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【レビュー】Pulsar Xlite V4 SIZE2!入力遅延4.6ms エルゴノミクスゲーミングマウス

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Pulsar

Xlite V4 SIZE2

ゲーミングマウスの選択に悩んでいませんか?特にFPSゲームでは、マウスの性能が勝敗を分ける重要な要素となります。軽量で高性能なマウスを求めるゲーマーの間で、近年急速に支持を集めているPulsarから、待望の新製品が登場しました。

Pulsar社が誇る最新フラッグシップセンサーXS-1を搭載し、32,000DPIの高精度と750IPSの追従性を実現したXlite V4 SIZE2。わずか54gの軽量ボディながら、8000Hzの超高速ポーリングレートに対応し、プロゲーマーからも高い評価を得ています。

本記事では、Xlite V4 SIZE2の性能や特徴を徹底的に検証し、あなたのプレイスタイルに本当に合うのかを詳しく解説します。価格と性能のバランスが優れた本製品は、競争の激しいゲーミングマウス市場で、最高のコストパフォーマンスを実現している逸品と言えるでしょう。

このマウスについて

Pulsar Xlite V4 SIZE2(以下、Xlite V4 SIZE2)は、2024年11月20日に日本国内で発売されたPulsar Gaming Gearsの最新ワイヤレスゲーミングマウスです。

Pulsar Xlite V4のカラーバリエーションは、ブラック(型番:PXL421)とホワイト(型番:PXL422)の標準カラーに加え、レッド/ホワイトのQuiccsエディションがあります。サイズは、ミニサイズのSIZE1(115.6 x 63.4 x 40.7 mm、52g ±1g)、ミディアムサイズのSIZE2(122 x 66 x 43 mm、54g ±1g)、ラージサイズ(126.6 x 69.5 x 44.5 mm、58g ±1g)の3種類があります。

全モデルは右手用エルゴノミクスデザインで、高性能なXS-1センサーを搭載。一般モデルのパッケージには本体、1Kワイヤレスレシーバー、レシーバーアダプター、USB-Cケーブルが付属し、価格は14,960円。限定版のレッド/ホワイトのQuiccsエディションには、フィギュア型8Kドングルが同梱され、価格は23,980円となります。

PulsarよりXlite V4とフィリピンのアーティスト”QUICCS”のコラボモデルが数量限定で発売
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今回レビューするXlite V4 SIZE2は、中~大サイズの手に最適な大型エルゴノミックマウスで、マウスの中央部が最も高く、やや長めのテール部分が親指の付け根から薬指、小指の付け根まで自然にフィット。特に親指側には適度なくびれと快適なサムポケットがあり、優れたグリップ性を備えています。このエルゴノミック設計により、安定した握り心地と快適な操作性を実現しています。高速で低遅延のワイヤレス接続で、最大8,000Hzのポーリングレートに対応。本体重量はわずか約54gと軽量で、素早い動きと精密な操作が可能です。

Xlite V3 SIZE2との違い

V4とV3の主な違いは、センサー性能にあります。V4は新しいPulsar XS-1センサーを搭載し、32,000 DPIと750 IPSの高性能なトラッキングが特徴です。一方、V3はPAW3395センサーを採用し、26,000 DPIと650 IPSの性能を持っています。

ポーリングレートも大きく進化し、V4は標準の1000Hzに加え、オプションの8Kドングルで8000Hzまで対応できます。V3は標準1000Hz、4Kドングルで4000Hzまでの対応でした。

重量面では、V4が54g(±1g)、V3が55g(±1g)と、スペックシート上ではわずかながら軽量化に成功しています。

V4はV3の基本設計を受け継ぎながら、センサー性能、ポーリングレート、軽量化、構造設計の各面で進化を遂げました。ただし、基本的な形状や使用感はV3を踏襲しており、V3ユーザーにとって違和感なく使える進化版となっています。

