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【実測55g】Pulsar X3 Size2レビュー!8KHz対応で入力遅延4.2msの最新ゲーミングマウス

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Pulsar

X3 Size2

「最高のマウスを求めて」―― 多くのゲーマーの皆さんと共に追い求めてきた理想のマウス。

近年、ゲーミングマウスの性能は日進月歩で進化を続けており、その選択肢の多さに悩まれている方も少なくないでしょう。

私は長年、数多くのゲーミングマウスをテストしてきました。その経験を活かし、今回は注目の新製品「Pulsar X3 Size 2」を徹底検証しました。

このレビューでは、55gの軽量ボディと最新のXS-1センサーを搭載し、4K Hz動作時に4.2msという優れた入力遅延を実現したPulsar X3の真価を、詳細なデータとともにお伝えします。

本レビューを通じて、Pulsar X3が自分のプレイスタイルに適しているか、的確な判断を下すことができるはずです。

結論から申し上げると、Pulsar X3は左右対称と非対称の特徴を巧みに組み合わせた革新的なハイブリッドデザインを採用し、競技シーンでも十分通用する高い性能と優れたコストパフォーマンスを実現したゲーミングマウスです。

Pulsar X3について

Pulsar X3は、革新的なハイブリッドエルゴノミクスデザインを採用したゲーミングマウスです。左右対称形状と非対称形状の特長を組み合わせ、パームグリップとクローグリップのどちらのスタイルでも快適な操作を実現します。

技術面では、自社開発のPulsar XS-1センサーを搭載し、32,000 DPIの高精度、750 IPSのトラッキング速度、50Gの最大加速度を実現。Kailh Opticalスイッチは8000万回のクリック耐久性を備え、別売の8Kドングル使用時には最大8,000Hzのポーリングレートに対応します。接続は2.4GHzワイヤレス、充電はUSB Type-Cを採用しています。

右手用サイズは2種類を用意。Mini(Size 1)が119.6mm×67.1mm×41mm・重量50g、Medium(Size 2)が124.7mm×69.5mm×43.1mm・重量55gです。

カスタマイズ機能も充実しており、LOD調整(0.7mm/1mm/2mm)、Motion Sync機能、10単位でのDPI調整などを搭載。カラーはブラックとホワイトの2色展開です。

このマウスの特長は、高性能センサー、軽量ボディ、そして汎用性の高いハイブリッド形状にあります。形状は、パームグリップユーザーには非対称部分で、クローグリップユーザーには左右対称のフロント部分で、それぞれ最適なグリップ感を備えています。

パッケージと付属品

標準パッケージには、X3ワイヤレスマウス本体、1000Hz対応のワイヤレスレシーバー、ワイヤレスレシーバーアダプター、USB Type-Cケーブル、取扱説明書、予備のPTFEマウスソールが含まれています。

ソフトウェアはWindows 7以降のOSで動作し、Pulsarソフトウェアのダウンロードにはインターネット接続が必要です。

別売アクセサリーとして、Pulsar 8Kドングル、X3用Supergrip グリップテープ、X3シリーズ用Superglideスケートがあります。

8,000Hzのポーリングレートを利用する場合は、別途8Kドングルの購入が必要となります。なお、標準パッケージのドングルは1,000Hz対応となっています。

Pulsar 8Kワイヤレスドングルは、標準の1000Hzを超える8000Hzのポーリングレートでゲーミングマウスのパフォーマンスを大幅に向上させます。これにより、正確なエイミングと素早い動きを必要とする競技ゲーマーにとって、トラッキングの精度、反応性、および正確さが向上します。

外見と特徴

シルエットとサイズ

今回レビューするPulsar X3のMediumサイズは、長さ124.7mm、幅69.5mm、高さ43.1mm、重量55g(±1g)です。

マウスの最大の特徴は、左右非対称と左右対称の特徴を組み合わせたハイブリッドエルゴノミクスデザインです。側面と上部は左右非対称でパームグリップに最適化され、フロント部分は左右対称でクローグリップにも対応します。左右のクリックボタンは同じ高さに配置されています。

パームグリップ(かぶせ持ち)を基本としながら、クローグリップ(つかみ持ち)やリラックスクロー(中間的な持ち方)にも対応する汎用性の高い設計です。従来モデルと比べてテールやノーズから見た時に、左右の高低差を減らしたことで、より多くのユーザーの手に自然にフィットします。

