合は別途記載
  • キャリブレーション機能:オートまたは手動キャリブレーション機能搭載機種は事前にキャリブレーション実施済み
    • 設定機能がない機種はデフォルト状態で測定
  • スイッチ:キーボードに実装された工場出荷状態のスイッチで測定
    • その他の条件変更がある場合は別途記載
  • ポーリングレート:1Kから対応する最大ポーリングレートまでそれぞれ測定
  • その他項目:デバウンス調整機能や誤タッチ防止モード、ラピッドモードなど設定項目がある場合は別途記載
免責事項
  • 当サイトは、科学的な情報や数値データを詳細に解説することを目的としておらず、あくまでも参考情報の提供に留まります。掲載されている情報、画像、動画は、すべて当サイトが独自に調査・測定したものですが、記載されている使用範囲や性能は保証値ではありません。
  • 使用目的や用途、条件への適合性については、ユーザーご自身の責任で判断してください。当サイトの情報利用により生じるいかなる問題や危険についても、ユーザーご自身の責任となり、当サイトは一切の責任を負いかねます。製品の詳細な仕様については、必ず各メーカーに直接お問い合わせください。
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測定結果

トップデッドゾーン(AP:0.1mm DZ:0.0mm設定)

Zirnex Hiper 60-Mのトップデッドゾーン性能は、最適設定(1K、タキオンモードオフ、デバウンスレベル3)で0.278mmという優れた最短値を達成し、測定された全機種中でトップ10に入ります。設定による変動幅は0.278mmから0.435mmの間で、差は約0.157mmとなります。

競合製品との比較では、上位モデルとしてELECOM GAMING VK720A(0.18mm)、WOBKEY RAINY75 RT Pro(0.183mm)、Logicool G PRO X TKL RAPID(0.23mm)がより優れた性能を示しています。

同等クラスにはZirnex Herald 68-M(0.21mm~0.405mm)とRAZER HUNTSMAN V3 PRO(0.38mm)が位置し、下位モデルにはRealforce GX1(0.775mm)、Wooting 60HE(1.062mm)、SteelSeries APEX PRO TKL WIRELESS(1.306mm~1.66mm)が該当します。


リセットポイント(リリース:0.1mm設定)

Zirnex Hiper 60-Mのリセットポイント性能について、最高性能設定時(1K、タキオンモードオフ、デバウンスレベル3、AP/DZ最適化オン)では、0.125mmという優れた最短リセットポイントを達成し、全測定機種の中でも上位10位以内に入る結果となりました。設定による変動幅は0.125mmから0.184mmの間で、約0.059mmの差に収まっています。

競合製品との比較では、ELECOM GAMING VK720A(0.126mm)とSteelSeries APEX PRO TKL WIRELESS(0.135mm)と同等の性能を達成しています。これに対し、RAZER HUNTSMAN V3 PRO(0.209mm)、AIM1 瞬(0.235mm~0.277mm)、Logicool G PRO X TKL RAPID(0.36mm)と比べて優位な性能を示しています。

総合的に見て、Zirnex Hiper 60-Mは中~上位クラスのリセットポイント性能を持つラピッドトリガーキーボードとして評価できます。0.125mmという競争力のある最短リセットポイントと高い設定安定性が特徴で、同価格帯の製品と比較しても遜色ない性能を実現しています。ただし、最上位モデルと比べると若干の性能差があり、また設定の組み合わせによって性能が変動する点には注意が必要です。特筆すべきは、設定の安定性が高く極端な性能変動が少ない点で、これは実用面での大きな利点となっています。


途中入力オン(プレス:0.1mm設定)

Zirnex Hiper 60-Mの途中入力オン性能は、最高性能設定時(1K、タキオンモードオフ、デバウンスレベル3、AP/DZ最適化オン)において0.133mmという優れた最短値を達成し、設定値とほぼ同等の挙動を示しました。これは全測定機種中で上位10位以内に入る性能です。設定による変動幅は0.133mmから0.186mmの間で、差は約0.053mmとなっています。

競合製品と比較すると、SteelSeries APEX PRO TKL WIRELESS(0.11~0.137mm)やELECOM GAMING VK720A(0.12mm)と同等の性能を示しています。さらに、Zirnex Herald 68-M(0.17~0.225mm)よりも優れた性能を発揮しています。

Zirnex Hiper 60-Mは、中~上位クラスの途中入力オン性能を持つラピッドトリガーキーボードです。最適な設定時には0.133mmという競争力のある性能を発揮し、多くの競合製品と比べても優れた結果を示しています。特に設定の安定性が高く、極端な性能変動が少ない点は実用面での大きな利点です。


途中入力オフ(リリース:0.1mm設定)

Zirnex Hiper 60-Mの途中入力オフ性能は、最適な設定(1K、タキオンモードオフ、デバウンスレベル1、AP/DZ最適化オフ)で0.118mmという優れた性能を達成しました。これは設定値通りの挙動を示し、全測定機種の中で上位10位以内に入る結果です。設定による変動幅は0.118mmから0.192mmで、その差は約0.074mmとなっています。

