シングルレビュー:LA ONDA BLITZ

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※この記事は旧フォーマットのレビュー記事であり、内容やデータが古い可能性があります。近日中に加筆修正し、更新する予定ですので、その点をご了承ください。

レビューサンプル提供は、LIT様より頂きました。心より感謝申し上げます。

この記事では、LA ONDA BLITZをレビューしていきます。

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LA ONDA

BLITZ

LA ONDA BLITZは、SpeedからSpeed-Balanceに属するゲーミングマウスパッドです。カラーバリエーションや硬さによって若干性能が異なります。

全色・全硬度とも硬さはバラつきがなく、均一な中間層なので滑らかな滑り心地で使いやすいゲーミングマウスパッドに仕上がっています。

LA ONDA BLITZは、日本国内では2024年4月19日よりLITより発売されました。国内取り扱い開始時点のカラーバリエーションはブラック・ブルー・パープルの3色です。

記事公開時点では、BLACKはSOFTのみで、PCワンズ様での取り扱い限定。ブルーとパープルがVERTSOFT・SOFT・HARDの展開で、LIT ONLINE STOREでの取り扱いです。

2024年4月19日現在

3種類の硬度と
パープル・ブルーカラーは
LIT ONLINE STOREのみ

490x490mm 7,900円-

評価

A Tier (S/A/B/C/D) – 24/04/19

滑り具合(動摩擦力 – GMX基準)

横方向(X-axis)基準でSpeed-Balance

表面硬度(タイプE2で測定 / Extrasoft ⇒ Verysoft Soft Mid hard Veryhard Extrahard)

カラーバリエーション等によって異なるので本文参照願います。

硬さのばらつき(S/A/B/C/D)

全色全硬度とも⇒Sランク :ばらつき無し

スペック(公称)

SURFACEextremely complex super-fine pattern-like weaving
BASEIPU base
サイズ:500×417(SOFT/HARD)500x417x3.5mm
サイズ:500×417(VERYSOFT)500x417x4.0mm
サイズ:スクエア(SOFT/HARD)490x490x3.5mm
サイズ:スクエア(VERYSOFT)490x490x4.0mm

注意点

  • カラーバリエーションや硬さによって、滑り具合や硬度の値などの性能が若干異なります。

メモ

  • 国内初の取り扱いでは、ブルーとパープルカラーは3種の硬度で、490x490mmのスクエアサイズのみの取り扱いで、LIT ONLINE STOREにて販売価格、7,900円-
  • ブラックカラーはソフトのみで、PCONES様での取り扱い。サイズと価格は500x417mm 7,000円-と490x490mm 7,700円-

結論から

結論、LA ONDA BLITZは横方向(X-axis)基準で、SpeedからSpeed-Balanceに属するゲーミングマウスパッドです。また、横方向(X-axis)基準で切り返し前(往路)の初動の重さ(最大静摩力)はMediumからSlightly Heavyに属します。切り返し後(復路)は、さらに初動の重さ(最大静摩力)が重たくなります。

カラバリや硬度にもよりますが、表面硬度は37から47のSOFT-MID(タイプE2で測定)でした。国内取り扱いはブラックを除いてVERYTSOFT・SOFT・HARDの3種類で硬さがあるので、欲しいストッピングアシスト具合によって好きな硬さを選ぶといいでしょう。全種類とも硬さにバラつきがなく、均一な中間層なので滑らかな滑り心地で使いやすいゲーミングマウスパッドに仕上がっています。

LA ONDA BLITZは、頻繁にトラッキングを行ったり、激しいマウス操作が求められるゲームをメインにプレイしているゲーマーにおすすめできます。

マウスパッド名表面硬度
(タイプE2で測定)
初動の重さ
(最大静摩力)
横方向(X-axis)
滑り具合
のタイプ
LA ONDA BLITZ BLUE HARD47:MIDMediumSpeed
LA ONDA BLITZ PURPLE HARD45:MIDSlightly HeavySpeed
LA ONDA BLITZ PURPLE VERYSOFT42:SOFTSlightly HeavySpeed-Balance
LA ONDA BLITZ BLACK SOFT41:SOFTSlightly HeavySpeed-Balance
LA ONDA BLITZ BLUE SOFT40:SOFTMediumSpeed-Balance
LA ONDA BLITZ BLUE VERYSOFT40:SOFTSlightly HeavySpeed-Balance
LA ONDA BLITZ PURPLE SOFT37:SOFTMediumSpeed

