QUAOAR 布製ゲーミングマウスパッドシリーズを一気にレビュー
本記事では、QUAOAR GAMING GEARS製の布製ゲーミングマウスパッドについて、測定データを用いて各製品の特徴を紹介します。
- 静動摩擦測定条件と免責事項等について(クリックで開きます)
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当サイトでは、マウスパッドの滑り性を定量的に評価するため、多機能型静動摩擦測定機と専用の治具、布マウスパッドはESPTIGER ARC2、ガラスマウスパッドはNitro Factory ACZ-Fを使用して摩擦データを測定しています。この高精度な機器により、マウスパッドの表面特性を詳細に分析することが可能となりました。
初動と滑りの評価を行い、他のマウスパッドと比較していきます。また、摩擦係数や硬度などの要素も考慮に入れ、総合的な評価を提供します。内容が徐々に専門的になるため、摩擦に関する用語や重要なポイントをまとめた補足ページを用意しました。このページでは、測定方法や結果の解釈についても詳しく説明しています。
測定条件等の説明はこちらQUAOAR 布製ゲーミングマウスパッドシリーズを一気にレビュー測定に使用している装置はこちら多機能型静動摩擦測定機 TL201Tt免責事項等について利用規約・免責事項・著作権初動の評価のカテゴライズ
いわゆる「初動の重さ」を、一般的に表現される軽いや重たいといった感覚を7段階に分類しました。
滑りの評価のカテゴライズ
マウスパッドの滑り具合を、一般的に使われる「スピード」「バランス」「コントロール」などの表現に基づいて7段階に分類しました。
QUAOAR PERSEUS Premium V2
- 測定データ(クリックで開きます)
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QUAOAR PERSEUS Premium V2の硬度は25(VERYSOFT)で、素早い沈み込みと復元性を特徴としています。
方向 | 初動の評価 | 最大静摩擦力 |
---|---|---|
X軸 | やや低摩擦 | 84.1gf |
Y軸 | やや低摩擦 | 89.9gf |
45度 | やや高摩擦 | 87.1gf |
方向 | 滑りの評価 | 平均動摩擦力 | 標準偏差 |
---|---|---|---|
X軸 | バランスコントロール | 29.5gf | 2.11 |
Y軸 | コントロール | 33.4gf | 2.38 |
45度 | コントロール | 34.4gf | 1.54 |
QUAOAR PERSEUS Premium V2の手触りは、サラサラとした感触です。表面組織はループが相互に連結され、ループ間に小さな隙間があるグリッドのような表面組織になっています。これらの隙間によって摩擦が制御され、正確な動きに最適です。ループは均等に分散されています。糸はわずかに毛羽立った質感でコントロール性能を高めています。ベースは柔らかいSilmFlex(旧PORON)を採用しており、格子状の滑り止めパターンによりしっかりと机の上に固定されるので、マウス操作で位置がずれることがありません。
最大静摩擦力の詳細分析
QUAOAR PERSEUS Premium V2の最大静摩擦力について、各方向での測定結果を詳しく分析してみましょう
- X軸方向では84.1gfを記録しており、これは中摩擦レベルに分類されます。このレベルは、素早い動きの開始と安定したコントロールのバランスが取れた値となっています。
- Y軸方向においては89.9gfという値を示しており、これも中摩擦レベルに位置づけられます。垂直方向の動きに対して適度な抵抗を提供することで、精密な操作を可能にしています。
- 45度方向では87.1gfを記録しており、これは多くのマウスパッドと比較して高摩擦レベルに分類されます。斜め方向により強い制御性を提供することで、正確な狙い撃ちなどの操作を支援します。
これらの測定値を総合的に見ますと、各方向での差異は比較的小さく、非常にバランスの取れた静摩擦特性を示していることがわかります。この特性により、どの方向へのマウス操作でも一貫した操作感を得ることができます。
