シングルレビュー:WALLHACK SY-001

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※この記事は旧フォーマットのレビュー記事であり、内容やデータが古い可能性があります。近日中に加筆修正し、更新する予定ですので、その点をご了承ください。

レビューサンプル提供は、WALLHACK様より頂きました。心より感謝申し上げます。

この記事では、WALLHACK SY-001をレビューしていきます。

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WALLHACK

SY-001

WALLHACKから2024年3月21日に発売された布マウスパッドです。MO-001とSY-001が同時にリリースされました。

WALLHACK SY-001は、横方向(X-axis)の切り返し前(往路)の初動の重さ(最大静摩力)は、重たく、滑り具合(平均動摩擦力)がバランスコントロールに属するゲーミングマウスパッドです。

表面硬度は42のSOFT(タイプE2で測定)でした。ちょっと柔らい中間層なので程よいストッピングアシストが得られます。

硬さはバラつきがなく、均一な中間層なので滑らかな滑り心地で使いやすいゲーミングマウスパッドに仕上がっています。

エッジのパイピングやステッチ処理が非常に丁寧です。マウスが乗り上げたり引っかかる心配はありません。

ごく一部のアームカバーを除いて、ほとんどのアームカバーとの相性がよく、引っかかることなく快適に使えます。

SY-001: ピケ生地を使用し、裏面には日本製の高機能ウレタンフォーム「PORON」を採用。

安定した一貫したゲームプレイを実現する設計。

信頼性の高いパフォーマンスと快適性を求める人に最適です。

WALLHACK公式サイトより引用

2024年4月9日現在

Amazon.co.jp 販売価格
送料込みで9,000円-

WALLHACK 販売価格
クーポンコード:NEU 利用で
送料別7,020円-

評価

A Tier (S/A/B/C/D) – 24/04/10

滑り具合(動摩擦力 – GMX基準)

横方向(X-axis)基準でバランスコントロールタイプ

表面硬度(タイプE2で測定 / Extrasoft ⇔ Verysoft Soft Mid hard Veryhard Extrahard)

42 : SOFT(独自基準)

類似硬度マウスパッド:WAIZOWL 梟 / Artisan NINJA FX Hayate Otsu Soft Black / Pulsar Gaming Gears ES2 3mm Black

硬さのばらつき(S/A/B/C/D)

Sランク :ばらつき無し

スペック(公称)

SURFACEピケ生地
BASEJapanese Poron
サイズ490x430x4.0mm

注意点

  • なし

メモ

結論から

結論、WALLHACK SY-001の横方向(X-axis)基準で滑り具合の係数(平均動摩擦係数)は、バランスコントロールに属するゲーミングマウスパッドです。また、横方向(X-axis)基準で、切り返し前(往路)の初動の重さ(最大静摩力)はやや重たいです。

マウスパッド名表面硬度
(タイプE2で測定)
横方向(X-axis)
滑り具合の係数(平均動摩擦係数)
WALLHACK SY-00142:SOFTバランスコントロール
Logicool G640s51:MIDスピードバランス
Logicool G74052:MIDスピードバランス
Razer GIGANTUS V258:HARDスピードバランス
Steelseries QcK Edge50:MIDスピードバランス
Steelseries QcK HEAVY55:HARDスピード

表面硬度は42のSOFT(タイプE2で測定)でした。ちょっと柔らい中間層なので程よいストッピングアシストが得られます。硬さはバラつきがなく、均一な中間層なので滑らかな滑り心地で使いやすいゲーミングマウスパッドに仕上がっています。

エッジのパイピングやステッチ処理が非常に丁寧です。マウスが乗り上げたり引っかかる心配はありません。ごく一部のアームカバーを除いて、ほとんどのアームカバーとの相性がよく、引っかかることなく快適に使えます。

中間層底面に施されている防滑処理は、非常に高い性能を持っています。任意の設置位置からずれることはありませんでした。

サイズは490x430x4.0mmのみの1種類のみで、ほかにカラーバリエーション等の展開はありません(2024年4月8日時点)

外見から確認

WALLHACK SY-001の外見から分かることについて簡単に述べていきます。

梱包状態

WALLHACK SY-001はフラットパッケージに梱包されていました。

巻き癖や反りがないので開封してすぐにフラットな状態で使いはじめることができます。

表面組織の質感

Q
ピケ生地とは

ピケ生地は、特有の凹凸がある編み方で作られたテキスタイルの一種です。

ピケ生地の特徴

  1. 凹凸のある表面:
    • ピケ生地の最も顕著な特徴は、その独特の凹凸がある表面です。この凹凸は、織りまたは編みによって作られ、生地に独特の質感を与えます。
  2. 通気性:
    • 凹凸のある表面が空気の流れを助けるため、ピケ生地は優れた通気性を持ちます。これは暑い日に着用する衣類にとって理想的な特性です。
  3. 吸湿性:
    • ピケ生地は通常、コットンやその他の天然繊維から作られることが多く、良好な吸湿性を持っています。汗を効率的に吸収し、肌をドライに保つことができます。
  4. 耐久性:
    • 凹凸がある織り方は、生地に強度と耐久性をもたらします。これにより、ピケ生地は頻繁な洗濯や着用にも耐えることができます。