エッジのパイピングやステッチ処理が非常に丁寧です。マウスが乗り上げたり引っかかる心配はありません。ごく一部のアームカバーを除いて、ほとんどのアームカバーとの相性がよく、引っかかることなく快適に使えます。

中間層底面に施されている防滑処理は、非常に高い性能を持っています。任意の設置位置からずれることはありませんでした。

最もベーシックなブラックだけでなく、ゲーミングマウスパッドとして非常に珍しいパープルやブルーのカラーバリエーションが揃っているので、この色のゲーミングマウスパッドを待ち望んでいた方々にもとてもおすすめです。

外見から確認

LA ONDA BLITZの外見について簡単に述べていきます。

梱包状態

LA ONDA BLITZはフラットパッケージに梱包されていました。

巻き癖や反りがないので開封してすぐにフラットな状態で使いはじめることができます。

表面組織の質感

LA ONDA BLITZの表面組織は、他に類を見ない独特なパターンとなっております。ZOWIE G-SR-SEVAXEE PAシリーズによく似た、ザラザラとした手触りでした。

ステッチ

LA ONDA BLITZは、エッジのパイピングやステッチ処理が非常に丁寧に施されています。画像のとおり、マウスが乗り上げたり引っかかる心配はありません。

ベース 

LA ONDA BLITZの中間層底面に施されている防滑処理は、非常に高い性能を持っています。筆者の環境(Flexispotメラミン化粧板ブラック天板・IKEAメラミン仕上げ天板トロッテン)で、任意の設置位置からずれることはありませんでした。

ビデオ顕微鏡で撮影した写真を見る限りでは、ARTISAN NINJA FX SERIESの防滑パターンとよく似ているように見えます。

アームカバー相性

アームカバー名相性補足
REJECT アームカバー滑らかに滑って相性がよい
Pulsar Gaming Gears eS アームスリーブ滑らかに滑って相性がよい
CW-X アームカバー滑らかに滑って相性がよい
WALLHACKアームスリーブまあまあ滑らかに滑る
EADALIアームカバー×縦方向(Y-axis)の相性が良くない
Vancer アームカバー
(サイズ3XLのみVancerマウス付属)
滑らかに滑って相性がよい
過去のレビュー記事はこちら
シングルレビュー:LA ONDA BLITZ
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シングルレビュー:LA ONDA BLITZ
シングルレビュー:LA ONDA BLITZ

ここから先を読む前に

ここから先は、結論で述べた内容を説明するために初動と滑りについて評価しつつ、他のマウスパッドと詳しく比較していきますが、内容が少しずつ難しくなると思うので摩擦に関する単語や分かったことについて簡単にまとめた補足ページをここに置いておきます。書いてある内容などがもし分からなかったら、下記のページを別タブで開きながら続きを読んでいただければ幸いです。

Topic:マウスパッドの摩擦係数と摩擦力
Topic:マウスパッドの摩擦係数と摩擦力

また、専門的な単語を極力避けるために以下のように置き換えます。

  • 最大静摩擦係数は、初動の重さ係数(最大静摩係数)
  • 最大静摩擦力は、初動の重さ(最大静摩力)
  • 平均動摩擦係数は、滑り具合の係数(動摩擦係数)
  • 平均動摩擦力は、滑り具合(動摩擦力)
  • 平均動摩擦力の標準偏差は、表面の粗さまたは滑り心地の滑らかさ

摩擦測定は横方向・縦方向・斜め45度方向の3方向ごとに、マウスが止まっている状態から動かしたシーンを想定した切り返し前(往路)と、動いている状態から反対方向へ切り返した、切り返し後(復路)の2つのパターンで測定しています。

なお、滑りの評価は係数が一定であることが分かったので滑り具合の係数(動摩擦係数)で行います。

初動の重さ係数(最大静摩係数)は、荷重を大きくすれば同係数が小さくなることが実験から分かったので、初動の評価は荷重150gの条件で測定された初動の重さ(最大静摩力)で評価していきます。