平均動摩擦力と標準偏差の詳細分析
続いて、平均動摩擦力の特性について、より詳しく見ていきましょう
- X軸方向の平均動摩擦力は29.5gf(標準偏差2.11)でハイコントロールの特性を示します。標準偏差がやや高めとなっていますが、これはパッドの柔らかいベースにより、マウススケートがマウスパッド表面を乗り越える際の抵抗のばらつきが生じるためです。ただし、この値は許容範囲内であり、X軸方向での滑りの一貫性は十分に保たれています。この特性により、水平方向の動きを正確にコントロールでき、VALORANTなどのFPSゲームでの精密な照準合わせや微細な位置調整に優れた性能を発揮します。
- Y軸方向における平均動摩擦力は33.4gf(標準偏差 2.38)となっており、これもハイコントロールに分類されます。Y軸方向の標準偏差がやや高めですが、許容範囲内であり、垂直方向の動きに対して優れた制御性をもたらします。
- 45度方向では34.4gf(標準偏差 1.54)という値を示しており、これはウルトラコントロールレベルとなります。特に注目すべきは、3方向の中で最も低い標準偏差を記録しており、斜め方向の動きに対して極めて安定した高い制御性を提供します。この特性により、特に素早い方向転換や斜めの軌道を描く操作において優れたパフォーマンスを発揮します。
総合評価
QUAOAR PERSEUS Premium V2は、最大静摩擦力と平均動摩擦力の測定結果から、非常にバランスの取れた性能を示しています。最大静摩擦力はX軸84.1gf、Y軸89.9gf、45度方向87.1gfと、全方向で中~高摩擦レベルを維持し、正確なマウス操作を可能にします。平均動摩擦力はX軸29.5gf、Y軸33.4gf、45度方向34.4gfと、全方向でハイコントロールからウルトラコントロールレベルを実現しています。SilmFlexベースと格子状の滑り止めパターンによる高い安定性と相まって、プロフェッショナルな要求に応える優れたパフォーマンスを実現する、バランスコントロールからコントロールタイプのゲーミングマウスパッドです。
QUAOAR PERSEUS FOUNDERS
- 測定データ(クリックで開きます)
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QUAOAR PERSEUS FOUNDERSの硬度は25(VERYSOFT)で、素早い沈み込みと復元性を特徴としています。
方向 | 初動の評価 | 最大静摩擦力 |
---|---|---|
X軸 | やや高摩擦 | 90.9gf |
Y軸 | 中摩擦 | 98.9gf |
45度 | 超高摩擦 | 96.3gf |
方向 | 滑りの評価 | 平均動摩擦力 | 標準偏差 |
---|---|---|---|
X軸 | ウルトラコントロール | 34.7gf | 1.60 |
Y軸 | ウルトラコントロール | 37.5gf | 1.93 |
45度 | ウルトラコントロール | 36.8gf | 1.61 |
FOUNDER CHOICE™は、QUAOAR GAMING GEARSから発足した独立部門です。同部門では、デザイナーやエンジニアの創造性を重視し、より革新的な製品開発を目指しているとされています。
QUAOAR PERSEUS FOUNDERSの手触りは、QUAOAR PERSEUS Premium V2に酷似したサラサラとした感触が特徴です。表面組織は、ループが相互に連結され、その間に小さな隙間があるグリッド状の構造となっています。この隙間構造により摩擦が適切に制御され、正確なマウス操作を実現します。ループが均等に分散されており、糸の微細な毛羽立ちがコントロール性能を向上させています。ベースには柔らかいSilmFlex(旧PORON)を採用し、格子状の滑り止めパターンにより机上での安定性が高く、マウス操作中のパッドのズレを防止します。
最大静摩擦力の詳細分析
PERSEUS FOUNDERSはPERSEUS Premium V2と比較して、全体的により高い静摩擦力を示しています。各方向での詳細な測定結果から、以下のような特徴が明らかになっています。
