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「SKE48」がVALORANT女性eスポーツチームを結成

Ernest

 Myフィールドは23日、名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」の現役メンバー7名による、VALORANT女性eスポーツチームの結成を発表した。

 背景には女性のプレイ人口の増加がある。2024年のVALORANT女性世界大会「Game Changers」では、最高視聴者数46万人を記録し、女性プロゲーマーの活躍が世界中で注目を集めている。一方で、「eスポーツ=男性のもの」というイメージは依然として残っているといい、SKE48が今回の取り組みを通し「固定観念を打ち破り、アイドルがeスポーツに本気で挑む」という新しい女性プレーヤーのロールモデルとして、革新をもたらすと謳う。

 SKE48は2008年の結成以来、名古屋・栄を拠点に活動し、地元行政や観光プロモーションとの連携、地域イベント出演など、名古屋のカルチャーと共に歩んできた。愛知県・名古屋市は2026年アジア競技大会においてeスポーツを正式競技として導入予定であり、県・市としてもeスポーツ分野の振興に注力している。市内には常設のeスポーツ施設が整備され、行政主導の体験イベントも実施されるなど、eスポーツを核とした次世代交流・産業育成に力を入れているという。

 本プロジェクトは、こうした名古屋市のeスポーツ戦略と連動し、SKE48の地域密着型の発信力を活かして、Z世代カルチャーと地域振興を同時に推進する新たなモデルケースとなるとしている。SKE48によるVALORANT女性チームは、名古屋を拠点とした女性eスポーツチームとしては極めて珍しく、アイドル × eスポーツという領域を切り拓く象徴的な存在だという。

 チームの活動拠点は、三重県津市の榊原温泉にある温泉旅館「SPASPO神湯館」となる。同館はすでにプロeスポーツチームの合宿地として知られる存在で、eスポーツと観光の融合を目指す先進的な施設だという。

 メンバーの野村実代さんは「VALORANTは初心者ですが、練習してどんどん強くなっていきたいです。eスポーツの世界で新しい景色を見たい!」とコメント。河村優愛さんは「ゲームは昔から大好き!女性でも本気で戦えるってことを証明したいです!」と意気込みを語った。

 今後の展開として、チームの日常や挑戦の裏側をYouTubeで毎週配信するほか、Z世代向けイベント、学生大会、地元コラボも続々計画中だという。SPASPO神湯館にてファンミーティング&ゲーミング体験イベントも検討されている。

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