側面形状とくびれ

Pulsar X3は人間工学に基づいた非対称エルゴノミクス設計を採用したマウスです。左右の側面はマウス前部から後部にかけて異なる曲線を描き、なめらかな浅いくびれと親指部分の自然な窪みが特徴です。マウス上部から底部にかけては、親指位置のみが緩やかに凹んでおり、底部に向かって膨らむ優美なウエストラインを形成しています。

マウスの後半部分は左右非対称のエルゴノミック設計を採用しています。前半部分は左右対称のデザインで、パームグリップとクローグリップの両方に対応します。クリックボタンは左右同じ高さに配置し、操作の一貫性を確保しました。

この形状設計により、様々なグリップスタイルで快適な操作感を実現しました。特にパームグリップとクローグリップユーザーに最適な使用感を提供します。長時間の使用でも疲労を最小限に抑えられます。

剛性

Pulsar X3 Size 2は、高品質なプラスチック素材を使用し、優れた耐久性と剛性を実現しています。わずか55g(±1g)という軽量化を達成しながらも、堅牢な構造を維持。特にトップシェルは穴抜きを避け、ボトム側のみに肉抜き加工を施し、透明なプラスチックで意匠性のある蓋を取り付けることで、シェルは極めて堅固な作りとなっています。その結果、本体全体に軋みやたわみが一切ありません。

Pulsar X3 Size 2は、この軽量性と高い剛性・耐久性を両立させており、競技シーンでの使用にも十分な信頼性を備えています。

メインボタンとサイドボタン

メインボタンには、Kailh光学スイッチを搭載。8000万回のクリック耐久性を実現しています。左右のクリックボタンは同じ高さで対称的に配置され、左右対称形状のゲーミングマウスのような、一貫した操作感があります。また、フィンガーガイドにより指の位置が自然に導かれ、左右側面のシェルに挟まれる構造により高い安定性を確保。標準的なプリトラベルと短いポストトラベルを採用し、明確なクリック感を実現。

メインボタンの光学式スイッチは、チャタリング(二重クリック)問題を解消。デバウンスタイムの調整も可能で、高い耐久性と安定した操作感を備えています。適度な押し込み圧により、長時間の使用でも疲労が少なく、ゲーミングに最適な設計となっています。

サイドボタンは左側面に2つ配置され、丸みを帯びた形状です。サイドシェルからは控えめに突出し、クリック時の遊びがあり、やや深めの押し心地でストロークが長めとなっています。この特徴により、長時間の使用で親指が疲れやすい傾向にあります。

センサー位置

Pulsar X3 Size 2のセンサーは本体の中央に配置されており、親指と小指を結んだライン上に自然と位置するように設計されています。

高性能なPulsar XS-1フラグシップセンサーを採用し、最大32,000 DPIの高解像度、750 IPSのトラッキング速度、50Gの最大加速度を実現しています。ポーリングレートは標準で1,000Hz、8Kドングル使用時は最大8,000Hzに対応します。

センサーを中央に配置することで、バランスの取れた操作感を実現し、様々なグリップスタイルに対応。高速な動きや精密な操作時でも安定したトラッキングを維持し、競技シーンでも確かな性能を発揮します。

コーティング

Pulsar X3 Size 2のコーティングは高品質で、優れたグリップ力を実現しています。表面は滑りづらく設計されており、指先や手のひらを一度決めた位置で安定して保持できます。長時間のゲームプレイでも安定したグリップ感があり、パーム、クロー、リラックスクローなど、様々なグリップスタイルに適した表面処理です。

手汗をかきやすいユーザーでもグリップテープなしで確実な把持が可能です。グリップテープを追加すれば、さらなる把持力の向上も可能です。長時間使用での快適性を重視した表面処理です。

従前のX2V2やX2Hと比較して大幅に改善され、より強力なグリップ感があります。ブラックモデルは汗や皮脂による汚れは目立ちやすいものの、ホワイトは目立ちにくいので気になる方はホワイトモデルが適しています。このように、Pulsar X3 Size 2は高品質なコーティングにより、優れたグリップ性能と実用性を備えています。

スクロールホイール

Pulsar X3 Size 2のスクロールホイールは、プラスチック製のホイールにラバーを組み込み、シンプルな凹凸のトレッドパターンで適度なグリップ力を実現しています。メインボタンからの突出を抑えた低めの設計により、指の引っかかりを防ぎ、操作性を重視した配置となっています。直径約2.5センチのホイールで、正確な操作性と素早いスクロールを両立しています。

