中央国際高等学校の生徒、eスポーツ高校対抗戦「STAGE:0」ストリートファイター6部門で優勝
広域通信制高校「中央国際高等学校」の渋谷学習センターに所属する生徒が「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2025 全国大会」の『ストリートファイター6』部門で優勝を果たした。
STAGE:0は、日本最大級のeスポーツの高校対抗戦で、同じ学校の生徒でチームを組んで日本一を目指す大会だ。2019年に始まり、eスポーツ競技の発展と世界で活躍する日本人選手の輩出を目標としている。ストリートファイター6部門は、2025年の今大会から初めてゲームタイトルに追加された。7月初旬から予選が行われ、決勝大会が27日にオンラインで開催された。
決勝大会は各地域ごとのブロック予選を勝ち抜いた9チームが出場した。2勝先取のバトルを3バトル行い、先に2バトル獲得すると勝ち上がりとなる。1チーム2名で構成され、1勝1敗となった場合には、各チームの前の対戦で勝利した選手同士で対戦し、勝敗を決する。優勝したチームは、8月16日に大阪関西万博で行われる表彰式に参加する。
優勝した「むにじゅの伝説」は、3年生2名のチームで、ふだんは渋谷学習センターで勉強やeスポーツに励んでいる。メンバーのひとり、okenochi選手は2年生の時に「第2回 NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権」でも優勝経験がある有力選手だ。
1試合目で東奥義塾高等学校と、2試合目では逗子開成高等学校と対戦し、それぞれ勝利を収めた。次の準決勝ではルネサンス大阪高等学校と対戦した。今大会で唯一「マスターレート」が、最上位レベルの「レジェンド」選手が所属しているチームのため、苦戦が予想されたが、むにじゅ選手が得意技を連続で叩き込み、見事勝利を収めた。
その勢いのまま、決勝戦では境港総合技術高等学校と対戦した。途中、得意技を次々と封じられるといったシーンもあったが、怒涛の力技で相手を捩じ伏せ、勝ち切ることができた。
むにじゅ選手は「このゲームが発売された時からジェイミーを使い続けてきて、最後に決めた技も最近のアップデートで使えるようになった技で、その技で勝敗を決められて嬉しかった」とコメントした。okenochi選手は「エントリーした時はランクが高い選手が多くて勝ち残れるか怖かったが、これまで何度も延長戦でむにじゅが勝って助けてくれたので、優勝できて本当に嬉しい」と語った。
中央国際高等学校は、2013年に開校した通信制高校で、首都圏を中心に全国に学習センターがある。開校以来、一貫して子どもたちに「社会で生き抜く力を身につける」教育の実現をテーマに掲げているという。
今回のSTAGE:0 には、ストリートファイター6以外のゲームタイトルでもエントリーしており、今後開催される全国大会にも登場予定だ。