Q
初動の重さ(最大静摩力)のタイプと順序
初動初動の重さ(最大静摩力)のタイプ
Very Light
Light
Medium
Slightly Heavy
Heavy
Very Heavy
Q
滑り具合(平均動摩擦力)のタイプと順序
滑り滑り具合の係数(平均動摩擦係数)のタイプ
Speed
Speed-Balance
Balance
Balance-Control
Control
High-Control
Ultra-Control
Ultra-High-Control

初動と滑り具合の評価

最もベーシックなブラックカラーである、LA ONDA BLITZ BLACK SOFTについて見ていきます。

LA ONDA BLITZ BLACK SOFTの横方向(X-axis)への滑り具合(平均動摩擦力)は、Speed-Balanceに属するゲーミングマウスパッドです。

また、横方向(X-axis)への切り返し前(往路)の初動の重さ(最大静摩力)は“Slightly Heavy”で、切り返し後(復路)の初動の重さ(最大静摩力)は“Very Heavy”でした。

切り返し前(往路)

横方向(X-axis)

縦方向(Y-axis)

斜め45度方向(45deg)

切り返し前(往路)の初動の重さ(荷重150g時)

画像と表のとおり、LA ONDA BLITZ BLACK SOFTの初動の重さ(最大静摩力)の値は横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)の3方向とも近しい値が出ました。

切り返し前(往路)初動の重さ
横方向(X-axis)80.8gf:Slightly Heavy
縦方向(Y-axis)78.6gf:Medium
斜め(45deg)78.7gf:Medium

横方向(X-axis)の初動の重さ(最大静摩力)の評価が、Slightly Heavyとなっていますが、縦方向(Y-axis)と斜め方向(45deg)と近しい値が出ている通り、実際に使用したときの感覚の違いはほよんど感じないです。

切り返し前(往路)の滑り具合

画像と表のとおり、LA ONDA BLITZ BLACK SOFTの滑り具合の係数(平均動摩擦係数)は、横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)とも0.11でした。

切り返し前(往路)の
滑り具合
LA ONDA
BLITZ BLACK SOFT
RAIDEN MIDVAXEE PASATURN PRO
XSOFT 2023
横方向(X-axis)15.6gf
Speed-Balance
11.8gf
Speed
19.3gf
Balance
29.3gf
High-Control
縦方向(Y-axis)16.3gf
Speed-Balance
15.3gf
Speed-Balance
20.0gf
Balance
32.2gf
Ultra-Control
斜め方向(45deg)16.4gf
Speed-Balance
13.5gf
Speed
18.5gf
Balance
34.6gf
Ultra-Control

この計測データを見る限りでは、横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)ともほぼ変わらない同じ滑り具合(平均動摩擦力)でマウスを操作できることが期待できます。

滑り具合の係数(平均動摩擦係数)を測定した区間の、波形本体を巨視的に見れば横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)は、大きく波打つ事はなく乱れのない波形なので、安定した滑りが期待できます。

微視的に見れば波形の乱れが少ない安定した波形なので、滑り心地がとても滑らかです。

切り返し後(復路)

横方向(X-axis)

縦方向(Y-axis)

斜め45度方向(45deg)

切り返し後(復路)の初動の重さ(荷重150g時)

画像と表のとおり、切り返し後(復路)のLA ONDA BLITZ BLACK SOFTの初動の重さ(最大静摩力)の値は横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)の3方向とも近しい値が出ました。

切り返し後(復路)初動の重さ
(最大静摩力)
切り返し前
(往路)との差
横方向(X-axis)100.0gf
Very Heavy
約+19.2gf
縦方向(Y-axis)97.7gf
Very Heavy
約+19.1gf
斜め(45deg)97.9gf
Very Heavy
約+19.2gf

ただ、切り返し前(往路)よりも切り返し後(復路)のほうが、約19.2gf重たくなっているので、初動の重さ(最大静摩力)の評価がMedium/Slightly HeavyからVery Heavyになっています。

切り返し後(復路)の滑り具合

切り返し後(復路)は画像と表のとおり、LA ONDA BLITZ BLACK SOFTの滑り具合の係数(平均動摩擦係数)は、横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)とも0.11-0.12でした。