スクロールホイールはPULSAR BLUE ENCODERを採用し、24ステップのノッチ式で、精密で静かな操作感を実現しています。明確な段階を持ちながらもスムーズな回転が特徴で、タクタイルなクリック感のあるホイールクリック機能を搭載しています。ホイールクリックは明確な「カチッ」という感触で、非常に使いやすい設計となっています。

このように、Pulsar X3 Size 2のスクロールホイールは、ゲーミング用途に最適化された設計であり、精密な操作性と快適な使用感の絶妙なバランスが特徴です。

重量

Pulsar X3 Size 2は、本体重量わずか55g(±1g)の軽量設計を実現しています。この軽量性により、長時間のゲームプレイでも疲労が少なく、素早く正確な操作が可能です。

低重心設計により、パームグリップやクローグリップ(リラックスクロー)など、様々なグリップスタイルに最適な重量バランスを実現。eスポーツシーンでの使用を想定した設計で、長時間のゲームセッションでも快適な操作性を維持できます。軽量でありながら、優れた操作性と快適性を両立させたマウスとなっています。

バッテリー持ち

Pulsar X3 Size 2は、一般的な300mAhのバッテリー容量を採用しています。バッテリー持続時間はポーリングレートの設定により変動し、実測値では1000Hz設定で約95時間、2000Hz設定で約55時間、4000Hz設定で約30時間、8000Hz設定で約20時間の使用が可能でした。

バッテリー管理面では、自動スリープ機能を搭載し、効率的な電力管理を実現。フロントサイドボタン付近のLEDでバッテリー残量を確認でき、残量が低下すると赤く点滅して警告します。

競合製品と比較して同等以上のバッテリー持続時間があり、USB Type-C充電に対応し、充電中でも使用できます。ただし、8000Hz対応ドングル(別売)使用時は、バッテリー持続時間が大幅に短くなる可能性があります。

このように、Pulsar X3 Size 2は標準的な1000Hzポーリングレート使用時において、十分な長さのバッテリー持続時間と実用的な無線ゲーミングマウスとしての性能を備えています。

Pulsar 8K Dongle

Pulsar 8K Dongleは、標準の1000Hzを超える8000Hzのポーリングレートに対応した高性能なアクセサリーです。24.3×35.5×19.4mmのコンパクトなサイズで、重量は13.8gです。価格は2,690円(税込)となっています。

XS-1センサーを搭載した8000Hz対応のPulsar製ゲーミングマウスと互換性があり、Pulsar X2H v3シリーズおよびX3シリーズ(いずれも全サイズ)などで使用可能です。パッケージにはPulsar 8K Wireless Dongleが1個同梱されていますが、USB-Cケーブルはありません。

持ち方

パームグリップでは、ハイブリッドエルゴノミクスデザインにより、中央部に控えめな高さのミッドハンプとテール後部の形状を採用。これにより、手のひら全体でマウス後部を自然に包み込むことができます。平均的な手の大きさのユーザーに最適で、長時間の使用でも疲労を感じにくいのが特徴です。

クローグリップでは、中央部の控えめな高さと、それに続くテール後部、そして左右非対称の側面形状により、薬指と小指の付け根がマウスの右後部に自然にフィットし、安定した把持が可能です。手の大きいユーザーでも快適に使用でき、サイドボタンへのアクセスも容易です。

フィンガーティップグリップは、55gの軽量設計により素早い操作が可能です。ただし、サイズ的には若干大きめで、Size 1(Mini)の方が適している可能性があります。浅めのつまみ持ちでなければ、サイドボタンへのアクセスは問題ありません。

Pulsar X3 Size 2は、高品質なコーティングと人間工学に基づいた形状により、あらゆる持ち方で安定したグリップ感を実現します。

左右の側面は前部から後部まで異なる曲線を描き、滑らかな浅いくびれを形成しています。左側面には浅めの自然な窪みがあり、親指にフィットします。マウス上部から底部にかけては、親指位置に緩やかな凹みを設けています。底部に向かって膨らむウエストラインと非対称デザインにより、パームグリップからフィンガーティップまで、幅広いグリップスタイルに対応します。