付属品とPulsar 8K ドングル

Xlite V4 SIZE2のパッケージには、マウス本体、ワイヤレスレシーバーアダプター、1Kワイヤレスレシーバー、USB-Cケーブル、ステッカー、取扱説明書が同梱されています。なお、8Kドングルは別売りとなります。Pulsar 8K ドングルはLEDインジケータが内蔵されており、マウスの接続状態によって点灯します。

外見と特徴

形状と剛性

Xlite V4 SIZE2は、右利き用の人間工学に基づいた非対称形状で、パームグリップとクローグリップの両方に適しています。中型から大型の手に最適化された寸法設計で、マウスの中央部が最も高く、やや長めのテール部分が手の形状に自然とフィット。特に親指側には適度なくびれと快適なサムポケットがあり、抜群のグリップ感を備えています。

軽量化と高剛性を両立させた設計が特徴で、トップシェルには穴を設けず、ボトムシェルに効果的な穴加工を施し公称値54グラムの軽量化を達成。さらに、堅牢な構造により激しいゲームプレイでも安定した性能を維持し、軋みやたわみのない高品質な作りで優れた操作感が特徴です。

メインボタン

メインボタンの形状は人間工学に基づいて設計されており、指の自然な曲線に合わせた滑らかなフィンガーガイドが施されています。そして、左右側面のシェルで挟まれる独特な構造を採用しており、一般的なパームグリップやクローグリップなどの標準的な持ち方では快適に使用できます。ただし、ボタンの端に指を置くようなフィンガーティップグリップでは、シェルと指が干渉する可能性があるため、持ち方によっては若干の制限があります。

光学式スイッチを採用することで、チャタリングのない正確な入力と適度な押し込み抵抗を実現しており、メカニカルスイッチとは異なるオプティカルスイッチ特有のクリアな「カチッ」という感触があります。

メインボタンのプリトラベル(クリックまでの距離)は標準的な長さを持ち、ポストトラベル(クリック後の沈み込み)は短めに設計されています。この組み合わせにより、快適な押し心地と素早い操作性を両立しています。

サイドボタン

Xlite V4 SIZE2のサイドボタンは、やや丸みを帯びた大きな突起形状で、親指の自然な位置に配置されており、快適に操作できます。表面にはシェル同じ滑り止めコーティング加工が施され、素早い操作時でも確実にクリックできます。適度なストローク深さと明確なクリック感があり、細部まで配慮された優れた操作感が特徴です。

センサー位置

Xlite V4 SIZE2のセンサーは、マウスの全長に対してやや前方に位置しています。手の大きい筆者の使用テストでは、パームグリップとクローグリップのどちらの持ち方でも、親指と小指を結ぶライン上にセンサーが自然に収まります。このセンサー位置は理想的で、直感的な操作と高いエイム精度につながります。

コーティング

Xlite V4 SIZE2のコーティングは高品質な滑り止め加工が施されており、手汗に強い耐久性のある表面処理と、グリップ力と快適性を両立した設計が特徴です。手汗をかきやすいユーザーでもグリップテープなしで安定した把持が可能で、長時間の使用でも滑りにくい表面処理となっています。

より確実な把持性能を求める場合は、Pulsar純正のグリップテープが選択肢となります。グリップテープを装着すると把持力が向上し、長時間のゲームプレイでも安定した操作が可能となります。

前モデルのXlite V3と比較して、コーティングの品質が向上しており、手汗の多いユーザーでも快適に使用できます。さらに、純正グリップテープと組み合わせることでより安定した把持が可能です。

LEDインジケーター

マウスの左側面には、LEDインジケーターを搭載しています。このLEDは装飾的な要素だけでなく、DPI設定やバッテリー残量、充電状況などの情報を色の変化で直感的に表示する機能を持っています。

このLEDインジケーターは、必要最小限の情報表示に絞ることでバッテリー消費を抑えながら、ゲームプレイ中でも視認しやすい位置に配置されています。色による直感的な表示で、マウスの状態を素早く確認できるため、ゲーマーに必要な情報を効率的に伝えつつ、バッテリー寿命への影響を最小限に抑えた設計となっています。