- X軸方向では、Premium V2の84.1gfに対してFOUNDERSは90.9gfと約6.8gf高い値を示しています。この差は決して小さくなく、FOUNDERSはやや高摩擦レベルとなっています。このため、水平方向の動きに対してより重い初動をもたらします。
- Y軸方向では、Premium V2の89.9gfに対してFOUNDERSは98.9gfと9gf高い値を記録しています。中摩擦レベルを維持しながらも、垂直方向により強い抵抗をもたらすことで、より精密な上下の動きが可能となっています。
- 45度方向では、Premium V2の87.1gfに対してFOUNDERSは96.3gfと約9.2gf高い値を示し、超高摩擦レベルに分類されます。この特性により斜め方向の動きに対して非常に強いコントロール性が得られ、オーバーエイムを抑制することで、より精密なエイム操作が可能になります。
平均動摩擦力と標準偏差の詳細分析
- X軸方向では、FOUNDERSは34.7gf(標準偏差1.60)という値を示しています。これはPremium V2の29.5gf(標準偏差2.11)と比べて動摩擦力が明らかに高く、かつ標準偏差が小さいことから、より安定した滑りと高い制御性を実現しています。水平方向の細かな動きが必要なシーンで、より正確な操作が可能となります。
- Y軸方向では、FOUNDERSは37.5gf(標準偏差1.93)という特性を示しています。これはPremium V2の33.4gf(標準偏差2.38)と比較して、より高いコントロール性と安定性を実現しています。
- 45度方向では、FOUNDERSは36.8gf(標準偏差1.61)という値を記録しています。Premium V2の34.4gf(標準偏差1.54)と比較すると若干高い動摩擦力を示していますが、同程度の安定性を維持しています。この特性により、斜め方向の動きにおいても安定した操作感を実現しています。
総合評価
PERSEUS FOUNDERSは、Premium V2の特性を基礎としながら、より高い摩擦力と制御性を実現しています。表面の手触りや構造はPremium V2と酷似していますが、全体的により高い静摩擦力と動摩擦力を示し、より精密なエイムが可能です。両モデルともSilmFlexベースと格子状の滑り止めパターンを採用しており、高い安定性を実現しています。FOUNDERSは特に標準偏差が全体的に低く、より一貫した操作感を提供する点が特徴的です。
QUAOAR AETHER Premium V2
- 測定データ(クリックで開きます)
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QUAOAR AETHER Premium V2の硬度は40(SOFT)であり、マウスパッドの過度な沈み込みを抑制しつつ、優れた復元性を実現しています。
方向 | 初動の評価 | 最大静摩擦力 |
---|---|---|
X軸 | やや低摩擦 | 78.9gf |
Y軸 | 低摩擦 | 79.3gf |
45度 | やや高摩擦 | 81.6gf |
方向 | 滑りの評価 | 平均動摩擦力 | 標準偏差 |
---|---|---|---|
X軸 | バランスコントロール | 24.1gf | 1.24 |
Y軸 | バランスコントロール | 24.9gf | 1.25 |
45度 | コントロール | 25.4gf | 1.20 |
QUAOAR AETHER Premium V2の手触りは、マットでサラサラとした感触が特徴です。表面組織は、非常に目の細かいループが相互に連結され、ループ間にほとんど隙間のないグリッド状の構造となっています。均等に分散されたループと、毛羽立ちの少ない滑走面により、バランス寄りのコントロール性能を実現しています。ベースには、やや硬めのSilmFlex(旧PORON)を採用し、格子状の滑り止めパターンにより机上での安定性が高く、マウス操作中のパッドのズレを防止します。
最大静摩擦力の詳細分析
QUAOAR AETHER Premium V2の最大静摩擦力について、各方向での詳細な測定と分析結果を以下に示します