ソフトウェア

Pulsar X3 Size 2は、インストールタイプのソフトウェアの「Pulsar Fusion Drive」に対応しています。

「Pulsar Fusion Drive」は日本語UIに完全対応し、インストールが必要なマウス設定ソフトウェアです。直感的な操作性により、各種設定を簡単に行えます。DPI設定は50から32,000 DPIまで10単位で調整可能で、最大6つのDPIステージとプリセットに対応。ポーリングレートは125Hzから8,000Hzまで選択でき、用途に応じて最適化できます。

ボタン設定では、全ボタンのカスタマイズ、マクロの記録・編集、デバウンスタイム(0~15ms)の調整、ドングルキーバインドが可能です。センサー設定では、LOD(0.7mm/1.0mm/2.0mm)の調整やモーショントラッキングの最適化に加え、マウスのLEDインジケーターと別売り8Kドングルのライティング設定ができます。また、省電力のためのスリープモード時間も設定可能です。

他のマウスと比較

XLITE V4 SIZE2との比較では、両モデルともPulsar XS-1センサーを搭載し、最大32,000 DPIに対応しています。サイズは似ていますが、XLITE V4は側面視で全長が3mm短く、上面からテールまでのカーブがより緩やかです。

重量は、X3 Size 2が55g(±1g)、XLITE V4が54gとほぼ同等です。どちらも8Kポーリングレートを使用するには別売ドングルが必要となります。

Pulsar X3 Size 2は、前部が左右対称で後部が非対称というハイブリッドエルゴノミクスデザインを採用し、独特なフォルムを実現しています。一方、XLITE V4は洗練された伝統的なエルゴノミクスデザインを特徴としています。

PM1も同様のハイブリッドエルゴノミクスデザインを採用していますが、44g(±2g)という軽量設計が特徴で、50gのPulsar X3 Size 1(mini)よりもさらに軽くて、コンパクトなサイズとなっています。

最適なモデルは使用目的によって異なります。X3 Size 2はバランスの取れた性能と機能性を重視し、XLITE V4は高速な応答性と洗練されたエルゴノミクス設計に特化し、PM1は極限の軽量化を追求しています。

選び方の目安として

  • 中~大サイズの手で、ハイブリッドエルゴノミクスデザインを求める方には X3 Size 2
  • 小~中サイズの手で、ハイブリッドエルゴノミクスデザインを求める方には X3 Size 1
  • 中~大サイズの手で、伝統的なエルゴノミクス形状を重視する方には XLITE V4 Size 2
  • 小~中サイズの手で、ハイブリッドエルゴノミクスで、X3 Size 1よりもさらなる小型・軽量化を求める方には PM1 がそれぞれ最適です。

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入力遅延測定

Q
入力遅延測定の条件と免責事項等について(クリックで開きます)

ゲーミングマウスの性能評価において、入力遅延の測定は重要な要素です。当サイトでは、NVIDIAが開発した遅延測定ツールLDAT(Latency Display Analysis Tool)を使用して、マウスの入力遅延を計測しています。LDATは、ゲームやアプリケーションにおけるクリックからマズルフラッシュまでの遅延を、迅速かつ正確に測定するツールです。

測定の仕組みは、光センサーをディスプレイ表面に取り付け、マズルフラッシュを検出します。測定したいマウスが実際にクリックされてからマズルフラッシュ発光までの時間を高精度で計測することで、マウスの実際の応答性能を客観的に評価できます。当サイトではこの測定における最小値を掲載しています。

ただし、マウスを総合的に評価する際は、入力遅延だけでなく、前述の形状、重量、ボタン配置なども重要な判断材料となります。LDATの測定結果と他の要素を総合的に分析することで、より自分に適したゲーミングマウスを選択できるでしょう。

他のゲーミングマウスの入力遅延データは、こちらで見れます
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免責事項等について
免責事項・著作権
免責事項・著作権
測定条件
項目備考
CPURyzen 9 7950X3D
Mother BoardASRock B650 livemixerを使用。マウスはLightning Gamingポートに接続
マウス以外のUSB機器は接続せず、キーボードはBluetooth接続
GPURTX3090
DisplayDell AW2524HF
GameVALORANTの射撃演習場で測定。設定はフルスクリーンモード、ローインプットバッファモードをオン。Nvidia Reflex Low Latencyはオン+ブースト。垂直同期はオフ、グラフィック設定は低。
Mouse DPI800に固定
Mouse Polling Rate1000Hzからスタートし、最大ポーリングレートまで測定
デバウンスタイム変更できるものは最小値に設定
クリック回数100回
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msはミリ秒の略で、1秒の1000分の1を表す時間の単位です。コンピューターやゲーミングデバイスの性能を測定する際によく使用されます。

