ePARA、バリアフリーeスポーツ大会「ハチエフ25」を9月に岩手で開催
ePARAは、9月20日・21日の2日間、岩手県八幡平市の安比リゾートセンター2Fプラザホール特設会場でバリアフリーeスポーツ大会「ハチエフ25(HACHIMANTAI 8 FIGHTS ’25)」を開催する。入場は無料だが、事前申し込みが必要。

同イベントは「誰もが挑戦者として並び合える場所」をコンセプトに掲げる。障害のあるプレイヤーと健常者が一堂に会し、格闘ゲームを通じて交流・競技を行う共生型eスポーツイベントだ。
ハチエフは2023年にスタートした年1回の定期開催イベント。障害の有無や年齢、ゲーム経験を問わず、すべての参加者が「ひとりのプレイヤー」としてステージに立てる大会として、年々注目を集めている。
開催時間は20日が開場10時・終了21時、21日が開場10時・終了19時。対象タイトルは「ストリートファイター6」。主催は株式会社ePARAで、八幡平市が開催協力する。
会場では5つのエリアを設置する。バトルエリアではストリートファイター6の対戦台を30台設置し、障害の有無を問わず誰もが対戦を楽しめる。使用するゲーミングPCは、静音性と安定性に優れたBTOパソコンメーカー・サイコム株式会社が提供する。
ゲームアクセシビリティ体験エリアでは、ストリートファイター6のサウンドアクセシビリティを用いた対戦台やアクセシブルコントローラーなど、障害当事者のゲーム体験を補助するツールを用意。入力支援補助装置への理解を深め、ICTを使った支援について東北での情報普及を進める。
展示エリアではサイコム社や八幡平市の特設ブースのほか、さまざまな展示を行う。サイコムブースでは使用するゲーミングPCの実機展示や製品解説も予定しており、BTOパソコンの魅力を直接体感できる。このほか物販・飲食エリア、Yogibo(ヨギボー)エリアも設置される。
協賛企業の株式会社サイコム代表取締役河野孝史氏は「『ゲームが得意じゃなくても、障がいがあっても、はじめての参加でも挑戦できる場所をつくる』という”ロースタンダード”の考え方に、私たちも強く共感してきた」とコメント。「このイベントが、『ここからなら始められる』『自分にもできるかもしれない』と思えるきっかけとなり、誰にとっても開かれた”未来のスタンダード”を共に創っていけることを願っている」と述べた。
ePARAは2016年11月設立で、代表取締役は加藤大貴氏。バリアフリーeスポーツ事業、就労支援事業、共創事業を手がけている。

