ゲーミングマウスパッド
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シングルレビュー:QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2

GMX
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

レビューサンプル提供は、LIT様より頂きました。心より感謝申し上げます。

この記事では、QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2をレビューしていきます。

QUAOAR

PERSEUS PREMIUM V2

QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2は、横方向(X-axis)がBalance-Controlに属するゲーミングマウスパッドです。

表面硬度は35のSOFT・裏面硬度は20のEXTRASOFT(タイプE2で測定)でした。

マウススケートと滑走面が適度に吸い付くようなマットな操作感で、柔らかい表面とよく沈むベースの組み合わせで。適度なストッピングアシストが得られます。

硬さはバラつきがなく、均一な中間層なので滑らかな滑り心地で使いやすいゲーミングマウスパッドに仕上がっています。

エッジのパイピングやステッチ処理が非常に丁寧です。マウスが乗り上げたり引っかかる心配はありません。

ごく一部のアームカバーを除いて、ほとんどのアームカバーとの相性がよく、引っかかることなく快適に使えます。

国内では、正規代理店のLITよりQUAOAR HERCULES PREMIUM V2と同時に、2024年4月19日に発売されました。

2024年4月19日現在

販売価格

490x420x4.0mm 6,980円-

評価

S Tier (S/A/B/C/D) – 24/04/19

滑り具合(動摩擦力 – GMX基準)

横方向(X-axis)基準でバランスコントロールタイプ

硬度(タイプE2で測定 / Extrasoft ⇒ Verysoft Soft Mid hard Veryhard Extrahard)

表面硬度35 : SOFT / 裏面硬度20:EXTRASOFT

表裏硬度類似硬度マウスパッド:ESPTIGER SheSheJia Purple / QUAOAR OCEANUS PREMIUM / ESPTIGER Kun Lun Black / ESPTIGER Tang Dao Black

硬さのばらつき(S/A/B/C/D)

Sランク :ばらつき無し

スペック(公称)

SURFACE滑らかな平織りの表面
BASE羅傑斯井上PORON®
サイズ490x420x4.0mm

注意点

  • なし

メモ

  • PORONベースの防滑性能は、ベースの汚れ等に左右されるので、防滑性能が劣ってきたと感じたら、マウスパッドの裏面と机の上をウエットティッシュで拭いて清浄に保つようにするといいでしょう。

結論から

結論、QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2は横方向(X-axis)基準で初動の重さ(最大静摩力)は重たく、滑りはBalance-Controlに属するゲーミングマウスパッドです。操作感はマウススケートと滑走面が適度に吸い付くようなマットな感じです。

コントロールタイプの入門マウスパッド的な存在で、幅広いゲーマーにとって扱いやすいコントロール性能も持っています。細かいエイム操作が多いVALORANTのようなゲームをメインでプレイする方におすすめできます。

マウスパッド名表面硬度
(タイプE2で測定)
裏面硬度
(タイプE2で測定)
横方向(X-axis)の滑り具合
QUAOAR PERSEUS PREMIUM V235:SOFT20:EXTRASOFTBalance-Control
QUAOAR HERCULES PREMIUM V238:SOFT11:EXTRASOFTUltra-Control
Logicool G640s51:MID50:MIDSpeed-Balance
Logicool G74052:MID49:MIDSpeed-Balance
Razer GIGANTUS V258:HARD58:HARDSpeed-Balance
Steelseries QcK Edge50:MID52:MIDSpeed-Balance
Steelseries QcK HEAVY55:HARD54:HARDSpeed

表面硬度は35のSOFT・裏面硬度は20のEXTRASOFT(タイプE2で測定)でした。柔らかい表面とよく沈むベースの組み合わせで。程よいストッピングアシストが得られます。硬さはバラつきがなく、均一な中間層なので滑らかな滑り心地で使いやすいゲーミングマウスパッドに仕上がっています。

中間層底面に施されている防滑処理は、非常に高い防滑性能を持っています。任意の設置位置からずれることはありませんでした。

カラーバリエーションは、色鮮やかなオレンジカラー1色のみの展開です。サイズも490x420x4.0mmのみです。

外見から確認

QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2の外見について簡単に述べていきます。

梱包状態

QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2はフラットパッケージに梱包されていました。中身はロゴ入りの厚紙とQUAOARブランドのロゴがプリントされた半透明の袋にマウスパッド本体が入っており、開封した時からプレミアムな体験価値が得られました。

巻き癖や反りがないので開封してすぐにフラットな状態ですぐに使いはじめることができます。

表面組織の質感

QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2は横方向(X-axis)はとてもサラサラとした手触りです。縦方向(Y-axis)もサラサラですが、指でなぞったときに横方向(X-axis)よりも抵抗を感じました。表面組織は撚糸が規則的に編まれつつ、組織同士の遊間が一定に保たれていて、ふわっとした平織りとなっています。