スクロールホイール

スクロールホイールには、Pulsar Blue Encoderを搭載。この独自のエンコーダーは、静かでスムーズな動作と適度な触感フィードバックを両立。直径3センチの大型ホイールにはラバーリングを採用し、適度なグリップ感と精密な操作性を備えています。

本体からメインボタンを基準にやや低めに突出し、スムーズな回転とクリック感を両立。また、エンコーダーに防塵メカニズムを内蔵し、高い耐久性を確保しています。

ホイールはクリック可能なボタンとして動作し、適度な重みのある「カチッ」という感触が心地よいです。スクロール時の感触は、ノッチ間の移行がなめらかで、大きな音と感触フィードバックは控えめながら、スムーズで静かな操作感と絶妙な抵抗感が特徴です。内蔵された防塵メカニズムにより、微細な塵による故障リスクを抑え、長期使用に耐える信頼性の高い設計となっています。

私の評価では、Pulsar Blue Encoderはスムーズな操作感と適度な触感フィードバックのバランスが優れており、ゲーミング用途に最適です。特に防塵機構の搭載は、長期使用における信頼性向上に貢献する重要な特徴となっています。

重量

Xlite V4 SIZE2のトップシェルは見た目の美しさと耐久性を重視して無加工のまま、ボトムシェルには効果的な穴あけ加工を施し、本体重量54g (±1g)、実測値53.8gを達成。軽量設計でありながら、高い剛性と耐久性を両立。特筆すべきは、エルゴノミクス形状を採用しながらも50g台前半という軽量化です。

本体の重心は適切な設計で、急な動きでも安定した操作が可能。軽量性と操作性のバランスが取れた設計で、長時間のゲームプレイでも疲労が少なく、素早い動きと精密な操作を両立できます。

バッテリー持ち

バッテリーの持続時間について、使用環境や設定により実際の持続時間は変動し、1000Hz設定で約73時間、4,000Hzで約20時間、8,000Hzで約15時間の連続使用が可能でした。

ポーリングレートの設定がバッテリー消費量に大きく影響し、1000Hz設定で最も効率的なバッテリー使用となりますが、8000Hz設定(別売りドングル必要)では消費量が大幅に増加します。

持ち方

このマウスは3つの主要な持ち方に対応しています。

パームグリップは、マウスを手のひら全体で包み込む持ち方です。中型から大型の手に最適なサイズで、エルゴノミクス形状と高めの中央部が手のひらのアーチに自然とフィットし、手首への負担が少ないのが特徴です。

クローグリップでは、本体後部が親指の付け根から薬指、小指の付け根まで自然にフィット。くびれたウエストと54gの軽量設計により、掴みやすく、素早い動きと精密な操作が可能です。

フィンガーティップグリップは、手の大きいユーザーに適した持ち方です。全長122mmと高さ43mmというサイズ感から若干大きめですが、マウスのくびれが前方まで長く続き、先端付近で広がるフレア形状が特徴。このデザインにより、最もウエストが細い部分をつまんで持つと指先でのコントロールが容易です。ただし、センサー位置が後方寄りのため、操作に慣れが必要です。

エルゴノミクス形状のため、かぶせ持ちと掴み持ちとの相性が良好です。つまみ持ちも可能ですが、サイズ感から制限される可能性があるため、手のサイズに応じた最適な持ち方を選ぶことをお勧めします。

ソフトウェア

Xlite V4 SIZE2は、インストールタイプのソフトウェアの「Pulsar Fusion Drive」に対応しています。

「Pulsar Fusion Drive」は日本語UIに完全対応し、インストールが必要なマウス設定ソフトウェアです。直感的な操作性により、各種設定を簡単に行えます。DPI設定は50から32,000 DPIまで10単位で調整可能で、最大6つのDPIステージとプリセットに対応。ポーリングレートは125Hzから8,000Hzまで選択でき、用途に応じて最適化できます。

ボタン設定では、全ボタンのカスタマイズ、マクロの記録・編集、デバウンスタイム(0~15ms)の調整、ドングルキーバインドが可能です。センサー設定では、LOD(0.7mm/1.0mm/2.0mm)の調整やモーショントラッキングの最適化に加え、マウスのLEDインジケーターと別売り8Kドングルのライティング設定ができます。また、省電力のためのスリープモード時間も設定可能です。