切り返し後(復路)の
滑り具合
LA ONDA
BLITZ BLACK SOFT
RAIDEN MIDVAXEE PASATURN PRO
XSOFT 2023
横方向(X-axis)16.5gf
Speed-Balance
12.3gf
Speed
20.0gf
Balance
29.2gf
High-Control
縦方向(Y-axis)16.9gf
Speed-Balance
15.3gf
Speed-Balance
20.1gf
Balance
31.5gf
High-Control
斜め方向(45deg)17.1gf
Speed-Balance
13.9gf
Speed
18.5gf
Balance
29.9gf
High-Control

この計測データを見る限りでは、切り返し後(復路)後も、横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)ともほぼ変わらない同じ滑り具合(平均動摩擦力)でマウスを操作できることが期待できます。

滑り具合の係数(平均動摩擦係数)を測定した区間の、波形本体を巨視的に見れば横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)は、大きく波打つ事はなく乱れのない波形なので、安定した滑りが期待できます。

微視的に見れば波形の乱れが少ない安定した波形なので、滑り心地がとても滑らかです。

LA ONDA BLITZ 全バリエーションとの比較

縦軸が滑り具合の係数(平均動摩擦係数)、横軸がマウスパッド名、棒グラフの赤が横方向(X-axis)・緑が縦方向(Y-axis)・青が斜め方向(45deg)の滑り具合の係数(平均動摩擦係数)を示しています。滑り具合の係数(平均動摩擦係数)が大きいほど滑り具合(平均動摩擦力)が重たくなります。

今回取り扱われるLA ONDA BLITZの全色全硬度で、

最も滑り具合(平均動摩擦力)が重たかったのは、LA ONDA BLITZ BLACK SOFT、次点でLA ONDA BLITZ BLUE SOFTでした。

最も滑り具合(平均動摩擦力)が軽かったのはLA ONDA BLITZ PURPLE HARD、次点でLA ONDA BLITZ PURPLE SOFTでした。

マウスパッド名表面硬度
(タイプE2で測定)
初動の重さのタイプ横方向(X-axis)
滑り具合の
タイプ
LA ONDA BLITZ BLUE HARD47:MIDMediumSpeed
LA ONDA BLITZ PURPLE HARD45:MIDSlightly HeavySpeed
LA ONDA BLITZ PURPLE VERYSOFT42:SOFTSlightly HeavySpeed-Balance
LA ONDA BLITZ BLACK SOFT41:SOFTSlightly HeavySpeed-Balance
LA ONDA BLITZ BLUE SOFT40:SOFTSlightly HeavySpeed-Balance
LA ONDA BLITZ BLUE VERYSOFT40:SOFTSlightly HeavySpeed-Balance
LA ONDA BLITZ PURPLE SOFT37:SOFTMediumSpeed

上記の表は硬度の値が高い順番で並べた表になります。最も硬いのがBLITZ BLUE HARDで、最も柔らかいのがBLITZ PURPLE SOFTでした。

切り返し前(往路)の最も初動の重さ(最大静摩力)が重たいものは、LA ONDA BLITZ BLUE VERYSOFTLA ONDA BLITZ PURPLE VERYSOFTが同着で、逆に初動の重さ(最大静摩力)が最も軽かったのが、LA ONDA BLITZ BLUE HARDでした。

他のマウスパッドと比較

滑り具合の係数(平均動摩擦係数)

最も滑り具合(平均動摩擦力)が重たい「LA ONDA BLITZ BLACK SOFT」と、最も滑り具合(平均動摩擦力)が軽い「LA ONDA BLITZ PURPLE HARD」と著名なゲーミングマウスパッドと比較していきます。

縦軸が滑り具合の係数(平均動摩擦係数)、横軸がマウスパッド名、棒グラフの赤が横方向(X-axis)・緑が縦方向(Y-axis)・青が斜め方向(45deg)の滑り具合の係数(平均動摩擦係数)を示しています。滑り具合の係数(平均動摩擦係数)が大きいほど滑り具合(平均動摩擦力)が重たくなります。

特筆すべきはLA ONDA BLITZ PURPLE HARDでしょうか。著名なゲーミングマウスパッドと比べても群を抜いて、横方向(X-axis)・縦方向(Y-axis)・斜め方向(45deg)とも共通で、とても滑り具合の係数(平均動摩擦係数)が小さいです。使用感はとても軽く感じました。

LA ONDA BLITZ BLACK SOFTの横方向(X-axis)の滑り具合の係数(平均動摩擦係数)は、Logicool G640sLogicool G740と近しい値がでました。ただ、表面硬度はそれらよりも若干柔らかいので、ストッピング性能が期待できそうです。

