めっちゃかわいくて最新スペック レビュー WLMOUSE × KIBU Beast X 3950 IceBlueKB 日本限定 マグネシウム合金製ワイヤレスゲーミングマウス
Beast X 3950 IceBlueKB
接続方式 | 無線 / 有線 両方可能 |
ケーブル | 着脱式USB Type-C パラコートケーブルが付属 |
センサー | PAW3950HS |
スイッチ | オムロン製の光学式スイッチ |
サイズ | 127 mm(長さ)x 62 mm(幅)x 37 mm(高さ) |
重量 | 約39g |
DPI | 50-30000 DPI (50刻みで設定可) |
ポーリングレート | 最大8000㎐ |
クリックレスポンスタイム | 0-15msで変更可 |
LOD | 0.7mm 1.0mm 2.0mmの3段階で設定可 |
Motion Sync | オン・オフ可 |
購入方法と販売店
WLMOUSE × KIBU Beast X 3950 IceBlueKB
このマウスについて
WLMOUSE × KIBU Beast X 3950 IceBlueKB(以下、Beast X 3950 IceBlueKB)は、WLMOUSEとKIBUの初のコラボレーションで生まれたゲーミングマウスです。日本国内限定460台で、再販の予定はありません。2024年10月20日の初回先行予約では260台が即日完売。二次予約では、オンラインストアと実店舗で残りの200台が販売される予定です。
本製品は、WLMOUSE Beast X 8Kゲーミングマウスをベースに開発されました。主な変更点は、センサーが準最新のPAW3395から最新のPAW3950HSへアップグレードされたこと、そしてシェルのカラーリングとデザインが過去のBeast X MiniのIceBlueを踏襲していることです。執筆時点では、PAW3950HSセンサーを搭載したBEAST X 8Kの通常モデルはまだ国内で販売・流通していません。そのため、このBeast X 3950 IceBlueKBが実質的に、国内で入手可能な最新スペックのBEAST X 8Kとなっています。
第一印象
Beast X 3950 IceBlueKBは、中くらいの手の大きさに適しており、パームグリップ、クローグリップ、フィンガーティップグリップなど、多様な持ち方に対応する使いやすい形状が特徴です。
- ポーリングレート:最大8,000Hzに対応
- センサー:最新のPAW3950HSセンサーを搭載し、最大30,000 DPIまで対応
- スイッチ:オムロン製の光学式スイッチを採用し、高速な応答性と確実なクリック感を実現
- 軽量設計:約39gの軽量設計により、長時間の使用でも疲労が少なく、快適な操作が可能。対称的な形状で、様々な手のサイズやグリップスタイルに適合
- バッテリーライフ:300mAhのバッテリーを搭載。実使用で8,000Hz設定時でも約20時間の持続が可能
- 接続方式:2.4GHzワイヤレス接続とUSB接続の両方に対応
- 豊富な付属品:多様なアクセサリーが同梱されており、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能。個人の好みや使用環境に応じた最適な設定を実現
Beast X 3950 IceBlueKBは、特徴的な愛らしいデザインとカラーリングが目を引きます。メインボタンには猫耳と肉球のマークが立体印刷で施され、さらに目が光る猫型ドングルが付属。マウスとレシーバーの両方が非常にかわいらしく、Beast X MiniのIceBlueバージョンがリリースされた時から圧倒的な人気を誇っています。
動画
付属品
Beast X 3950 IceBlueKBには、豊富な付属品が同梱されています。これらの付属品は、マウスの性能を最大限に引き出し、ユーザーの好みに合わせて快適な使用環境をカスタマイズするのに役立ちます。
- Beast X 3950 IceBlueKB 本体
- 目が光る猫型8Kドングル:高速な無線接続を実現するレシーバー
- 1Kドングル:一般的な最大1K対応ドングル
- USB-A to USB-C ケーブル:充電と有線接続用
- PTFE製純正スケート:専用形状にカットされたもの
- 汎用グリップテープ:長方形、六角形、正方形などにカットされたもの
- 専用グリップテープ:メインボタンと両サイドの形状に合わせてカットされたもの
- アルコールティッシュ:マウススケートやグリップテープ貼付け前の清掃用
これらの豊富な付属品により、購入後すぐにBeast X 3950 IceBlueKBの性能を最大限に活用できます。マウスの機能を十分に引き出し、快適な操作環境を整えることで、ゲーミング体験をさらに向上させることができるでしょう。
外見
上面
底面
形状
- 左右対称形状:多様な手のサイズとグリップスタイルに適応する左右対称デザイン。
- サイズ:中型の手に最適なサイズで、幅広いユーザーに適合します。