ベースの辺に対して表面組織の向きや格子状の構造が斜めになっていると、マウスの操作感に均一ではなく部分的な差が生じる恐れがあるのですが、四角形のベースの辺に対して、表面組織の向きや格子状の構造が斜めになっていたり歪んだりせず、直角に表面組織が貼り合わされている点が素晴らしいです。

ステッチ

QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2のエッジは、パイピングやステッチ処理が非常に丁寧に施されています。極細のほつれ防止ステッチ(公称)で画像のとおり、マウスが乗り上げたり引っかかる心配は全くありません。

マウスパッド右下にロゴと製品名の凸凹としたプリントがありますが、プレイエリアの範囲外なので実操作に全く影響はないでしょう。

ベース 

QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2の中間層底面に施されている防滑処理は、非常に高い性能を持っています。筆者の環境(Flexispotメラミン化粧板ブラック天板・IKEAメラミン仕上げ天板トロッテン)で、任意の設置位置からずれることはありませんでした。

PORONベースの防滑性能は、ベースの汚れ等に左右されるので、防滑性能が劣ってきたと感じたら、マウスパッドの裏面と机の上をウエットティッシュで拭いて清浄に保つようにするといいでしょう。

アームカバー相性

アームカバー名(順不同)相性補足
REJECT アームカバー滑らかに滑って相性がよい
Pulsar Gaming Gears eS アームスリーブ滑らかに滑って相性がよい
CW-X アームカバー滑らかに滑って相性がよい
WALLHACKアームスリーブ滑らかに滑って相性がよい
EADALIアームカバー×縦方向(Y-axis)の相性が良くない
Vancer アームカバー
(サイズ3XLのみVancerマウス付属)
滑らかに滑って相性がよい
過去のレビュー記事はこちら
ファーストインプレッション:REJECT GAMING ARM SLEEVE
ファーストインプレッション:REJECT GAMING ARM SLEEVE
過去のレビュー記事はこちら
ファーストインプレッション:ウォールハック アームスリーブ
ファーストインプレッション:ウォールハック アームスリーブ

QUAOAR

PERSEUS PREMIUM V2

2024年4月19日現在

販売価格

490x420x4.0mm 6,980円-

ここから先を読む前に

ここから先は、結論で述べた内容を説明するために初動と滑りについて評価しつつ、他のマウスパッドと詳しく比較していきますが、内容が少しずつ難しくなると思うので摩擦に関する単語や分かったことについて簡単にまとめた補足ページをここに置いておきます。書いてある内容などがもし分からなかったら、下記のページを別タブで開きながら続きを読んでいただければ幸いです。

トピック:マウスパッドの摩擦係数と摩擦力
トピック:マウスパッドの摩擦係数と摩擦力

また、専門的な単語を極力避けるために以下のように置き換えます。

  • 最大静摩擦係数は、初動の重さ係数(最大静摩係数)
  • 最大静摩擦力は、初動の重さ(最大静摩力)
  • 平均動摩擦係数は、滑り具合の係数(動摩擦係数)
  • 平均動摩擦力は、滑り具合(動摩擦力)
  • 平均動摩擦力の標準偏差は、表面の粗さまたは滑り心地の滑らかさ

摩擦測定は横方向・縦方向・斜め45度方向の3方向ごとに、マウスが止まっている状態から動かしたシーンを想定した切り返し前(往路)と、動いている状態から反対方向へ切り返した、切り返し後(復路)の2つのパターンで測定しています。

なお、滑りの評価は係数が一定であることが分かったので滑り具合の係数(動摩擦係数)で行います。

初動の重さ係数(最大静摩係数)は、荷重を大きくすれば同係数が小さくなることが実験から分かったので、初動の評価は荷重150gの条件で測定された初動の重さ(最大静摩力)で評価していきます。

Q
初動の重さ(最大静摩力)のタイプと順序
初動初動の重さ(最大静摩力)のタイプ
Very Light
Light
Medium
Slightly Heavy
Heavy
Very Heavy
Q
滑り具合(平均動摩擦力)のタイプと順序
滑り滑り具合の係数(平均動摩擦係数)のタイプ
Speed
Speed-Balance
Balance
Balance-Control
Control
High-Control
Ultra-Control
Ultra-High-Control

初動と滑り具合の評価

QUAOAR PERSEUS PREMIUM V2横方向(X-axis)への滑り具合(平均動摩擦力)は、Balance-Controlでした。

縦方向(Y-axis)と斜め方向(45deg)は、さらに二つ上のタイプであるHigh-Controlでした。

また、横方向(X-axis)の切り返し前(往路)と切り返し後(復路)の初動の重さ(最大静摩力)は、

切り返し前(往路)が“Heavy”、切り返し後(復路)が“Very Heavy”へ変化しています。

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