他のマウスと比較

Xlite V4 SIZE2は、人気ゲーミングマウスと比べて優れたコストパフォーマンスと軽量性を持つモデルです。

VAXEE E1と比べると、サイズはほぼ同等ですが、Xlite V4 SIZE2は54gと、約7g軽量です。形状面では、両モデルともエルゴノミクス設計を採用。E1はより控えめな曲線と高い信頼性が特徴です。

LAMZU THORNのバッテリーは、ポーリングレート1000Hz設定時に約80時間と、Xlite V4 SIZE2より約10時間長く持ちます。THORNは様々な持ち方に対応する汎用的な形状のエルゴノミクスマウスですが、Xlite V4 SIZE2は理想的なグリップ感と自然な持ち方を重視した設計です。

DEATHADDER V3 PROは別売りの8Kドングルで最大8000Hzのポーリングレートに対応した高性能モデルです。RazerのロングセラーモデルDEATHADDERは現代的なエルゴ形状が特徴で、マウスのノーズとテール部分が長めの設計となっており、Xlite V4 SIZE2とは異なる現代的なアプローチを取っています。一方、Xlite V4 SIZE2は伝統的な従来型のエルゴノミクス形状を採用し、価格も抑えめとなっています。

用途による選び方は明確です。軽量性重視ならXlite V4 SIZE2、安定性・信頼性重視ならVAXEE E1、バッテリー持続時間重視ならLAMZU THORN、現代的なエルゴ形状重視ならDeathAdder V3 PROが最適です。

入力遅延測定

Q
入力遅延測定の条件と免責事項等について(クリックで開きます)

ゲーミングマウスの性能評価において、入力遅延の測定は重要な要素です。当サイトでは、NVIDIAが開発した遅延測定ツールLDAT(Latency Display Analysis Tool)を使用して、マウスの入力遅延を計測しています。LDATは、ゲームやアプリケーションにおけるクリックからマズルフラッシュまでの遅延を、迅速かつ正確に測定するツールです。

測定の仕組みは、光センサーをディスプレイ表面に取り付け、マズルフラッシュを検出します。測定したいマウスが実際にクリックされてからマズルフラッシュ発光までの時間を高精度で計測することで、マウスの実際の応答性能を客観的に評価できます。当サイトではこの測定における最小値を掲載しています。

ただし、マウスを総合的に評価する際は、入力遅延だけでなく、前述の形状、重量、ボタン配置なども重要な判断材料となります。LDATの測定結果と他の要素を総合的に分析することで、より自分に適したゲーミングマウスを選択できるでしょう。

他のゲーミングマウスの入力遅延データは、こちらで見れます
【レビュー】Pulsar Xlite V4 SIZE2!入力遅延4.6ms エルゴノミクスゲーミングマウス
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免責事項等について
免責事項・著作権
免責事項・著作権
測定条件
項目備考
CPURyzen 9 7950X3D
Mother BoardASRock B650 livemixerを使用。マウスはLightning Gamingポートに接続
マウス以外のUSB機器は接続せず、キーボードはBluetooth接続
GPURTX3090
DisplayDell AW2524HF
GameVALORANTの射撃演習場で測定。設定はフルスクリーンモード、ローインプットバッファモードをオン。Nvidia Reflex Low Latencyはオン+ブースト。垂直同期はオフ、グラフィック設定は低。
Mouse DPI800に固定
Mouse Polling Rate1000Hzからスタートし、最大ポーリングレートまで測定
デバウンスタイム変更できるものは最小値に設定
クリック回数100回
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msはミリ秒の略で、1秒の1000分の1を表す時間の単位です。コンピューターやゲーミングデバイスの性能を測定する際によく使用されます。

例えば、マウスの入力遅延を測定する際にmsが使われています。入力遅延とは、マウスをクリックしてから、そのアクションがコンピューターに認識されるまでの時間のことです。