- シルエット:本体中央部が最も高く、両側面には緩やかなくびれがあります。マウス後面にかけてやや太くなり、側面の傾斜は極端ではなく、とても緩やかなV字型です。汎用性の高い形状により、手のひらにフィット。パーム、クロー、フィンガーティップなど、様々なグリップスタイルに対応します。
- 軽量化設計:マウス全体に大胆な肉抜き加工を施しつつも、剛性を損なうことなく大幅な軽量化を実現しています。
センサー位置
- センサー:最新のPAW3950HSを搭載し、最大30,000 DPIまでの可能です。
Beast X 3950 IceBlueKBのセンサー位置は、マウス本体の中央よりも気持ち前よりに設計されています。この配置は、筆者の手の大きさだとマウスを握った時の親指と小指を結んだ線よりもすこし前寄りに位置します。
正面
後面
メインボタン
- デザイン:メインボタンが左右側面のシェルに覆いかぶさる構造を採用。人差し指や中指をメインボタンの端に置くグリップスタイルでも問題なくクリックできるため、幅広いユーザーに適しています。
- 滑らかな凹状のガイド:メインボタンにある凹状のガイドが、人差し指と中指を自然に配置させます。美観だけでなく機能性も重視したこのデザインは、指先同士の適切な距離を保ちつつ、各指を理想的な位置へと自然に導きます。
- クリック感:オムロン製光学式スイッチを採用。やや硬めながら、明確な反応と歯切れの良さが特徴です。
- トラベル:短いプリトラベルとやや長めのポストトラベルを組み合わせ、クリック時の操作感を最適化しています。
左側面
右側面
剛性
- 高剛性構造:Beast X 3950 IceBlueKBは、大胆な肉抜き加工を施しながらも、マグネシウム合金を使用することで、非常に軽量かつ堅牢なゲーミングマウスに仕上がっています。この特性により、激しいゲームプレイ中も安心して使用できます。軋みやたわみがなく、高品質なゲーミングマウスとしての性能を発揮します。
コーティングとスリット
Beast X 3950 IceBlueKBには滑り止めコーティングが施されていますが、グリップ力を向上させるため、グリップテープの追加を推奨します。また、マウス側面の斜めのスリットは、使用者によっては指が食い込んで不快に感じる可能性があります。この問題もグリップテープの使用で改善できるでしょう。
WLMOUSEはこの点に配慮し、専用のグリップテープを同梱しています。
このグリップテープにより、マウスの把持力が大幅に向上し、長時間のゲームプレイでも安定したコントロールが可能になります。個人の好みや使用環境に合わせて適切なグリップテープを選択することで、さらに快適な使用感を得られるでしょう。
かわいいカラーと猫要素
- 本体カラー:愛らしい淡い水色のパステルカラーを採用。この優しい色合いがデスク環境を華やかに彩り、目を引きます。このカラーリングは、かわいらしさとかっこよさを絶妙に両立させています。
- 猫耳と肉球:メインボタンには猫耳と肉球のマークが立体印刷で施され、キュートでプリティなデザインに仕上がっています。バッテリーには、さりげなくKIBUの鯉ロゴと「マグネシウム合金製ゲーミングマウス」という日本語のプリントが施された特別仕様になっています。
LEDライト
Beast X 3950 IceBlueKBのメイン基板には、巧妙に隠されたLEDライトが配置されています。このLEDライトは、単なる装飾ではなく、マウスの重要な情報を視覚的に伝える役割を果たしています。具体的には、バッテリーの充電状態を色で示し、現在設定されているDPI(マウスの感度)を異なる色で表示します。
サイドボタン
Beast X 3950 IceBlueKBのサイドボタンは、使いやすさと操作性を追求した設計が特徴です。マウス側面に配置された2つのボタンは、適度に直線的で角張った突起形状を採用。この形状により、ユーザーの親指が自然に触れる位置に精密に配置され、直感的な操作が可能になっています。
スクロールホイール
Beast X 3950 IceBlueKBのスクロールホイールは、使いやすさと操作性を重視し、やや低めに配置されています。この配置により、指の動きが最小限に抑えられ、素早く正確なスクロール操作が可能です。ホイールのグリップ力は強すぎず弱すぎず、絶妙な感触を実現しています。
スクロールホイールは高級感のあるアルミ削り出しで製作されています。ホイール表面には溝のパターンが精巧に刻まれており、これが指の滑り止めとして機能し、快適な操作性を実現しています。
スクロールホイールは、1ノッチごとに明確な「カチカチ」感を提供し、適度な抵抗感があります。操作感は強すぎず軽すぎず、ちょうど良いバランスです。さらに、ホイールのクリックも同様に絶妙な力加減で行えるため、非常に使いやすい設計となっています。
スイッチ
Beast X 3950 IceBlueKBに搭載されているスイッチは、オムロン製の光学式スイッチです。
オムロン製光学式スイッチの主な特徴
オムロン製の光学式スイッチは、先進的な技術を採用し、以下の特徴を持っています。
- 高い応答性と信頼性
- 光センシング技術:物理的な接点がないため、信号のバウンスやチャタリングを完全に防止