- X軸方向では78.9gfと、やや低摩擦の特性を示しています。この値は一般的なゲーミングマウスパッドの平均値よりも低く、素早い水平方向の動きを可能にします。初動の軽さは特にフリックショットやトラッキングエイムで有利に働き、マウスを素早く動かし始めることができます。
- Y軸方向では79.3gfを記録し、低摩擦に分類されます。X軸とほぼ同等の値を示していることから、方向による違和感が少なく、一貫した操作感を実現しています。この特性は特に垂直エイムにおいて威力を発揮し、上下の素早いエイムを容易にします。また、この均一な特性により、斜めの動きにおいても予測可能な挙動を実現しています。
- 45度方向では81.6gfを示し、斜め方向ではやや高摩擦となっており、X軸・Y軸と比較して約2-3gf高い値となっています。この微細な抵抗の増加により、斜め方向の動きに対して絶妙なコントロール性を実現しています。特に斜めフリックにおいて、過剰な動きを抑制しながら正確なエイムを可能にし、微調整の精度向上にも寄与します。
平均動摩擦力と標準偏差の詳細分析
- X軸方向の24.1gf(標準偏差1.24)という値は、極めて安定した滑り特性を示しています。標準偏差が低いことは、マウスの動きが一貫していることを意味し、特に長距離のトラッキングエイムにおいて安定したエイム精度を維持できます。動摩擦力の値自体は、スピードとコントロールのバランスが取れた中庸な特性を示しており、様々なエイムスタイルに対応可能です。
- Y軸方向の24.9gf(標準偏差1.25)はX軸とほぼ同等の特性を示します。わずか0.8gfの差は実使用上ほとんど影響がなく、標準偏差もX軸と同程度であることから、垂直方向でも同様の安定性を持っています。
- 45度方向では25.4gf(標準偏差1.20)という値を示し、これもX軸・Y軸とほぼ同等の特性です。X軸との差はわずか1.3gf、Y軸との差は0.5gfと実使用上ほとんど影響がなく、標準偏差も同程度であることから、斜め方向でも同様の安定性を維持しています。
総合評価
QUAOAR AETHER Premium V2は、全方向で比較的低い最大静摩擦力を示しています(X軸78.9gf、Y軸79.3gf、45度方向81.6gf)。平均動摩擦力は24.1-25.4gfの範囲に収まり、バランスの取れたコントロール性能を実現しています。特筆すべきは、標準偏差が全方向で1.20-1.25という極めて低い値を維持していることで、これにより高い操作感の一貫性を実現しています。
この安定した摩擦特性は、マウスパッドの表面構造と硬度40のSilmFlexベースの組み合わせにより実現されています。また、格子状の滑り止めパターンが激しい動きの際のパッドのズレを効果的に防止し、安定した性能発揮を可能にしています。
これらの特性により、QUAOAR AETHER Premium V2はFPSゲームにおいて、安定したトラッキングエイムと、素早い初動を必要とするフリックエイムの両方に対応したゲーミングマウスパッドだと言えます。
QUAOAR OCEANUS Premium V2
- 測定データ(クリックで開きます)
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QUAOAR OCEANUS Premium V2の硬度は42(SOFT)であり、マウスパッドの過度な沈み込みを抑制しつつ、優れた復元性を実現しています。
方向 | 初動の評価 | 最大静摩擦力 |
---|---|---|
X軸 | やや低摩擦 | 79.4gf |
Y軸 | やや低摩擦 | 81.8gf |
45度 | やや高摩擦 | 81.5gf |
方向 | 滑りの評価 | 平均動摩擦力 | 標準偏差 |
---|---|---|---|
X軸 | バランスコントロール | 22.6gf | 1.49 |
Y軸 | バランスコントロール | 25.0gf | 1.67 |
45度 | コントロール | 25.7gf | 1.47 |
QUAOAR OCEANUS Premium V2の手触りは、特徴的なザラザラとした質感を持っています。表面組織は、経糸とヨコ糸を複雑に交差させた凹凸のあるアムンゼン織りで、糸束同士がほぼ隙間なくグリッド状に構成されています。均等に配置されたループと凹凸のある滑走面により、バランスコントロールタイプながら優れた滑走性を実現しています。ベースには、やや硬めのSilmFlex(旧PORON)を採用し、格子状の滑り止めパターンが机上での安定性を高め、マウス操作中のパッドのズレを効果的に防止します。