これらの数値が小さいほど、マウスの反応が速いことを意味します。ゲーミングマウスの場合、低い遅延値(つまり、より小さいms値)が求められ、それによってゲーム内でのより速い反応が可能になります。

測定結果

Mouse Firmware:v1017 Receiver Firmware:v0125 Motion Sync:オン

Pulsar Xlite V4の入力遅延をLDATで測定したところ、ワイヤレス接続時の各ポーリングレート設定における結果は以下のようになりました。1000Hz設定では4.6ms、2000Hz設定では4.8ms、4000Hz設定では4.9ms、そして8000Hz設定でも4.6msという数値が得られています。これらの数値は、一般的なゲーミングマウスとしては十分な性能を示しています。

競合製品との比較を詳しく見てみますと、Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX(3.3-3.7ms)やVAXEE E1(3.7-4.1ms)といった上位モデルと比べると若干の差が見られます。しかし、同価格帯で人気の高いLAMZU THORN(4.6-5.0ms)とはほぼ同等の性能を発揮しています。また、ATK 裂空 Z1 PRO MAX(3.5-4.3ms)と比較すると、わずかながら遅延が大きくなっていることが分かります。

全体的な入力遅延は4.6-4.9msの範囲に収まっており、プロフェッショナルゲーマー向けの最上位モデルと比較すると若干大きめの数値となっていますが、一般的なゲーミング用途では十分な応答性を備えています。特筆すべき点として、8000Hzという高いポーリングレート設定時でも1000Hz時と同等の遅延値を維持できており、安定した性能を発揮できることが確認されています。

まとめ

Pulsar Xlite V4 SIZE2は、高性能と使いやすさを兼ね備えた右手用ゲーミングマウスです。54gの超軽量ボディと高精度なPulsar XS-1センサーを搭載し、FPSゲームに最適な設計です。

本体サイズは122×66×43mmで、標準1000Hzのポーリングレートに対応。8Kドングル(別売)使用時は8000Hzまで設定可能です。バッテリーは1000Hz設定時で約73時間持続。光学スイッチとPulsar Blue Encoderによって、優れたクリック耐久性と快適なスクロール感を備えています。

人間工学に基づいた右手用エルゴノミクスデザインと高品質な滑り止めコーティングで、安定したグリップ感が特徴です。左側面のLEDインジケーターでステータス表示が可能。キー設定とマクロ機能のカスタマイズにも対応。

入力遅延は4.6-4.9msとやや高め。8000Hz対応には別売ドングルが必要です。かぶせ持ちでは手のひら全体がフィット。つかみ持ちでは軽量ボディが活きますが、つまみ持ちではサイズが大きく感じることも。

価格は14,960円(2025年2月現在)。FPSゲーム向けの機能が充実し、54gの軽量ボディと高精度センサーの組み合わせはFPSゲームプレイヤーに特に魅力的。軽量マウスを求めるユーザーや右手用エルゴノミクスデザインを好むユーザーに適しています。

購入方法と販売店

今回レビューした製品

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ラージサイズはこちら

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Pulsar 8Kワイヤレスドングルは、標準の1000Hzを超える8000Hzのポーリングレートでゲーミングマウスのパフォーマンスを大幅に向上させます。これにより、正確なエイミングと素早い動きを必要とする競技ゲーマーにとって、トラッキングの精度、反応性、および正確さが向上します。

主な特徴

項目仕様
メーカーPulsar Gaming Gears
製品名Xlite V4 SIZE2 Medium
本体重量54g (±1g)
寸法長さ: 122mm幅: 66mm高さ: 43mm
センサーPulsar XS-1
最大DPI32,000
トラッキング速度750 IPS
最大加速度50G
ポーリングレート標準: 1000Hz8Kドングル使用時: 8000Hz
スイッチ光学式スイッチ
ボタン数5ボタン
接続方式2.4GHzワイヤレス / USB-C有線
バッテリー持続時間約70時間(1000Hz設定時)
形状右手用エルゴノミクス
特記事項8Kドングル別売り、SIZE1から3まで3サイズ展開。

執筆者

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Gear MetriX 主筆|Aimerz+|GEARZGG|
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