例えば、マウスの入力遅延を測定する際にmsが使われています。入力遅延とは、マウスをクリックしてから、そのアクションがコンピューターに認識されるまでの時間のことです。

これらの数値が小さいほど、マウスの反応が速いことを意味します。ゲーミングマウスの場合、低い遅延値(つまり、より小さいms値)が求められ、それによってゲーム内でのより速い反応が可能になります。

測定結果

Mouse Firmware:00.00.10.17 Receiver Firmware:v0123 Motion Sync:オン

Pulsar X3の入力遅延測定では、4K Hz設定時に4.2ms、2K Hzで4.3ms、8K Hzで4.4ms、1K Hzで4.6msという結果となりました。この数値は、同社の従来製品であるX2H V3やXlite V3(いずれも4.6ms)を若干上回る性能です。

競合製品と比較すると、VAXEE NP-01S v2(競技モード/ワイヤレス)の3.3-3.5msには及びませんが、Sprime PM1(3.9-4.1ms)に近い性能を実現しています。特筆すべき点として、ポーリングレート間での性能差が小さく、8K Hz対応時でも安定した入力遅延を維持しています。4ms台という数値は、競技シーンでも実用的なレベルです。

総じて、Pulsar X3は4.2-4.6msという競争力のある入力遅延を実現しており、特に4K Hz設定時の性能が優れています。実際のゲームプレイにおいて遅延を感じることはなく、価格を考慮すると十分な性能です。

まとめ

Pulsar X3 Size 2は、55gの軽量ボディに最新のXS-1 Flagshipセンサー(32,000 DPI、750 IPS、50G加速)と最大8000Hzのポーリングレートに対応したゲーミングマウスです。

左右対称形状と非対称形状の特長を組み合わせたハイブリッド設計を採用。パームグリップとクローグリップに最適化された優れた操作性を実現しています。高品質なKailh製光学スイッチは8000万回のクリック耐久性を備えチャタリングを構造的に防止、4K Hz設定時には4.2msの優れた応答性能を発揮します。

フロント部分の対称的なメインボタン配置により一貫した操作性を実現し、リア部分の非対称形状が手のひらや薬指・小指の付け根に適度な圧迫感を与えることで安定した把持を可能にします。これにより、左右対称・非対称マウスの長所を融合した快適な操作性を実現しています。

専用ソフトウェアを使うことで、DPIやLOD設定などの詳細なカスタマイズにも対応しており、入力遅延は各PR設定で安定しています(4K Hz:4.2ms、2K Hz:4.3ms、8K Hz:4.4ms、1K Hz:4.6ms)。本製品は現代のゲーミングマウスに求められる要素を高次元で実現。55gの軽量ボディでありながら、優れた品質と操作性を両立させています。

主にeスポーツやFPSゲームのプレイヤー、マウスの形状にこだわりを持つユーザーに最適な製品です。左右対称と非対称の特長を組み合わせた革新的なハイブリッドデザインにより、従来のマウスとは一線を画す操作感を実現しました。さらに、先進の技術と機能を搭載しながらも、実用的な性能と快適な操作性を両立し、価格以上の価値があります。

特に入力遅延(4K Hz設定時4.2ms)やセンサー性能(32,000 DPI、750 IPS)といった実戦重視の要素で優れたパフォーマンスを発揮し、競技志向のゲーマーにとって魅力的な選択肢です。

購入方法と販売店

今回レビューしたマウス

ミニサイズはこちら

別売りの8Kドングルはこちら

Pulsar 8Kワイヤレスドングルは、標準の1000Hzを超える8000Hzのポーリングレートでゲーミングマウスのパフォーマンスを大幅に向上させます。これにより、正確なエイミングと素早い動きを必要とする競技ゲーマーにとって、トラッキングの精度、反応性、および正確さが向上します。

公称スペック

項目仕様
センサーPulsar XS-1(独自開発)
最大DPI32,000 DPI
トラッキング速度750 IPS
最大加速度50G
ポーリングレート最大8,000Hz(別売8Kドングル使用時)
スイッチKailh Optical(光学式)
接続方式2.4GHz ワイヤレス
充電端子USB Type-C

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