- 超高速応答:光の速度で動作するため、入力遅延を最小限に抑制
- 優れた耐久性
- 長寿命設計:機械的な接点がないため、従来の機械式スイッチと比較して大幅に長い寿命を実現
- 低消費電力:効率的な光学システムにより、バッテリー寿命を延長
- 多様な用途
- ゲーミングマウス:高速応答性により、プロゲーマーの要求にも応える精密な操作が可能
- 産業用機器:信頼性と耐久性が求められる産業用途にも適合
重量
Beast X 3950 IceBlueKBは、実測値40.5gという驚異的な軽さを実現しています。この重量は、現代のゲーミングマウスにおいて画期的な軽量化の成果と言えるでしょう。同クラスの競合製品と比べても、その軽さは際立っています。
軽量化の鍵は、マグネシウム合金の採用とマウス全体の大胆な肉抜き加工にあります。マウスの構造強度を維持しつつ、可能な限り素材を削ぎ落とす巧妙な設計が施されています。この精密な加工により、マウスの各部位から余分な重量が徹底的に取り除かれました。その結果、驚異的な軽さと卓越した操作性を兼ね備えた、革新的なゲーミングマウスが誕生しました。
おすすめの持ち方
Beast X 3950 IceBlueKBの大きさは、中サイズの手に最適です。本体中央部が最も高く、両側面には緩やかなくびれがあります。本体中央部が最も高く、両側面には緩やかなくびれがあります。傾斜は極端ではなく、とても緩やかなV字型です。汎用性の高い形状により、手のひらにフィット。パーム、クロー、フィンガーティップなど、様々なグリップスタイルに対応します。
私の経験から言えば、大きな手を持つ人間として、このマウスは「つかみ持ち」に非常に適していると感じました。長時間のゲームプレイでも手の疲労が少なく、快適な操作感を維持できる点が印象的です。さらに、マウスの形状が手にぴったりフィットするため、素早い動きや微細な調整が必要な場面でも安定したコントロールが可能でした。
バッテリーライフ
Beast X 3950 IceBlueKBのバッテリーライフは、実際の使用テストで、最も電力を消費する設定の一つである8,000Hzのポーリングレートでも、約20時間の連続使用が可能でした。
この結果は一般的な使用環境下での実測値ですが、ユーザーの使用パターンや設定により多少の変動があり得ます。この優れたバッテリー性能により、充電の頻度が減り、途切れのないゲームプレイや作業が可能になります。さらに、ポーリングレートを低く設定すれば消費電力が抑えられ、より長時間の使用が期待できます。
高性能でかわいい8Kドングル
Beast X 3950 IceBlueKBには、8K対応のとてもかわいい目が光る猫型ドングルが標準で付属しています。このレシーバーはWLMOUSEとKIBUのコラボレーションデザインであり、単体での販売はされていません。高性能でかわいい8Kドングルが最初から装備されているため、ユーザーは追加購入することなく、最高のパフォーマンスを即座に体験できます。
WL MOUSE HUB
Beast X 3950 IceBlueKBは、ウェブブラウザ上でマウスの設定ができる「WL MOUSE HUB」に対応しています。
「WL MOUSE HUB」は、ユーザーフレンドリーなUIが特徴的です。ダウンロードやインストールの手間を省き、ウェブブラウザ上で直接アクセスできるため、使用環境を選びません。さらに、Beast X 3950 IceBlueKBに関するあらゆる設定を網羅しており、DPI調整からボタン割り当て、ポーリングレートの設定、LEDカスタマイズまで、マウスの機能を最大限に活用するための豊富なオプションを提供しています。このような使いやすさと機能性の両立により、「WL MOUSE HUB」は非常に優れたツールとして高く評価されています。
他のマウスと比較
Beast X 3950 IceBlueKB vs MAYA 8K
デザインと形状
- Beast X 3950 IceBlueKB:127 mm(長さ)× 62 mm(幅)× 37 mm(高さ)の中サイズの手に適した左右対称デザイン。本体中央部が最も高く、両側面には緩やかなくびれがあります。マウス後面にかけてやや太くなり、側面の傾斜は極端ではなく、とても緩やかなV字型です。汎用性の高い形状により、手のひらにフィット。パーム、クロー、フィンガーティップなど、様々なグリップスタイルに対応します。
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:119 mm(長さ)× 62 mm(幅)× 38 mm(高さ)の小~中サイズの手に適した左右対称デザイン。独特の曲線が手にフィットし、多様なグリップスタイルに対応。左右サイドが強くくびれ、マウス上面から底面にかけて「V」字型に細くなる特徴的な形状です。
スイッチとクリック感
- 両モデルとも同じ光学式スイッチを搭載し、チャタリングを防止します
- オムロン製光学式スイッチを採用しており、やや硬めですが、明確な反応と歯切れの良さが特徴です
メインボタン