マウスパッド名表面硬度
(タイプE2で測定)
横方向(X-axis)
滑り具合のタイプ
縦方向(Y-axis)
滑り具合のタイプ
斜め方向(45deg)
滑り具合のタイプ
LA ONDA BLITZ BLACK SOFT41:SOFTSpeed-BalanceSpeed-BalanceSpeed-Balance
LA ONDA BLITZ PURPLE HARD45:MIDSpeedSpeedSpeed
Logicool G640s51:MIDSpeed-BalanceSpeed-BalanceSpeed-Balance
Logicool G74052:MIDSpeed-BalanceSpeed-BalanceSpeed-Balance
Razer GIGANTUS V258:HARDSpeed-BalanceBalanceSpeed-Balance
Steelseries QcK Edge50:MIDSpeed-BalanceBalanceSpeed-Balance
Steelseries QcK HEAVY55:HARDSpeedSpeed-BalanceSpeed

まとめ

LA ONDA BLITZは横方向(X-axis)基準で、SpeedからSpeed-Balanceに属するゲーミングマウスパッドです。また、横方向(X-axis)基準で切り返し前(往路)の初動の重さ(最大静摩力)はMediumからSlightly Heavyに属します。切り返し後(復路)は、さらに初動の重さ(最大静摩力)が重たくなります。

カラバリや硬度にもよりますが、表面硬度は37から47のSOFT-MID(タイプE2で測定)でした。ブラックを除いてVERYSOFT・SOFT・HARDの3種類で硬さがあるので、欲しいストッピングアシスト具合によって好きな硬さを選ぶといいでしょう。全種類とも硬さにバラつきがなく、均一な中間層なので滑らかな滑り心地で使いやすいゲーミングマウスパッドに仕上がっています。

エッジのパイピングやステッチ処理が非常に丁寧です。マウスが乗り上げたり引っかかる心配はありません。ごく一部のアームカバーを除いて、ほとんどのアームカバーとの相性がよく、引っかかることなく快適に使えます。中間層底面に施されている防滑処理は、非常に高い性能を持っています。任意の設置位置からずれることはありませんでした。

マウスパッド名表面硬度
(タイプE2で測定)
LA ONDA BLITZ BLUE HARD47:MID
LA ONDA BLITZ PURPLE HARD45:MID
LA ONDA BLITZ PURPLE VERYSOFT42:SOFT
LA ONDA BLITZ BLACK SOFT41:SOFT
LA ONDA BLITZ BLUE SOFT40:SOFT
LA ONDA BLITZ BLUE VERYSOFT40:SOFT
LA ONDA BLITZ PURPLE SOFT37:SOFT

①滑り具合の係数(平均動摩擦係数)が最も小さかった、LA ONDA BLITZ PURPLE HARDは著名なゲーミングマウスパッド5種と比較したところ、それらよりも軽いスピードパッドでした。②最も滑り具合(平均動摩擦力)が重たい「LA ONDA BLITZ BLACK SOFT」は、Logicool G640sLogicool G740と近しい値がでました。BLITZ PURPLE VERYSOFT / SOFT, BLITZ BLUE VERYSOFT / SOFT / HARDの滑り具合の係数(平均動摩擦係数)は①と②の間にあります。

LA ONDA BLITZは、頻繁にトラッキングを行ったり、激しいマウス操作が求められるゲームをメインにプレイしているゲーマーにおすすめできます。

どの硬さと色を選んでも、LA ONDA BLITZは基本的なスペックがとても高いマウスパッドなので、横方向(X-axis)の滑り具合の係数(平均動摩擦係数)を表している赤い棒グラフでどのくらいの滑りが欲しいかで選んでもいいと思いますし、硬さで選んでもいいと思います。

また、最もベーシックなブラックだけでなく、ゲーミングマウスパッドとして非常に珍しいパープルやブルーのカラーバリエーションが揃っているので、この色のゲーミングマウスパッドを待ち望んでいた方々にもとてもおすすめです。私はBLUE SOFTがとても気に入りました。

LA ONDA

BLITZ

2024年4月19日現在

3種類の硬度と
パープル・ブルーカラーは
LIT ONLINE STOREのみ

490x490mm 7,900円-

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