ARTISAN、操作の一貫性と正確さを追求するゲーマー向けソール「水蜘蛛 フタエP8」
ARTISANは11日、新作マウスソール「水蜘蛛 フタエP8」を発売しました。直販価格は1,980円です。

忍者の知恵から着想を得た「水蜘蛛」シリーズ
「水蜘蛛」という名前は、忍者が水上を移動するために使った道具に由来します。まさに水面を滑るように、スムーズで軽快な動きを実現するというコンセプトが込めたそうです。
ARTISANの「水蜘蛛」シリーズは、単に「より速く滑る」ことではなく、「滑走の安定性を向上させる」ことを最優先に設計されています。以前のシリーズでも、当時は珍しかった超高分子量ポリエチレンやナイロン66といった素材の採用や、独特のドーナツ型デザインなど、独自のアプローチで高い評価を得てきました。
独自の「マルチカーブ形状」が実現する滑らかな操作感
「水蜘蛛 フタエP8」の最大の特徴は、その革新的な二重カーブ構造にあります。従来のソールでは見られなかった「二重のマルチカーブ形状」を採用し、エッジ部分をなめらかに丸めるだけでなく、主滑走面自体にもわずかなカーブを持たせることで、かつてない滑らかさと安定性を実現したと謳います。

古語で「二重」を意味する「フタエ」の名を冠したこのソールは、単なる速さではなく、「操作の一貫性と正確さを追求するゲーマー」向けに設計。マウスに加わる荷重は均一ではなく、特に布製マウスパッドでは部位によって沈み込み方が異なるといいます。そのため、マウスは常に微妙に傾いた状態で動くことになります。フタエP8の絶妙なカーブ形状は、こうした傾斜があっても安定した接地面を確保し、一貫性のある滑りを実現するためのものといいます。
厳選された素材でたっぷり16枚入り
テフロン、PP、ナイロン66など様々な素材での試作を重ね、最終的に選ばれたジュラコンRPOMを採用。この素材は優れた耐久性と適度な滑り感、そして独特の表面テクスチャーを持ち、長期間使用しても性能の低下が少ないという特長があります。
パッケージには丸形のソールが16枚入っており、様々なマウスに対応可能。特にMIDベースのマウスパッドとの相性が抜群で、最高のパフォーマンスを発揮するといいます。SOFT/XSOFTタイプのマウスパッドを使う場合は、マウス本体底面との接触を避けるため、多めにソールを貼ることを推奨しています。なお、ガラスなどソールの摩耗が特に激しい素材のマウスパッド上での使用は推奨されていません。
ARTISANの田原氏は「個人的にはMIDベース + リココンの無いゲームでの使用が最もお勧めです。やわらかいマウスパッド + 押し下げ動作が多い場合は使用ピース数を増やす必要があり、方向性による摩擦差がより大きくなってしまうデメリットがあります。また、マウス底面を擦ってしまうと操作感は台無しになりますので、チューニングをしっかりと行う必要があります」とコメントしています。
また、同氏の投稿によると「SOFT/XSOFTでもより使いやすくするために、他のマウス底面向けパーツもフォローアップ製品として開発中」とのこと。


GMXの副編集長です。主にニュースを担当しています。記事に関するご連絡やPR関連は ernest(at)gearmetrix.jp まで。
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