最大静摩擦力の詳細分析
QUAOAR OCEANUS Premium V2の最大静摩擦力について、各方向での詳細な測定と分析結果を以下に示します
- X軸方向では79.4gfという値を示しており、これはやや低摩擦の特性となっています。この適度な摩擦力により、素早い水平方向の動きを実現することができます。特にフリック系のエイム操作において、初動の軽さと操作性の良さを体感することができます。また、この値は高速な左右の振り向きや、素早いターゲットの切り替えにも適しています。
- Y軸方向においては81.8gfを記録しており、X軸と同様にやや低摩擦に分類されます。X軸との差はわずか2.4gfと小さく、これにより方向による違和感の少ない、自然な操作感を実現しています。垂直方向の動きにおいても、スムーズで直感的なエイム操作が可能です。
- 45度方向では81.5gfを示し、測定した多くのマウスパッドと比較すると、斜め方向ではやや高摩擦に分類されます。X軸との差は2.1gf、Y軸との差はわずか0.3gfと極めて小さく、斜め方向でも一貫した操作感を維持しています。
平均動摩擦力と標準偏差の詳細分析
- X軸方向においては22.6gf(標準偏差1.49)を記録しており、非常にバランスの取れたコントロール性能を示しています。この低い標準偏差により、安定した滑り特性を実現しています。実際のゲームプレイにおいては、特に水平方向のトラッキングエイムで安定した精度を発揮することができます。
- Y軸方向では25.0gf(標準偏差1.67)という値を示しており、これもバランスの取れたコントロール特性を維持しています。X軸との差は約2.4gfと小さく、全体的に一貫した操作感を提供することができます。この特性により、垂直方向の細かい調整や、上下の素早い視点移動においても安定した性能を発揮します。
- 45度方向においては25.7gf(標準偏差1.47)を示しており、これはコントロール寄りの特性となっています。三方向の中で最も低い標準偏差により、斜め方向での安定性が特に優れています。
総合評価
QUAOAR OCEANUS Premium V2は、ザラザラとした質感とアムンゼン織りによる複雑な表面構造を特徴としています。経糸とヨコ糸の緻密な交差による凹凸のある表面と、グリッド状の構成により、バランスの取れたコントロール性能と優れた滑走性を両立。やや硬めのSilmFlexベースと格子状の滑り止めパターンにより、長時間の安定した操作性を実現しています。
摩擦特性については、最大静摩擦力がX軸79.4gf、Y軸81.8gf、45度方向81.5gfと、方向による差異が極めて小さく、一貫した操作感を実現。平均動摩擦力もX軸22.6gf、Y軸25.0gf、45度方向25.7gfと安定しており、全方向で1.47から1.67という低い標準偏差を達成しています。
QUAOAR OCEANUS Premium V2は、APEX LEGENDSやVALORANTなど、あらゆるゲームジャンルで活躍できる汎用性の高いマウスパッドです。初心者からプロゲーマーまで、幅広いユーザーに適した高性能なゲーミングマウスパッドといえます。
QUAOAR HERCULES Premium V2
- 測定データ(クリックで開きます)
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QUAOAR HERCULES Premium V2の硬度は40(SOFT)であり、マウスパッドの過度な沈み込みを抑制しつつ、優れた復元性を実現しています。
方向 | 初動の評価 | 最大静摩擦力 |
---|---|---|
X軸 | 中摩擦 | 84.6gf |
Y軸 | 中摩擦 | 91.7gf |
45度 | 超高摩擦 | 93.6gf |
方向 | 滑りの評価 | 平均動摩擦力 | 標準偏差 |
---|---|---|---|
X軸 | ウルトラコントロール | 34.9gf | 2.05 |