- Beast X 3950 IceBlueKB:メインボタンが左右側面のシェルに覆いかぶさる構造を採用。人差し指や中指をメインボタンの端に置くグリップスタイルでも問題なくクリックできるため、幅広いユーザーに適しています。
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:左右シェルがメインボタンの側面まで立ち上がる構造を採用。多くのユーザーに適していますが、メインボタンの端に指を置くグリップスタイルの場合、クリック時に干渉する可能性があります
サイドボタン
両マウスとも、適度に突出した角張ったデザインを採用しています。このデザインは、握りやすさと操作性を向上させています。
LEDライト
- Beast X 3950 IceBlueKB:LEDライトは、マウス上面または底面のスリットから確認できる構造になっています。
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:LEDライトは、マウス底面シェル側に開けられたスリットを通してライトを確認できる構造になっています
重量とバランス
- Beast X 3950 IceBlueKB:40.5gの軽量設計。重心が中央にあり、バランスの取れた重量分布を実現
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:46.0gの軽量設計。重心が中央にあり、バランスの取れた重量分布を実現
コーティングと素材
- Beast X 3950 IceBlueKB:滑り止めコーティングが施されていますが、グリップ力をさらに向上させるため、グリップテープの追加を推奨します。
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:滑り止め効果のあるマットコーティングを採用。汗や皮脂による汚れが目立ちにくい表面処理が施されています。
ソフトウェア
- Beast X 3950 IceBlueKB:ウェブブラウザ上でマウスの設定ができる「WL MOUSE HUB」に対応
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:インストール型ソフトウェア「LAMZU CRYSTAL WIRELESS」に対応
競技モード等の設定
- Beast X 3950 IceBlueKB:ポーリングレート1Kに限り、ハイパーモードとゲームモードの切り替えが可能
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:ポーリングレート1Kに限り、ハイパー競技モードのオンオフの切り替えが可能
入力遅延(平均値)
- Beast X 3950 IceBlueKB:wireless 2Kで7.67ms
- FnaticGear Lamzu MAYA 8K:LP wireless 1Kモードで7.65ms
入力遅延測定
ゲーミングマウスの性能評価において、入力遅延の測定は極めて重要です。当サイトでは、LDATを使用してマウスの入力遅延を計測しています。具体的には、マウスクリックからマズルフラッシュが発光するまでの時間を高精度で測定します。この方法により、マウスの実際の応答性能を客観的かつ相対的に評価できます。当サイトでは、この測定の最小値と平均値を掲載しています。
しかし、マウスの総合的な評価には、入力遅延だけでなく、前述の形状、重量、ボタン配置なども考慮する必要があります。LDATの結果と他の要素を総合的に分析することで、より自分に適したゲーミングマウスを見つけることができるでしょう。
条件
項目 | 備考 |
CPU | Ryzen 9 7950X3D |
Mother Board | ASRock B650 livemixerを使用。マウスはLightning Gamingポートに接続 マウス以外のUSB機器は接続せず、キーボードはBluetooth接続 |
GPU | RTX3090 |
Display | Dell AW2524HF |
Game | VALORANTの射撃演習場で測定。設定はフルスクリーンモード、ローインプットバッファモードをオン、Nvidia Reflex Low LatencyはOn + Boost。 垂直同期はオフ、グラフィック設定は低。 |
Mouse DPI | 800固定 |
Mouse Polling Rate | 1000Hzからスタートし、最大8Kまで測定 |
デバウンスタイム | 変更できるものは最小値に設定 |
クリック回数 | 100回 |
Receiver Firmware | 1.0.2.0 |
Mouse Firmware | 1.0.2.0 |
Motion Sync | オン |
入力遅延 – 平均値
入力遅延 – 最小値
Beast X 3950 IceBlueKBとLogicool Pro X Superlight 2の遅延性能比較
Beast X 3950 IceBlueKBには、2つのモード切替があります。性能と消費電力のバランスを取った「通常モード」と、消費電力は増すものの性能向上が期待できる「ハイパー競技モード」です。