競合製品と比較すると、ELECOM GAMING VK720A(0.117mm)やZirnex Herald 68-M(0.12-0.17mm)と同等の性能を示し、AIM1 瞬(0.216-0.262mm)、Logicool G PRO X TKL RAPID(0.33mm)、Realforce GX1(0.365mm)などの製品を大きく上回る性能を発揮しています。

総合的に見て、Zirnex Hiper 60-Mは中~上位クラスの途中入力オフ性能を持つラピッドトリガーキーボードとして評価できます。特にELECOM GAMING VK720Aと同等の性能を持ち、AIM1 瞬やLogicool G PRO X TKL RAPIDと比較すると明確な優位性があります。設定の安定性も高く、極端な性能変動が少ない点は実用面での大きな利点となっています。


ボトムデットゾーン(DZ:0.0mm設定)

Zirnex Hiper 60-Mのボトムデットゾーン性能について、最高性能設定時(1K、タキオンモードオフ、デバウンスレベル1、AP/DZ最適化オフ)では、0.418mmという優れた最短ボトムデットゾーンを達成しています。設定による変動幅は0.418mmから0.578mmの間で、約0.16mmの差に収まっています。

競合製品との比較では、RAZER HUNTSMAN V3 PROが0.15mmという圧倒的な性能を示している一方、WOBKEY RAINY75 RT Pro(0.447mm)やZirnex Herald 68-M(0.47mm~)とは同等の性能を発揮しています。さらに、SteelSeries APEX PRO TKL WIRELESS(0.683mm~)、Logicool G PRO X TKL RAPID(0.88mm)、ELECOM GAMING VK720A(1.005mm)、Realforce GX1(1.52mm)といった製品と比べると、明らかに優れた性能を示しています。

総合的に見て、Zirnex Hiper 60-Mは0.418mmという競争力のある最小ボトムデットゾーンと、設定変更による小さな性能変動が特徴です。RAZER HUNTSMAN V3 PROとは約2.8倍の数値差があるものの、その他の競合製品と比較すると優れた性能を実現しています。価格帯を考慮すると非常に競争力のある製品であり、様々な設定でも安定した性能を維持できる点は、実用面での大きな利点となっています。

まとめ

Zirnex Hiper 60-Mは、コンパクトな60%サイズの高性能ゲーミングキーボードです。高速かつ優秀なラピッドトリガー性能と優れた使い勝手を両立させた点が最大の特徴です。デスク上のマウススペースを最大限確保できるコンパクトな設計に加え、シンプルで洗練されたデザインを採用しています。さらに、ZIRNEX定制軸とPORONフォームにより、快適な打鍵感と高速入力を実現しています。

性能面では、0.278mmという優れたトップデッドゾーンと0.418mmという最小ボトムデッドゾーン性能を誇ります。タキオンモードやデバウンス設定で詳細なカスタマイズが可能で、AP/DZ最適化機能により安定した入力応答性を実現しています。

SteelSeriesやLogicoolなどの大手メーカー製品と比較しても優れた性能を発揮し、特にボトムデッドゾーンでは、RAZER HUNTSMAN V3 PRO以外の競合製品を上回ります。

本製品は、高速な入力応答を重視するFPSゲーマーや、限られたデスクスペースで最高のパフォーマンスを求める方、細かな設定調整にこだわりたいユーザー、そして高性能かつコストパフォーマンスの良いキーボードを探している方に特におすすめです。

Zirnex Hiper 60-Mは、豊富なカスタマイズ機能と優秀かつ安定した性能特性により、様々なユーザーのニーズに応える一台として、自信を持っておすすめできる競技向けラピッドトリガーゲーミングキーボードです。

[サンプル提供:KIBU]

主な購入先

今回レビューした製品はこちら

◆ラピッドトリガー対応 ◇AP:0.1~ RT:0.02~ ◆[Zirnex Hiper Switch]搭載 ◇1000~8000Hzポーリングレート調節可能 ◆SOCD、DKS特殊機能対応 ◇複数の磁気スイッチ同時使用対応 ◆1600万色RGB ◇ウェブドライバー日本語対応

主な公称スペック

項目仕様
メーカー名Zirnex
製品名HIPER60-M
本体素材6063アルミニウム合金(CNC加工)
表面処理180メッシュジルコニウムサンドブラスト + アノダイズド処理
配列英語配列
サイズ60%サイズ
ホットスワップ対応
スイッチJadeカスタムスイッチ・ZIRNEX定制軸
キーキャップPBT素材 5面熱昇華印刷
ポーリングレート最大8000Hz
レイヤー数マルチレイヤーPORON3層
ソフトウェアウェブ・インストールタイプ両対応

執筆者

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Gear MetriX 主筆|Aimerz+|GEARZGG|
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ガジェットやゲーミングギアが大好きです。分かりやすいコンテンツ、詳しいコンテンツを作成することをモットーにしております。 お仕事やご依頼はお問い合わせフォームか、neu@gearmetrix.jp 、Xのダイレクトメッセージにて受け付けております。何卒よろしくお願い申し上げます。
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