Y軸 | ウルトラコントロール | 40.4gf | 2.24 |
45度 | ウルトラコントロール | 37.9gf | 2.10 |
QUAOAR HERCULES Premium V2の手触りは、サラサラでもザラザラでもない、既存の布製ゲーミングマウスパッドには見られない独特な触感を持っています。表面の特性により指を滑らせても自然な感触を確かめることが難しく、あえて表現するならマットでしっとりとした質感です。表面組織は、経糸とヨコ糸を複雑に交差させ、強くプレスをかけたような構造になっています。この特殊な滑走面により、あらゆるゲーミングマウスパッドの中でも際立つコントロール性能を実現しています。ベースには、やや硬めのSilmFlex(旧PORON)を採用し、格子状の滑り止めパターンにより机上での安定性を高め、マウス操作中のパッドのズレを効果的に防止します。
最大静摩擦力の詳細分析
QUAOAR HERCULES Premium V2の最大静摩擦力について、各方向での測定結果と特性を詳しく分析してみましょう
- X軸方向においては84.6gfという値を記録しています。この数値は中程度の摩擦特性を示しており、マウスの水平方向の動きに対して適度な抵抗を提供することで、正確なエイム操作をサポートします。
- Y軸方向では91.7gfを記録しました。この値はX軸と比べてやや高いものの、依然として中程度の摩擦に分類されます。この特性により、垂直方向の細かい調整が容易で、VALORANTなどのオーバーエイムが致命的となるFPSゲームと相性が良いといえます。
- 45度方向においては93.6gfという最も高い値を記録しており、超高摩擦の特性を示しています。この特徴は、斜め方向の動きに対して強いコントロール性をもたらします。
平均動摩擦力と標準偏差の詳細分析
- X軸方向の平均動摩擦力は34.9gf(標準偏差2.05)を示しています。この値はウルトラコントロールの特性を表しており、水平方向の動きに対して非常に高く精密なコントロールが可能です。
- Y軸方向では40.4gf(標準偏差2.24)という最も高い値を記録しています。これもウルトラコントロールの特性を持っており、垂直方向の動きに対しても強いコントロール性能をもたらします。
- 45度方向における平均動摩擦力は37.9gf(標準偏差2.10)となっています。三方向全てでウルトラコントロールの特性を維持しており、あらゆる角度での操作において高いコントロール性能を実現しています。
総合評価
QUAOAR HERCULES Premium V2は、最大静摩擦力と平均動摩擦力の両面で高い性能を示しています。最大静摩擦力は全方向で高めの値を示し(X軸84.6gf、Y軸91.7gf、45度方向93.6gf)、特に斜め方向での超高摩擦特性が特徴的です。平均動摩擦力もX軸34.9gf、Y軸40.4gf、45度方向37.9gfと、全方向でウルトラコントロールの領域にあります。標準偏差は2.0~2.2とやや高めですが、許容範囲内であり、特に垂直方向の動きに対して優れた制御性を実現しています。
これらの特性により、本製品は精密な操作性とコントロール性能を重視したゲーミングマウスパッドとして完成度の高い仕上がりとなっています。特に卓越したコントロール性能により、VALORANTのような正確なエイムが求められるゲームとの相性が抜群です。滑りを抑えた独特な操作感は実際に体験してみないと分からない特徴なので、機会があれば実際に手にとって試してみることをおすすめします。
この革新的な設計により、現存する様々なゲーミングマウスパッドの中でも特に際立つコントロール性能を実現することに成功しています。さらに、適度な硬さを持つSilmFlexベースと精密に設計された格子状の滑り止めパターンの採用により、長時間のゲームプレイにおいても安定した操作性を維持することができます。
まとめ
硬度・最大静摩擦力(初動の重さ)・平均動摩擦力(滑り具合)
硬度と最大静摩擦力のマッピングマトリックス
硬度と平均動摩擦力のマッピングマトリックス
[サンプル提供:QUAOAR GAMING GEARS]
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