Beast X 3950 IceBlueKBとLogicool Pro X Superlight 2の遅延測定結果を詳細に比較すると、
1. 平均入力遅延の分析
平均入力遅延の観点から見ると、Beast X 3950 IceBlueKBは全体的にLogicool Pro X Superlight 2よりも若干高い値を示しています。具体的には、無線1KHz設定において、Beast X 3950 IceBlueKBが7.43msであるのに対し、Logicool Pro X Superlight 2は5.52msとなっています。
しかし、この差は文脈によって解釈が変わる可能性があります。Beast X 3950 IceBlueKBの8KHz設定(7.90ms)は、より高いポーリングレートにもかかわらず、1KHz設定(7.43ms)とそれほど大きな差がありません。これは、高いポーリングレートを維持しながらも、安定した性能を提供していることを示唆しています。
また、Beast X 3950 IceBlueKBは様々な接続モードと設定オプションを提供しており、ユーザーは自身のニーズに合わせて最適な設定を選択できます。これは、多様な使用シナリオに対応できる柔軟性を示しています。
2. 最小入力遅延の比較
最小入力遅延値を比較すると、Beast X 3950 IceBlueKBは非常に競争力のある性能を示しています。無線8KHz設定で3.80msという優れた最小遅延値を記録しており、これはLogicool Pro X Superlight 2の無線1KHz設定(3.70ms)に非常に近い性能です。わずか0.10msの差は、実際のゲームプレイにおいてはほとんど感じられないレベルでしょう。
さらに注目すべき点は、Beast X 3950 IceBlueKBが様々な接続モードと設定で3.90msという一貫した最小遅延値を示していることです。これは、ユーザーが好みの設定を選択しても、最小遅延の面では大きな妥協をする必要がないことを意味します。この一貫性は、様々な使用環境や個人の好みに対応できる柔軟性を示しています。
3. 有線と無線の性能差
Beast X 3950 IceBlueKBの有線モードと無線モードの性能を比較すると、興味深い点が見られます。有線1KHz設定(平均6.96ms)は無線1KHz設定(平均7.43ms)よりもわずかに優れています。しかし、この差はごくわずかであり、多くのユーザーにとっては実用上の違いはほとんどないでしょう。
これは、Beast X 3950 IceBlueKBの無線技術が非常に洗練されており、有線接続に匹敵する性能を提供できることを示しています。
また、8KHzのポーリングレートをサポートしている点は、高性能を求めるユーザーにとって重要な選択肢となる可能性があります。ただし、この高いポーリングレートが実際のゲームプレイでどれだけの違いをもたらすかは、個々のユーザーの感度や使用環境によって異なる可能性があります。
まとめ
Beast X 3950 IceBlueKBは、WLMOUSEとKIBUのコラボレーションによって生み出された、日本限定460台のゲーミングマウスです。この製品は、ゲーミング性能と独特のデザインを両立させた、マニア向けの特別なアイテムとして位置づけられています。
性能面では、Beast X 3950 IceBlueKBは最新のPAW3950HSセンサーを採用し、現時点で国内最新スペックのBEAST X 8Kとなっています。入力遅延に関しては、無線1KHz設定で平均7.43ms、無線8KHz設定での最小入力遅延は3.80msという優れた数値を示しており、高級ゲーミングマウスとして遜色ない性能を発揮します。
デザイン面では、Beast X 3950 IceBlueKBは非常にユニークな外観を持ちます。127×62×37 mmの中型左右対称デザインを採用し、中央が最も高く、側面に緩やかなくびれを持つ形状は、様々な手のサイズとグリップスタイル(パーム、クロー、フィンガーティップ)に対応する汎用性の高いものとなっています。さらに、メインボタンには猫耳と肉球の立体印刷が施され、目が光る猫型ドングルが付属するなど、愛らしさと機能性を両立させた設計となっています。
機能面では、ウェブブラウザ上でマウスの設定ができる「WL MOUSE HUB」に対応しており、ユーザーフレンドリーな設定環境を提供しています。また、ポーリングレート1Kに限り、ハイパーモードとゲームモードの切り替えが可能で、ユーザーは使用状況に応じて最適なモードを選択できます。
初回予約は即完売となり、残りは二次予約で販売予定という状況からも、その人気の高さがうかがえます。ユニークな外観は、マウス本体だけでなくレシーバーも含めて非常に高い評価を得ており、機能性だけでなくコレクターズアイテムとしての価値も高いと言えるでしょう。
[レビューサンプル提供:KIBU]
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