ピケ生地はその特有の質感・機能性・耐久性・快適性から、長い間多くの人々に愛され続けている生地の一つです。

WALLHACK SY-001の表面組織はピケ生地(公称)で、Gamesense Radarのようなマイクロファイバークロスで出来た表面以上に、手触りはサラサラとしていました。ビデオ顕微鏡で撮影した写真を見ると、WALLHACK SY-001の組織の向きは横方向(X-axis)で、指でスムーズになぞることができる向きも横方向(X-axis)でした。

ピケ生地は確かにやや抵抗感のある滑りで、優れた耐久性があるようで、マウス操作においてよりコントロール性能を求めるユーザーに適しているように思えます。

WALLHACK SY-001の滑走面側の右下の位置にブランドロゴと製品名がプリントされた箇所があります。指でなぞるとグリップ力を感じましたが、あえてマウスをこの上で滑らせてみると若干滑りに差はあるけれども、強烈なグリップ力やブレーキ間を感じるほどではありませんでした。

ステッチ

WALLHACK SY-001は、エッジのパイピングやステッチ処理が非常に丁寧に施されています。オーバーロック縫い(公称)で画像のとおり、マウスが乗り上げたり引っかかる心配はありません。

ベース 

WALLHACK SY-001の中間層底面に施されている防滑処理は、非常に高い性能を持っています。筆者の環境(Flexispotメラミン化粧板ブラック天板・IKEAメラミン仕上げ天板トロッテン)で、任意の設置位置からずれることはありませんでした。

光の当たり加減でWALLHACKロゴの陰影がうっすらと見えるデザインも施されています。これは、凸凹としたものではなくインクの濃淡で表現されているのでマウスパッドの滑り心地に影響はありません。

アームカバー相性

アームカバー名相性補足
REJECT アームカバー滑らかに滑って相性がよい
Pulsar Gaming Gears eS アームスリーブ滑らかに滑って相性がよい
CW-X アームカバー滑らかに滑って相性がよい
WALLHACKアームスリーブ滑らかに滑って相性がよい
EADALIアームカバー×相性が非常に悪く、縦方向(Y-axis)は特に相性が良くない
Vancer アームカバー
(サイズ3XLのみVancerマウス付属)
滑らかに滑って相性がよい
過去のレビュー記事はこちら
シングルレビュー:WALLHACK SY-001
シングルレビュー:WALLHACK SY-001
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シングルレビュー:WALLHACK SY-001
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WALLHACK

WALLHACK SY-001

2024年4月9日現在

Amazon.co.jp 販売価格
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ここから先を読む前に

ここから先は、結論で述べた内容を説明するために初動と滑りについて評価しつつ、他のマウスパッドと詳しく比較していきますが、内容が少しずつ難しくなると思うので摩擦に関する単語や分かったことについて簡単にまとめた補足ページをここに置いておきます。書いてある内容などがもし分からなかったら、下記のページを別タブで開きながら続きを読んでいただければ幸いです。

Topic:マウスパッドの摩擦係数と摩擦力
Topic:マウスパッドの摩擦係数と摩擦力

また、専門的な単語を極力避けるために以下のように置き換えます。

  • 最大静摩擦係数は、初動の重さ係数(最大静摩係数)
  • 最大静摩擦力は、初動の重さ(最大静摩力)
  • 平均動摩擦係数は、滑り具合の係数(動摩擦係数)
  • 平均動摩擦力は、滑り具合(動摩擦力)
  • 平均動摩擦力の標準偏差は、表面の粗さまたは滑り心地の滑らかさ

摩擦測定は横方向・縦方向・斜め45度方向の3方向ごとに、マウスが止まっている状態から動かしたシーンを想定した切り返し前(往路)と、動いている状態から反対方向へ切り返した、切り返し後(復路)の2つのパターンで測定しています。

なお、滑りの評価は係数が一定であることが分かったので滑り具合の係数(動摩擦係数)で行います。

初動の重さ係数(最大静摩係数)は、荷重を大きくすれば同係数が小さくなることが実験から分かったので、初動の評価は荷重150gの条件で測定された初動の重さ(最大静摩力)で評価していきます。

Q
初動の重さ(最大静摩力)の表現と順序
初動初動の重さ(最大静摩力)の表現
とても軽い
軽い
普通
やや重たい
重たい
とても重たい
Q
滑り具合(平均動摩擦力)の表現と順序
滑り滑り具合の係数(平均動摩擦係数)の表現
スピード
スピードバランス
バランス
バランスコントロール
コントロール
ハイコントロール
ウルトラコントロール
スーパーウルトラコントロール

初動と滑り具合の評価

WALLHACK SY-001の横方向(X-axis)基準に対する滑り具合(平均動摩擦力)は、バランスコントロール(GMX基準)に属するゲーミングマウスパッドです。また、横方向(X-axis)基準で、切り返し前(往路)の初動の重さ(最大静摩力)はやや重たいです。

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